毎年、エリザベス女王がスコットランドに滞在される夏の期間は、バッキンガム宮殿の一部が一般公開されます。私達がよく目にするのはバッキンガム宮殿の東正面で、エリザベス女王は宮殿内の北側にお住まいです。
実は、一般公開が始まったきっかけは、エリザベス女王が週末を過ごされるウィンザー城で1992年に起こった火事によって、王室は多額の修復費用が必要になったためなのです。
宮殿内部を見学するにはチケットが必要ですが、インターネットで購入可能ですので、事前に購入されることをおすすめいたします。購入時に入場時間指定ができますので、衛兵交替式が行われる日を調べて、交替式を見たあとに宮殿見学の入り口に向かう方法もあります。
ガーデンハイライトツアーがセットになったチケットも発売されますが、こちらは早く売り切れてしまいますのでガーデンに興味がある方は早めに購入しましょう。
※2017年の一般公開日は7月22日〜10月1日です。
一般公開されるのは、ステートルーム(公式諸間)19室。豪華絢爛な部屋はそれぞれ見ごたえがあり、日本語オーディオガイドの解説を聞きながら19室を見学するのに、最低2時間はかかります。部屋に飾られている王室コレクションの名画の数々をじっくり見たい方はさらに時間が必要です。中には、王室メンバーのウェディングフォトが撮影された部屋があったり、見覚えのある部屋がいくつかあるかもしれません。
宮殿内の見学を終えて宮殿の西側に出ると、美しいガーデンが広がっています。宮殿内部で写真撮影はできませんが、西正面での写真撮影は許可されていますので、記念写真はここで撮りましょう。
そして夢のような時間はまだまだ続きます・・
バッキンガム宮殿では、夏の一般公開に合わせて宮殿西側のテラスにガーデンカフェがオープンします。バッキンガム宮殿見学のチケットを手に入れ内部を見学した人しか利用できないスペシャルなカフェなので、バッキンガム宮殿の中庭を眺めながら、ティータイムを楽しんでみてはいかがですか?
混み合っている場合がありますが、ここはどうか諦めずに席が空くまで待って下さい!
カフェでは紅茶、パティシエ特製のケーキ、サンドウィッチなどがいただけます。時がゆったりと流れるバッキンガム宮殿でのティータイムは大人もワクワクする貴重な体験。女王様がお住まいの宮殿でお茶ができるなんて、イギリスだけかもしれませんよ。
ガーデンを通って出口に向かいますが、途中でお土産売り場にもぜひ立ち寄ってみましょう。紅茶、ビスケット、ワイン、ホームウェア、エリザベス女王が飼っているコーギー犬のぬいぐるみなど可愛いグッズまで揃っています。
そしてゆっくりガーデンを歩き、出口を出るまでバッキンガム宮殿を楽しんで下さい。
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(2024/4/25更新)
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