2018年の初詣は京都の松尾大社で!「戌(いぬ)」の巨大絵馬がお出迎え

2018年の初詣は京都の松尾大社で!「戌(いぬ)」の巨大絵馬がお出迎え

更新日:2017/12/17 19:52

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
2018年は戌年(いぬ年)。そろそろ初詣プランを練っている方もいらっしゃるとは思いますが、京都の松尾大社では一足お先にジャンボ絵馬がお目見え。
その大きさは高さ3.2m、幅5.5mと、巨大なもの。府外の方には馴染みのない神社かもしれませんが、実はこの松尾大社は京都最古の神社。その本殿は「松尾造り」という、神社の名前がそのままついた様式で、一年の初めに相応しい御由緒・格式の高い神社なのです。

自然崇拝が起源の松尾大社

自然崇拝が起源の松尾大社

写真:東郷 カオル

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松尾大社は、お酒や絹織物に関わりのある秦氏という一族ゆかりの神社です。一族がこの地に来て、松尾山の神を祀ったのが始まりとされていて、今でも松尾大社は「日本第一酒造神」と仰がれており、境内には沢山の酒樽が飾られています。

秦氏といえば「三柱鳥居」という、普通の鳥居より足が1本多い3本足の鳥居が、ミステリー・歴史ファンの間ではちょっと有名。残念ながら松尾大社で秦氏の三柱鳥居を見ることはできませんが、秦氏が仰いだとされる「磐座(いわくら)」が今でも山の上に存在します。

松尾大社恒例のジャンボ絵馬

松尾大社恒例のジャンボ絵馬

提供元:bow

http://guide.travel.co.jp/navigtr/29/地図を見る

巨大な犬(戌)の絵馬は楼門から入ってすぐの拝殿に設置されています。

毎年11月末に翌年の干支の巨大絵馬が飾られ、予定では1月末まで拝見することができます。松尾大社のジャンボ絵馬は京都の神社の迎春準備としては最も早くお目見えします。年賀状作りのために、子供に晴れ着を着せて訪れるファミリーの姿も恒例となっています。

このジャンボ絵馬を小さくしたものが、お正月の参拝者に授与される干支絵馬です。絵馬を見ると、松竹梅、盃など、縁起が良いとされるものが沢山描かれています。そして「開運」という大きな文字。絵馬に描かれる絵は神社によってリアルだったりかわいいものだったり色々ですが、松尾大社の絵馬はかわいらしいもの。年賀状にもよく使われる、誰からも好かれる絵です。

松尾大社のパワースポット、磐座(いわくら)へ

松尾大社のパワースポット、磐座(いわくら)へ

写真:東郷 カオル

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松尾大社の奥にある磐座(いわくら)への入り口がこちら。残念ながら一人で入山することができません。この日はたまたま「磐座へ登るツアー」というツウ好みのツアーの方々がいらっしゃったので混雑していますが、普段は静かです。

磐座のある山へ登ることを「登拝」といいますが、登拝する際には申込書に必要事項を記入して、「登拝許可証」と「小忌衣」を携行することとなっています。もちろん下山報告も大事ですのでお忘れなく。午後4時までとなっています。最近野生の猿が出没して危険な時があります。そういった場合は急に入山禁止となる場合も。安全第一ですので潔く次の機会を待ちましょう。

もともと磐座は、ご神蹟とか御鎮座場と称され、神職以外の登拝が禁じられていた神聖な場所で、2004年7月から一般登拝が可能となりました。当然のことながら、マナーと、指示されているルールは厳守です。

なお、元旦から3日までは登拝は禁止となっていますので、初詣と登拝を同時にお考えの方はこの3日間は外してくださいね。

※2017年の台風21号の影響による倒木などの整理作業のため、しばらくの間磐座登拝は中止になっています。再開はHPでご確認ください。

松尾大社のフリーマーケットで迎春準備

松尾大社では「亀の市」というフリーマーケットが月に1回開催されています。フリーマーケットというと、若い方のもの、というイメージが強いですが、こちらの「亀の市」はご年配の方が多く、ほのぼのした雰囲気です。
また、大変歴史のある格式の高い神社でありながらも、京都中心部の混雑ぶりとは違って、比較的落ち着いて初詣ができるおすすめの神社です。

<基本情報>
住所:京都府京都市西京区嵐山宮町3
電話番号:075-871-5016
アクセス:阪急嵐山線松尾大社駅すぐ

2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/27 訪問

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