もうひとりの女城主がいた!岐阜・岩村で、歴史とグルメ散歩

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もうひとりの女城主がいた!岐阜・岩村で、歴史とグルメ散歩

もうひとりの女城主がいた!岐阜・岩村で、歴史とグルメ散歩

更新日:2017/05/09 09:06

HIRATA ERIKOのプロフィール写真 HIRATA ERIKO 格安子連れトラベラー、名古屋フカボリライター、レゴランド・ジャパン愛好家

2017年の大河ドラマは「おんな城主 直虎」。主人公は戦国時代に浜松で活躍した女城主・井伊直虎ですが、実は同じころ、岐阜の岩村にも女城主がいました。織田信長の叔母、おつやの方です。女城主が治めた岩村には今もその名残があり、城跡と城下町は歴史を感じさせる観光スポットになっています。

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女城主がいた岩村城は、日本三大山城

女城主がいた岩村城は、日本三大山城

写真:HIRATA ERIKO

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岐阜の女城主、おつやの方がいた岩村城は標高717mの場所にあります。日本で最も高い場所に築かれたお城で、高取城(奈良県)、備中松山城(岡山県)と並んで日本三大山城に数えられています。

おつやの方は、織田信長の年下の叔母。岩村城主であった夫・遠山景任(かげとう)の死後、女城主として領内を治めました。しかし武田方に攻め込まれた際、おつやの方は敵将と結婚して城兵と領民を守ることを選択。数年間は平和に過ごしましたが、最終的に信長に殺されてしまいます。悲運の女性とも言えますが、非常に聡明で美しく、領民から慕われた女城主だったと伝えられています。

女城主がいた岩村城は、日本三大山城

写真:HIRATA ERIKO

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岩村城の別名は、霧ヶ城。城主専用の霊泉「霧ヶ井」に秘蔵の蛇骨を投げ入れると、たちまち霧が発生して城を包み、敵襲から城を守ったという伝説があります。

女城主がいた岩村城は、日本三大山城

写真:HIRATA ERIKO

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岩村城には1.7qの壮大な石垣が残っていますが、残念ながら建物は現存していません。しかし、残されている「岩村城絵図」をもとに「岩村城再現CG映像」が作成され、城跡内のQRコードを読み取ると、音声ガイドとともに再現された映像を見られるようになりました。

いまなお女城主の名残を残す、岩村城下町

いまなお女城主の名残を残す、岩村城下町

写真:HIRATA ERIKO

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岩村城跡のふもと、岩村歴史資料館から徒歩10分ほど下った場所に広がっているのが岩村城下町です。電線が地中に埋められているため、昔ながらのレトロな景観が守られています。

いまなお女城主の名残を残す、岩村城下町

写真:HIRATA ERIKO

商店の軒先に掲げられたのれんには、各店の奥様の名前が記されています。これは女城主が治めた町ならではの風習。おつやの方を偲ぶ気持ちが込められています。

いまなお女城主の名残を残す、岩村城下町

写真:HIRATA ERIKO

岩村城下町には、文房具店や精肉店、時計店など昔ながらの商店も軒を連ねています。こちらは文房具店の店内。折り紙の飾りが郷愁を誘いますね。

無料で見学できる、江戸〜明治時代の旧家

無料で見学できる、江戸〜明治時代の旧家

写真:HIRATA ERIKO

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岩村城下町には、江戸時代から明治時代にかけて建造された旧家が6軒残されており、すべて無料で見学が可能です。写真の「木村家」は江戸時代に栄えた問屋で、何度も藩の財政難を救ったと言われています。

無料で見学できる、江戸〜明治時代の旧家

写真:HIRATA ERIKO

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平らな瓦を斜めに貼り、継ぎ目を漆喰でかまぼこ型に塗った「なまこ壁」は、岩村城下町でよく見られる特徴的な壁です。 木村邸内にも、なまこ壁があります。

お酒、食事、スイーツ。充実の女城主グルメ

お酒、食事、スイーツ。充実の女城主グルメ

写真:HIRATA ERIKO

大河ドラマをきっかけに「もうひとりの女城主」であるおつやの方の注目度が高まるなか、岩村では女城主認定メニューをつくりました。城下町のなかに酒蔵を構える岩村醸造がつくる銘酒「女城主」はもちろんその筆頭で、各認定メニューにも多用されています。

お酒、食事、スイーツ。充実の女城主グルメ

写真:HIRATA ERIKO

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岩村城下町から車で10分程度の「山岡駅かんてんかん」でいただけるのは、「おひめさま御膳」。まさにお姫様が食べるような美しい彩りの御膳に、山岡名産の寒天らーめんと寒天ジュースが付いています。
デザートの寒天ジュレには「女城主」のお酒が含まれていますので、ドライバーの方や未成年者は残念ですが控えてくださいね。

お酒、食事、スイーツ。充実の女城主グルメ

写真:HIRATA ERIKO

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江戸時代にポルトガルから伝わったカステラは長崎名物ですが、当時のレシピでつくるカステラはもう残っていません。しかし、岩村城下町にある松浦軒本店には、その元祖のカステラが存在しています。甘さやしっとり感は現代のカステラよりもやや控えめですが、素朴で軽い食感。「カステーラ」という名称やレトロなパッケージにもそそられるものがあり、お土産用にまとめ買いしたくなります。

女城主認定メニューに採用されているのは、カステーラと和菓子「霧ヶ城」や「おんな殿」がセットになった「女城主セット」。内容の一部は季節ごとに変わり、価格も変動します。

岩村城下町に泊まるなら、町家民宿「藤時屋」

岩村城下町に泊まるなら、町家民宿「藤時屋」

写真:HIRATA ERIKO

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見所の多い岩村城下町ですが、町内に宿泊施設がありませんでした。そこで誕生したのが、素泊まり専門の古民家ゲストハウス「藤時屋(とうじや)」です。寛政12年(1800年)に建てられた町家の内部は宿泊者以外でも見学できますので、気軽に訪ねてみてください。

ちなみに、古風な趣のある宿名ですが、斜め向かいにあるのは「藤井時計店」。時計屋さんが経営しているゲストハウスなのですね。

岩村城下町に泊まるなら、町家民宿「藤時屋」

写真:HIRATA ERIKO

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岩村を守ってきたのは、絶えることのない豊かな水でした。安土桃山時代に整備された用水「天正疎水」は、現在でも防火用水・生活用水として使われています。城下町のあちこちで目にすることができ、藤時屋の中庭にも流れています。

戦国時代を凛々しく生きた「おんな城主 おつやの方」

大河ドラマの直虎に対し、「もうひとりの女城主」とも言われるおつやの方。しかし岩村の町を歩き、おつやの方のことを知るにつけ、「もうひとり」という呼び方をすることにためらいが生まれてきます。ぜひ岩村で、女城主・おつやの方の物語にも触れてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/08−2017/04/16 訪問

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