絶滅危惧種のアヤメやツツジも!初夏の那須高原は花盛り

| 栃木県

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

絶滅危惧種のアヤメやツツジも!初夏の那須高原は花盛り

絶滅危惧種のアヤメやツツジも!初夏の那須高原は花盛り

更新日:2017/05/06 20:51

趣美人 MAKKYのプロフィール写真 趣美人 MAKKY 関東旅行ブロガー、那須高原写真家、滝巡り案内人、那須の郷土研究家

那須山の麓に広がる那須高原は、四季を通じて様々な草花を楽しむ事ができますが、昔から皇室と縁の深いこの地方でなければ見る事のできない花があります。その名もナスヒオウギアヤメ。昭和天皇が命名されご自身の著書「那須の植物誌」で紹介されています。環境省絶滅危惧種、栃木県絶滅危惧I類に指定され、毎年5月下旬〜6月中旬に咲く貴重な花です。同時期に御用邸に隣接するロイヤルロードを彩るツツジも見頃になります。

- PR -

「ナスヒオウギアヤメ」の名前は昭和天皇が命名

「ナスヒオウギアヤメ」の名前は昭和天皇が命名

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

那須高原一つ樅(ひとつもみ)地区を通る道路県道68号線の道路をはさんだ、両側の2カ所にナスヒオウギアヤメの約2千株の群生を見る事ができます。この花は葉の部分が、皆さんがご存じの普通のアヤメよりずっと大型で見応えがあります。水のある場所や湿地に咲きます。

背がとても高く1メートルくらいの茎があります。種子は結ばないので株分けで増やす以外方法がありません。色は上品な紫色で、まさにロイヤルパープルという表現がぴったりの花です。

「ナスヒオウギアヤメ」の名前は昭和天皇が命名

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

ナスヒオウギアヤメは、昭和37年に宮内庁の職員が那須町一つ樅の水田そばで標本草を発見し、植物学者としても高名な昭和天皇が研究してその名が付けられたものです。
ナスヒオウギアヤメは、環境省レッドデータブック絶滅危惧種II類、栃木県レッドデータブック絶滅危惧I類(Aランク)に指定されています。

那須町池田地区地域づくり委員会の皆さんが、ナスヒオウギアヤメの絶滅保護を目的に、一つ樅の休耕田を利用して群生植栽されています。見ごろを迎えるのはその年の気候にもよりますが、おおむね5月下旬から6月中旬くらいまでが最適で、青紫の綺麗な花を咲かせて、訪れた方の目を楽しませてくれます。

「ナスヒオウギアヤメ」の名前は昭和天皇が命名

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

ナスヒオウギアヤメ一ツ樅(ひとつもみ)の群生地は、県道68号線沿い広谷地交差点と池田交差点の中間程にあります。ホテルや那須中学校、オルゴール美術館の入り口へ続く進入道路付近ですので、早朝の散歩コースとしても最適のロケーションです。

那須町では群生地が3ヵ所あり、一つ樅の道路を挟んだ2カ所と、まだ規模は小さいですが、この場所から池田交差点近くの那須高原小学校の裏手にもあります。

ロイヤルブルーの美しさを体感するには、少しうす曇りの光が最適です!

ロイヤルブルーの美しさを体感するには、少しうす曇りの光が最適です!

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

ナスヒオウギアヤメは、日本で栃木県那須町と那須塩原市の一部にだけに咲く絶滅危機種ですが、いつまでもこの花が残るようにとの願いから、近年では株分けにより移植され、日光市の田母沢御用邸記念公園と那珂川水遊園でも見る事が出来るようになりました。

この花が咲き始めると那須高原は初夏を迎えます。多くの皆さんがカメラ片手に、群生地を訪れます。鑑賞や写真撮影に適した天候は、快晴も良いのですが、薄曇りの陽ざしがお奨めで気品のある綺麗な花色が楽しめます。

ロイヤルブルーの美しさを体感するには、少しうす曇りの光が最適です!

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

ナスヒオウギアヤメは漢字では那須檜扇菖蒲と書きます。ナスヒオウギアヤメの母のヒオウギアヤメは、文仁親王妃紀子(ふみひとしんのうひ きこ)様のお印にもなっています。同じ時期に咲くゴヨウツツジ(しろやしお)は、敬宮愛子内親王殿下のお印です。ナスヒオウギアヤメは、皇居二の丸庭園にも植栽されているそうですよ。

ロイヤルブルーの美しさを体感するには、少しうす曇りの光が最適です!

写真:趣美人 MAKKY

那須御用邸沿いの「ロイヤルロード」は隠れたツツジの名所

那須御用邸沿いの「ロイヤルロード」は隠れたツツジの名所

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

那須町池田交差点から一軒茶屋南交差点までの県道21号線の区間は、通称「那須ロイヤルロード」。天皇皇后両陛下をはじめとする皇族方が御静養の際利用されています。この道路は那須御用邸の敷地に沿うように走っているため、そう呼ばれています。この道路の中間約1.5キロメートルには、毎年5月中旬から6月中旬にかけて、真っ赤なツツジが見頃を迎えます。

那須御用邸沿いの「ロイヤルロード」は隠れたツツジの名所

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

緑の林の中にあるツツジの赤い色が一際引き立っています。池田交差点から一軒茶屋交差点までの区間は、普段なら車で約5〜6分で通り抜けられますが、観光シーズンの最盛期には凄い渋滞の発生する区間でもあります。ツツジの咲いている約1.5キロメートルを含めて、駐車することは出来ません。あくまで車窓からの見物となります。

那須御用邸沿いの「ロイヤルロード」は隠れたツツジの名所

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

那須御用邸敷地内に咲くツツジも美しい。

那須御用邸に沿うように、真っ直ぐ伸びるロイヤルロード

那須御用邸に沿うように、真っ直ぐ伸びるロイヤルロード

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

5月下旬から6月下旬の開花時期には、道路沿うように数万本のツツジが咲き誇ります。

那須御用邸に沿うように、真っ直ぐ伸びるロイヤルロード

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

道路両側が那須御用邸用地です。那須高原の雰囲気をあじわえる場所の一つです。

那須御用邸に沿うように、真っ直ぐ伸びるロイヤルロード

写真:趣美人 MAKKY

地図を見る

那須高原のツツジの名所といえば、この道路沿い以外に「那須八幡のツツジ群生地」があります。20万本以上のツツジやトウゴクミツバツツジ、サラサドウダンが咲き誇る、北関東有数の名所となっています。

ナスヒオウギアヤメと那須ロイヤルロードのまとめとして

いかがでしたか?5月下旬からわずかな期間に那須でしか見る事の出来ない花「ナスヒオウギアヤメ」、そして那須高原を代表する風景の「那須ロイヤルロード」のツツジ、那須へお越しの際は是非ともご覧ください。

※ナスヒオウギアヤメ群生地および那須ロイヤルロードには、駐車場等はありません。あくまで車窓からの鑑賞となります、また御用邸敷地内には立ち入る事は出来ませんのでくれぐれもご注意願います。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/05−2017/05/28 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

事業拡大のため、デザイナー、システムエンジニア募集中!国内最大級の旅行サイトを一緒に作りませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ