1928年に開業したザ・ペニンシュラ香港は、香港の最高級ホテルとして、世界中のゲストに愛され続けています。
ペニンシュラといえば、ロビーでのイギリス式アフタヌーンティーが有名ですが、レストランやバーもそれぞれ素晴らしいのです。スイス料理のチェサは予約が取れないほどの人気ですし、28階にあるフェリックスでは、あのフィリップ・スタルク氏がデザインした遊び心がある大人の空間でカクテルやディナーを楽しめます。
今回ご紹介するのは、広東料理レストラン嘉麟楼(スプリングムーン)。格式あるホテルのダイニングと聞くと敷居が高そうですが、スマートだけどあたたかく心地よいサービスで私達を迎えてくれます。
ランチタイムには、海老蒸し餃子やチャーシュー饅頭などの点心がいただけます。点心メニューは比較的リーズナブルですが、ここはペニンシュラですから一流の点心師が丁寧に作ったスペシャルな点心が味わえるのです。
また、日本人の口に合う味付けなので、どの料理を頼んでも満足していただけるはずです。
シグネチャーディッシュの中から選んでほしいのは北京ダック。一流レストランを知り尽くした香港のグルメな人々が「スプリングムーンの北京ダックは美味しい」と言うのです。
こちらではカットする前に、皮だけor皮と身、どちらがいいか好みを聞いてから、白い手袋をつけて目の前でカットしてくれます。
噂の北京ダックは香ばしくパリパリ!食材へのこだわりと丁寧に焼き上げるプロの技が光る、本場の北京でもなかなか味わえない極上の北京ダックです。
北京ダックは2コースでサーブされますので、皮をカットしたあとのお肉を使ってもう一品楽しめます。でも他のレストランとは違うのは、これもメインディッシュに仕上げてくれるところがスプリングムーンの実力なのです。
シグネチャーディッシュの一つ、美しい黄金色の蟹肉と卵入りのビーフンは、蟹の旨みが麺に絡んで絶品です!
実は、XO醤はここスプリングムーンで誕生した調味料なのです。本家本元のXO醤はホタテの貝柱などがたっぷり入った豪華なもの。ここに来たら絶対に味わって下さい!
(写真はぷるぷるもちもちの腸粉をXO醤で炒めた料理)
香港土産として人気があるザ・ペニンシュラ香港のXO醤。地下のブティックや空港で購入可能ですが、スプリングムーンでも購入できるのです。
スプリングムーンのスタッフにXO醤をお願いすると、キッチンで瓶詰めしたものを販売してくれます。ただしお土産用のXO醤とは違って、スプリングムーンで直接購入したものは要冷蔵で賞味期限が短いのですが、XO醤発祥のレストランで作られたものですから、世界でここでしか手に入らない味です。
誰もが憧れるザ・ペニンシュラ香港。スプリングムーンでの食事を旅のメインにしても、きっと期待以上のあたたかな思い出を心に刻んでくれるでしょう。
もっとペニンシュラを知りたくなったら、次回はぜひ宿泊してゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。ラグジュアリーなお部屋でいただくウェルカムティーに始まり、数々の“ペニンシュラらしさ”にふれ、チェックアウトまで忘れられないステイになるはずです。
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