写真と寺院がコラボ「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2017」

写真と寺院がコラボ「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2017」

更新日:2017/05/04 12:37

Sige pandaのプロフィール写真 Sige panda パンダライター、パンダスポット探検家
2017年で5回目を迎える「KYOTOGRAPHIE(キョウトグラフィー)京都国際写真祭」が京都市内各地にて開催中です。毎年春頃に開催され、今年は4月15日(土)から5月14日(日)までの開催です。
日本でも数少ない、国際的なフォト・フェスティバル。世界で活躍する写真家たちの作品や貴重なフォトコレクションに出会うチャンス。
展示会場は京都市内の16箇所。見所や楽しみ方をご紹介します。

展示会場は赤い旗が目印!まずはパスポートを手に入れよう

展示会場は赤い旗が目印!まずはパスポートを手に入れよう

写真:Sige panda

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KYOTOGRAPHIEの会場を回るのに便利なのがパスポート。全会場に会期中各1回のみ入場可能(美術館えきKYOTOを除く)で、一般:3,000円、学生(大学・高校・専門生):2,000円で販売されています。そしてうれしい事に、中学生以下は入場無料なのです。(美術館えきKYOTOを除く)

パスポートは各会場にて購入可能です。KYOTOGRAPHIEの赤い旗が目印。パスポートと会場mapを手に入れたら出発です。mapは公式ホームページからダウンロードすることも可能です。

展示会場は赤い旗が目印!まずはパスポートを手に入れよう

写真:Sige panda

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2016年3月に改装のため閉館した、元・新風館内に設けられた特設会場にはインフォメーションブースを設置。各種パスポート、KYOTOGRAPHIEの関連書籍やグッズの購入も可能です。

会場情報やおすすめコースも教えてくれるそうなので、興味のある方は是非立ち寄ってみて下さい。普段は立ち入れない、ちょっと廃墟っぽい元・新風館の雰囲気にもワクワクしますよ。

展示会場は赤い旗が目印!まずはパスポートを手に入れよう

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元・新風館ではBMWクルーズ・バイクの1日無料レンタルも可能。メインスポンサーであるBMW提供のかっこいいクルーズ・バイクなら、ちょっと特別な気分で効率的に会場を回れます。受付・返却時間は10時から19時30分まで。各種パスポートの提示と免許証等の身分証明書が必要です。

さらに土日祝は100%電気自動車BMW i3による巡回シャトルもあり。こちらは約20〜30分間隔で烏丸御池を中心に3方面へ各エリアを巡回しているので、出会えたらラッキー。運行時間は10時より18時まで。1回の定員は3名です。

写真に詳しくなくても楽しめる 豪華なラインナップ

写真に詳しくなくても楽しめる 豪華なラインナップ

写真:Sige panda

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『京都国際写真祭』などというと、なんだか堅苦しい気もしますが、写真に詳しくなくても充分楽しめる展示になっています。

たとえば写真の展示は荒木経惟。アラーキーの愛称で知られる現代美術家です。『机上の愛』と題されたこの展示は、禅寺 建仁寺・両足院の静かな空間で開催されています。新緑の庭と極彩色の静物写真が一体となってとても素敵な空間になっています。

京都の街中を巡りながら「歴史的建造物を活用した斬新な展示デザイン」としてお城やお寺、町家など京都ならではの会場での展示を見る。普段あまり立ち入る事のない場所や刺激的な作品。どちらも楽しめるのがKYOTOGRAPHIEなのです。

写真に詳しくなくても楽しめる 豪華なラインナップ

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二条城では、アメリカの肖像写真家アーノルド・ニューマンの没後初となる国内での回顧展を開催中。アーノルド・ニューマンといえば、マリリンモンローやパブロ・ピカソなど各界の著名人のポートレートを撮影した、ポートレート界の巨匠。被写体の慣れ親しんだ住まいや仕事場で撮られたポートレート。彼らの作品やイメージをそのまま納めたような作品を重要文化財の二の丸御殿台所・東南隅櫓という特別な場所で鑑賞する事ができます。

また特別展示として、アメリカポップアートの代表的アーティスト、アンディ・ウォーホルが被写体となったポートレートと、ウォーホルによるBMWアートカーと関連映像も展示されます。お城と車、中々見られない光景です。(二条城の展示へは別途入城料が必要)

写真に詳しくなくても楽しめる 豪華なラインナップ

写真:Sige panda

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そして入場無料の会場も豪華。元・新風館(吉田亮人・スーザンバーネット)や、西陣の帯の卸店舗でもある誉田屋源兵衛(ロバート・メイプルソープ)、京都御所近くにある虎屋の京都展に併設された、虎屋京都ギャラリー(フランス国立ギメ東洋美術館 写真コレクション)など。興味を持ったら、まずは入場無料の会場を覗いてみるのも良いかもしれません。

週末ガイドツアーやトークイベント、体験型ワークショップなども充実

週末ガイドツアーやトークイベント、体験型ワークショップなども充実

写真:Sige panda

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通常の展示の他にも、週末ガイドツアーやトークイベント、体験型ワークショップなど、来場者向けのイベントや展示作家から写真制作を多角的に学ぶマスタークラスなど約60におよぶ多彩なパブリックプログラムも。

こども達にも写真に親しんでもらえるように、キッズワークショップやキッズプログラムも充実しています。スタンプラリーもできる「キッズパスポート」も各会場にて配布しています。

写真の展示は京都文化博物館 別館にて開催中のラファエル・ダラポルタのショーヴェ洞窟。こちらでは展示にちなんで『旧石器時代の道具に触れてみよう、使ってみよう』というイベントが開催されます。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017を満喫するために

KYOTOGRAPHIE 2017年のテーマは『LOVE』。
私たちが「愛」と呼ぶ感覚をそれぞれどのような形で表現されているのか。さまざまな「愛」は、日常の中で何かアクションを起こす刺激を与えてくれるかもしれません。写真を通じて「愛」を共有する事が1つのテーマとなっています。

赤い旗が気になって、会場を覗く方もたくさんいらっしゃいます。パスポートを購入しなくても、無料の会場や単体のチケット販売もありますので、気になったら、まずは1箇所ご覧になることをおすすめします。

開館時間、休館日などそれぞれの会場により異なりますので、出かける前に公式ホームページで確認する事をお勧めします。

<会場>※京都市内16箇所
二条城 二の丸御殿台所 東南隅櫓(二条城エリア)
堀川御池ギャラリー(二条城エリア)
元・新風館(四条烏丸〜烏丸御池エリア)
京都文化博物館 別館1階・2階(四条烏丸〜烏丸御池エリア)
建仁寺 両足院(祇園エリア)
ASPHODEL(祇園エリア)
ほか。

詳しくは下部の『この記事の関連MEMO』の公式ホームページをご覧下さい。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/14−2017/04/30 訪問

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