「東扇島西公園」の運河沿いはテラス状の平地となっていて、釣りをする人には都合の良い地形となっていますが、内陸側は丘陵状になっているため、少し高い場所に上ると園内の様子を眺めることができます。
太陽が地平線に近づく時間帯でも中にはまだ釣りに励む人も多い中、丘陵エリアから運河沿いを眺めると、釣り人がシルエットとなって素晴らしい光景となり、何かドラマが生まれるようでわくわくなるでしょう。空の色もトワイライトカラーの序章ともいえる濃い橙色が非常に魅力的です。
写真:木村 優光
地図を見る太陽が完全に沈む数分前、陽の光が黄金色となって様々なものに反射し、きらきらとした園内は一日の終わりを徐々に告げるかのよう!少しさみしい気持ちになりますが、これはこれでトワイライトタイムの始まりに過ぎないのです。
写真:木村 優光
地図を見る太陽が完全に沈んだ後はトワイライトタイムが始まります。陽の光が弱まることで今まで見えていなかったものが見え始め、特に対岸の工場の隙間から見える富士山のシルエットは、稜線までもがきれいに見えることから、思わず声を上げてしまうほどの美しさに!
視界が西向きのため、夕刻以降の空気が澄んだ日には、夕焼け空背景に扇島の工場夜景を見ることが可能!対岸の工場夜景は光量はそれほど多くありませんが、製鉄所独特のオレンジ光が特徴的です。
写真:木村 優光
地図を見る写真:木村 優光
地図を見る対岸の「扇島」はそのほとんどのエリアが大手製鉄メーカーの敷地で、普段は一般の人が入ることができないエリアです。そんなエリアを運河を隔てて見ることができるのも「東扇島西公園」の良いところ!
時には対岸に大型船が停泊し、製鉄の材料となる素材の荷卸しを行っている光景も見ることができます。そして鉄を作っているときには施設内からは炎が上がることもあり、ものつくりの激しさを見ることができます。
オレンジ色の夕焼け空にオレンジ色の工場夜景、どちらにも情熱を覚えることは間違いなし!オレンジ光の夜景は元気がみなぎると言われますが、まさにそのとおり!落ち込んでしまった時にはここに来て、オレンジ光の工場夜景を観賞してみましょう。明日からの活力が間違いなく湧いてくるはずです。
写真:木村 優光
地図を見る対岸の「扇島」では前にも述べたように鉄を作っている関係で、火をふんだんに使用します。その関係で、ガスは必要不可欠なもの!もちろん使用するガスの量も半端ないため、大型船でのガスの搬送が一般的です。
写真は扇島の岸壁に停泊している大型船ですが、積んでいるものと言えば大型の球型タンク!タンクは船に常時取り付けられていますので、配管を繋いで中身のガスだけを「扇島」内の各工場設備へ送り込みます。
なお、ガスといっても略語で表記すると「LNG」と表記される都市ガスがメインですので、写真の大型タンク船にもLNGと書かれていることがあり、何を運んでいるのか一発でわかるようになっています。
写真:木村 優光
地図を見る日没後の園内は真っ暗というわけではなく、所々に外灯が施され、比較的雰囲気のある公園です。特に丘陵地形エリアにはモダンな東屋があるため、夜間でも比較的安心して夜景観賞をすることができます。ベンチもありますので、座ってゆっくりと工場夜景観賞に浸ることができますよ。
写真:木村 優光
地図を見るまた園内南側には360°見渡せる展望ポイントも!こちらは対岸の工場エリアはもちろんのこと、海側も比較的よく見ることができます。「東扇島西公園」からはかなり距離がある川崎港沿岸でも、船自体がメンテ灯などでライトアップされているため、かなりの迫力感を味わうことができます。
写真:木村 優光
地図を見る園内の東側は丘陵状の芝生エリアとなっていて、敷物を持参すれば寝転がってピクニック気分を味わうことも可能!お弁当持参で午前中から訪問すれば夕刻までゆっくりとくつろぐことができる1日になるでしょう。
東扇島は東西に長細い形状の人口島のため、端から端までの距離が約4km弱!そんな東端には「東扇島西公園」と同じようなオアシス的な「東扇島東公園」があります。どちらも水辺沿いの公園で、対岸には工場夜景を望むことができる共通点が!
そして島の中央部には川崎市が運営する「川崎マリエン」があります。こちらも最上部には展望台があり、東扇島の夜景を一望!夕方から夜間にかけて夜景を見るだけでも十分に有意義な時間を過ごすことができる「東扇島」、オススメです!
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(2024/4/26更新)
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