写真:鮎川 キオラ
地図を見る今帰仁城跡は沖縄本島北部に突き出した本部半島に位置する歴史あるグスク(城)です。琉球が統一される前の13世紀頃に築かれたと伝わっています。沖縄県内に9つ登録される世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつでもあり、日本百名城にも数えられているんですよ。城内は8つの郭から成っており、首里城に匹敵する規模を誇るスケールは、見ごたえありの名城です。
標高約100メートルの小高い丘の上に建ち、地形に沿ってゆるやかな曲線を描く1500mもの城壁は、見る者を圧倒する美しさです。中国の万里の長城を思わせる城壁は、大陸との交易が盛んだったことを物語るような独特の景観です。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る丘の頂上の主郭からは、正面には沖縄の真っ青な海、東西には難攻不落と謳われたグスクならではの深い渓谷が迫る圧巻の景観です。さながら青い海の上に浮かぶ天空の城のようです。一見の価値あり!!
大変見晴らしがよいので、晴れた日には辺戸岬から洋上22kmも先の与論島も見えるそうですよ。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る今帰仁城は、琉球王国が成立する前の三山時代に北部地方の一帯を支配した北山王の居城だった場所です。難攻不落の逸話が残る城を、ぜひ攻め込むつもりで頂上まで歩いてみて下さいね。
3〜8mあると言われる城壁は、まずよじ登ることは難しい。自然の石をそのまま利用した野積みと呼ばれる石垣は、敵が侵入しようものなら、その石を上から投げつける武器にもなったと言うからたまったものではありません。
城の正門となる写真の平郎門(大手門にあたる)は、大きな一枚板を天井に載せた頑丈な造りになっています。そしてこの門の横の小さな穴からは門番が常に見張っていたそうです。門を過ぎると、整備された参道が続くのですが、これは後に整備されたもので、旧道はその右手奥にあります。ゴツゴツした石畳に急な坂の古道は登りづらい。「なるほど、この城は攻めづらい」ときっと思うことでしょう。
提供元:今帰仁村観光協会
http://nakijinson.jp/こちらは、1月下旬から2月上旬に見頃となる「緋寒桜(ヒカンザクラ)」、別名「寒緋桜(カンヒザクラ)」の名所ともなっています。温暖な沖縄では、ソメイヨシノの育成は難しく、沖縄で桜といえば、この桜をさします。濃いピンクの花は、沖縄の春の訪れを知らせてくれます。沖縄の桜は、日本で一番最初に咲く桜です。
普通なら桜前線は北上しますが、沖縄では南下します。なぜなら、桜は少しの寒さを感じないとつぼみが目覚めないそうなのです。その為、沖縄本島の北部地域から桜が開花していくんですって。せっかくなら日本列島の桜前線の始点ともなる沖縄の桜を見にお出かけしてみませんか。
今帰仁城跡では、緋寒桜の見頃となる1月下旬〜2月上旬にかけて、「今帰仁グスク桜まつり」を開催しています。幻想的なライトアップや、少し背丈の低い桜並木の参道に灯されたろうそくが来場者を幻想的な悠久の世界へ誘います。「グスク花あかり」のほか、伝統芸能などのイベントがあります。
【今帰仁城跡】
国頭郡今帰仁村字今泊5101
TEL:0980-56-4400
観覧料:大人400円/小中高生300円
アクセス:那覇空港から車(高速道路利用)で約100分
【今帰仁グスク桜まつり】
2014年1月18日(土)〜2月2日(日)
TEL:0980-56-2101(村役場内/今帰仁グスク桜まつり実行委員会)
南国沖縄で桜が咲くころ、北海道や東北では雪まつりが開催されるなんて、日本列島は改めて南北に長く、変化に富んだ国ですね。寒い冬を思いっきり楽しむ旅もいいのですが、寒さに小さく縮こまった身体をやんわりと緩めてくれる南国もいいですよ。
特に冬の沖縄は、夏のトップシーズンに比べて、旅行代金も安く、混んでいないのでのんびり旅行したい方にはお勧めです。憧れていた人気のリゾートホテルも格安でお泊りいただけるので、旅行日程を1泊追加してのんびりしてみてはいかがでしょうか。
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(2024/4/26更新)
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