写真：高田 真美
地図を見るカルタヘナ（Cartagena）の旧市街は石造りの城壁でぐるりと周りを囲まれています。スペイン植民地時代、カリブ海に面した港町として栄えたカルタヘナには、コロンビアや南米各地で採れた金・銀・宝石などがたくさん集まってきました。これらの財宝を狙った「カリブの海賊」の襲撃から街を守るため、この頑丈な城壁が作られたのです。
写真：高田 真美
地図を見る城壁外から旧市街へ入る入口は何箇所かありますが、黄色い時計塔のあるこちらの入口がメインの入口。ここから城壁の中へ入ってカルタヘナの旧市街散策を始めましょう！
写真：高田 真美
地図を見る城壁をくぐって旧市街の中へ入ると、そこには、スペイン植民地時代に築かれた歴史的な街並みが広がっています。壮大な教会、立派な銅像が立つ広場、コロニアル風の家屋が並ぶ道、木製のバルコニーに咲き乱れるブーゲンビリアの花。次々と現れる美しい街並みに、思わず歓声が上がります。
写真：高田 真美
地図を見る古い家屋も美しく手入れが施されており、景観を損ねることなく、ホテルやレストラン、ブティックなどとして利用されているので、散策がとても楽しい街です。旧市街の中は治安も良いので、美しい街並みを楽しみながら、気の向くまま歩き回りましょう。
写真：高田 真美
地図を見るスペイン植民地時代、カルタヘナは、アフリカから連れてこられた黒人奴隷の売買が行われた拠点でもありました。そのため、カルタヘナでは、カリブ海の島々で見られるような、アフリカ文化の影響を見ることもできます。
写真：高田 真美
地図を見る建物の壁が鮮やかな色にペイントされていたり、カラフルなアフリカ民族衣装を纏った女性たちが道端で果物を売っていたりするんですよ。
写真：高田 真美
地図を見るカルタヘナの旧市街には、美味しくてお洒落なレストランやバーがたくさんあります。中でも人気なのが、「ラ・セビチェリア（La Cevicheria）」というシーフードレストランです。お昼前から人が並び始め、ランチ時になると、小さなお店の前は、人で一杯！
写真：高田 真美
地図を見るお店の名前にもなっている「セビーチェ」というのは、魚介類をライムジュースやレモンジュースなどでマリネしたもの。セビーチェの他にも、新鮮な魚介類を使ったお料理を堪能することができますよ！
写真：高田 真美
地図を見るカルタヘナの旧市街とはまた違った魅力を持っているのが、旧市街のすぐ南に広がる「ヘツェマニ地区（Getsemani）」です。昔は治安が非常に悪かったヘツェマニ地区ですが、今では、ブティックホテルやレストラン、バーなどが点在するお洒落なエリアに変身！コロニアル調の美しい家屋とグラフィティアートが混在する、ヒップでボヘミアンな雰囲気に溢れた魅力的なエリアになっています。
写真：高田 真美
地図を見る旧市街とはまったく正反対の街並みが広がっているのが、「ボカグランデ （Bocagrande）」と呼ばれるエリアです。カリブ海に面したビーチ沿いに超近代的な高層ビルがずらりと並んでおり、「リトル・マイアミ」というニックネームがついています。
カリブ海のビーチというと、真っ白な砂浜を思い浮かべるかもしれませんが、残念ながらボカグランデの砂浜は少し灰色がかっています。カリブ海ならではの真っ白なビーチに行きたい場合は、カルタヘナの南にあるプラヤ・ブランカ（Playa Blanca）か、カルタヘナ沖のロザリオ諸島（Islas del Rosario）まで足を延ばすと良いでしょう。プラヤ・ブランカ、ロザリオ諸島へは、カルタヘナから日帰りツアーが出ています。
コロンビアというと治安が悪いイメージがあるかもしれませんが、コロンビア随一の観光都市であるカルタヘナは治安も安定しています。旧市街とその周辺の観光客が訪れる場所であれば、まず危険に感じることはありません。ただし、カルタヘナでも旧市街の外では治安の悪い場所もありますので、観光客が訪れない場所には興味本位でむやみに足を踏み入れないようにしましょう。
コロンビアのカルタヘナへは、アメリカ合衆国のマイアミやフォートローダーデールから直行便も飛んでいますので、アメリカ本土からわずか３時間弱で到着することができます。まだまだ日本人にはあまり知られていない南米の穴場「カルタヘナ」を訪れてみませんか？
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(2024/4/19更新)
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