写真:潮 佳澄
地図を見る琉球ガラス村は沖縄県最大の手作りガラス工房です。本島の南部、ひめゆりの塔からほど近い糸満市にあります。那覇空港から25分ほど、自然豊かな道を抜けると、カラフルな建物が青空に浮かび、フォトジェニックな空間を生み出している「琉球ガラス村」の建物が目に飛び込んできます。きらきらと輝く理由は、なんとカラフルなタイルすべてがガラスでできているから!
建物に近づいてみると壁はさまざまな色のガラスでつくられ、柱には沖縄ならではの装飾が施されていることがわかります。沖縄らしい彩りを放つ建物をバックにインスタ映えする1枚を撮るのに夢中になっている人もちらほら…。
写真:潮 佳澄
地図を見る沖縄の空と海の青さ、草花の色をとじ込めたような琉球ガラスの色のひみつは、製造法にあります。琉球ガラスは、戦後、駐留米軍が使ったコーラやビールの瓶といった色つきガラスを再加工した独特なデザインから広く受け入れられるようになりました。今では、沖縄をイメージした鮮やかな色合いを出すために、調合師たちが色づくりをおこなっています。
一点一点、色合いからかたちづくりまで、それぞれの職人ワザが光るのが長く愛される魅力の秘密です。
写真:潮 佳澄
地図を見るガラスショップのエントランスホールは、壮大なステンドグラスが出迎えてくれます。沖縄の真っ赤な太陽を思わせる2,223枚、総重量16トンものガラスで作られた"琉球ガラスドーム"は足を止めて圧倒される美しさ。
提供元:琉球ガラス村
http://www.ryukyu-glass.co.jp/琉球ガラス製品の魅力は、厚みと"泡"と呼ばれるガラスにふくまれる気泡にあり、特徴が生かされた製品がずらりと並べられたガラスショップは見て回るだけでも時間がかかるほどの品揃え。工場からの直売店なだけあって、他では見ない個性的なデザインのインテリアや食器などが数多くあります。
写真:潮 佳澄
地図を見る職人たちが汗を流す工房では熱気を間近で感じることができます。ガラス工房の中央にある窯の温度は1300℃。窯の中からは真っ赤に燃えるガラスが取り出され、職人たちが"吹きガラス"や押し型に流し込んで形をととのえていきます。熟練の職人たちがそれぞれにあうんの呼吸で仕事をする姿に息をのんで魅入ってしまいます。何より、熱気ただよう工房で働く姿がかっこよすぎる!
工房見学は9:00〜17:30の間はいつでも無料で見学可能。見学は外側からですが、グラスを作る"吹きガラス作り体験"を申し込めば工房で型吹き・飲み口の仕上げを体験できます。他にもアクセサリー作りなどの体験教室もあるので、公式HPをチェックしてみて。
<吹きガラス作り体験の基本情報>
受付時間:午前の部 9:30〜11:30/午後の部 14:00〜16:00
・完成品は3日後以降、店舗か宅配で受け取り
・グラスの色指定はできません。
提供元:琉球ガラス村
http://www.ryukyu-glass.co.jp/ガラスショップから少し離れたところにある"アウトレットショップじゃんがらや"では、リーズナブルな価格で琉球ガラス製品が手に入ります。生産中止品や試作品、販売基準には満たなかったものが販売されていますが、ハンドメイドであるからこそ生まれる個性に親しみがもてます。お気に入りの手になじむ1つが見つかるはずです。
ガラスづくりが体験できるだけではなく、建物を含め美しさを楽しめる琉球ガラス村。沖縄の太陽、空、海、草花といった自然の色をイメージさせる琉球ガラスは、風景を持って帰るような一品。
工房を含め屋内施設のため、雨が降った時にも楽しむことができるというところもポイントです。長く愛される琉球ガラスの美しさを100%楽しめる「琉球ガラス村」で色彩に魅せられるひとときを過ごしてみてはいかが?
住所:沖縄県糸満市字福地169番地
電話番号:098-997-4784
アクセス:「豊見城・名嘉地IC」から国道331号を南下 約20分。
料金:入場料無料。駐車場無料。(体験は有料)
営業時間:9:00〜18:00(年中無休)※工場見学は17:30まで。
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/26更新)
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