浦上天主堂でミサ体験ができるYH「長崎カトリックセンター」

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浦上天主堂でミサ体験ができるYH「長崎カトリックセンター」

浦上天主堂でミサ体験ができるYH「長崎カトリックセンター」

更新日:2017/05/01 18:05

宮腰 由希子のプロフィール写真 宮腰 由希子 国際関係スペシャリスト、ロシア語通訳翻訳

長崎の原爆爆心地に近く、壊滅的な被害を受けた浦上天主堂の隣にあるユースホステル「長崎カトリックセンター」は、原爆資料館周辺の観光が徒歩圏内であり、価格もリーズナブルだ。男女別のドミトリーからは浦上天主堂が眺望できるが、ミサ体験にも参加すると、通常の観光では入ることのできない教会内部まで入ることができ、歴史の深い教会の説明や貴重な原爆の話が聞ける。

浦上天主堂の隣に立地するユースホステル

写真:宮腰 由希子

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国際ユースホステル連盟に加盟している「長崎カトリックセンター」は、浦上天主堂と道路を挟んで左隣にあるので、長崎駅からはやや遠いが、初めてでもわかりやすい。バスで浦上天主堂まで行くか、路面電車で「松山駅」まで行き、そこから徒歩8分ほどだ。また、長崎空港から来る場合は、リムジンバスに乗り、「松山駅」で降りよう。

写真:宮腰 由希子

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チェックインは16時から22時半までで、23時にはドミトリーや大浴場も消灯となるが、1階ロビーにあるラウンジは24時間利用できる。ラウンジには電子レンジや無料の冷水やお湯、お茶、有料のコーヒーサーバーがあり、マンガや長崎観光案内の雑誌なども豊富に取り揃えられている。フロント横にはセーフティボックスとしても使用できる施錠可能なロッカーもある。

写真:宮腰 由希子

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客室は男女別ドミトリーの他、1〜5人まで、または、5〜10人までの和室があり、カトリック教徒や国際ユースホステル会員以外の一般客でも宿泊できる。

宿泊料金は長崎市内のドミトリーの中でも最安値であり、設備にはやや古さを感じるが、大浴場やシャワールーム、コインランドリーなどの必要なものはすべて完備されている。提供されるタオルはとても清潔感があり、宿泊者が少しでも快適に過ごせるような気配りが感じられる。

浦上天主堂でのミサ体験

写真:宮腰 由希子

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浦上天主堂では一般の宿泊者向けにミサ体験を実施している。カトリック教徒でなくても気軽に参加できるミサが珍しいというだけではなく、ミサ体験に参加すれば、通常の観光では立ち入りが禁止されている教会の内部まで見学することが可能だ。浦上天主堂は長崎のキリシタン弾圧の歴史を語るには欠かせない教会であり、その深い歴史や原爆投下で壊滅的な被害を受けた貴重な話をミサ体験後に聞くことができる。

原爆資料館周辺の見学に最適で、より原爆投下の歴史への理解が深まるホステル

写真:宮腰 由希子

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「長崎カトリックセンター」は爆心地から500メートル地点にあり、「被爆マリア像」が保管され、原爆で吹き飛ばされた鐘楼や破壊された聖人の石像が残されている浦上天主堂はもちろんのこと、平和公園、原爆資料館も近い。その他、原爆により妻を失い、自らも白血病を患いながら人々の治療にあたったカトリック信徒の医師である永井隆記念館や、防空壕の残る山里小学校、被爆校舎が保存されている城山小学校といった主要な原爆遺跡もすべて徒歩圏内だ。

ミサ体験に参加しなくても、ここに宿泊することで、キリスト教が深く根付いた爆心地周辺の地域性を肌で感じることができ、長崎の原爆投下の悲劇に対する理解を一層深められるに違いない。ドミトリーやセンターの表側の客室には、浦上天主堂を眺望できるバルコニーもあり、夜のライトアップされた美しい教会を見ていると、かつてここが焼け野原と化したとはとても思えないほど見事だが、同時に、心身共に傷ついた人々の支えとなったカトリックの役割の大きさを感じることができ、長崎滞在をより有意義なものにしてくれるだろう。

「長崎カトリックセンター」に泊まって原爆投下の歴史を深く学ぼう

爆心地から近い「長崎カトリックセンター」は、宗教や人種の違いを超えて、国内外からのゲストが原爆の悲劇を学ぶことができるホステルだ。安価で原爆遺跡の観光に便利なだけではなく、原爆で破壊された浦上天主堂でのミサ体験では通常は立ち入ることのできない教会内部まで入って、キリシタン弾圧の歴史や原爆投下の貴重な説明を聞くことが可能だ。原爆投下について学びに長崎を訪問する人にはぜひ泊まってもらいたい宿だ。

掲載内容は執筆時点のものです。

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