写真:広島 らっこ
地図を見る「とうかさん」とは、広島市中区にある圓隆寺(えんりゅうじ)に祀られている「稲荷(とうか)大明神」を、親しみをこめて「とうかさん」と呼んだことから、圓隆寺のことを指すのと同時に、圓隆寺のお祭りのことでもあります。稲荷大明神は、1年間で大祭中の3日間のみの御開帳となるため、連日たくさんの参拝客が訪れます。
また地元広島では、浴衣の着始めのお祭りとして知られており、浴衣で行くと特典があったり、商店街の特設会場で浴衣のファッションショーなどのイベントも開催されます。
写真:広島 らっこ
地図を見るとうかさんでは、かなり広範囲にわたって夜店が並ぶため、なんとなく歩いているだけでは、圓隆寺にたどり着けないかもしれません!事前に圓隆寺の場所をチェックしておくことが重要です。
とうかさんの基本の楽しみ方は、圓隆寺を参拝して、破魔(はま)うちわを入手後、とうかさんの象徴とも言える500個の提灯の写真を撮り、広島最大規模の夜店をまわる、という流れです。それでは詳しくみていきましょう。
写真:広島 らっこ
地図を見る圓隆寺の場所は、路面電車の八丁堀駅から、福屋八丁堀本店と広島三越の間の通り(中央通り)を平和大通り方向に歩いて行くと、平和大通りに交わる手前の左手にあります。
広島三大祭と言われるだけあって、歩行者天国になる夜にはかなりの人出になり、参拝するための長い行列ができることも。明るいうちならあまり混雑せず、参拝もスムーズにできますし、写真も撮りやすいです。ちょうど日が沈む位に行けば、提灯の前で写真を撮っても顔が真っ暗にならずオススメです。
写真:広島 らっこ
地図を見る圓隆寺には、他のお寺ではあまり見ない「破魔(はま)うちわ」と呼ばれる厄よけうちわがあり、幸福・長寿・健康・安全のお守りとなっています。破魔とは、仏教で迷いや悩み、苦しみなどの煩悩を断つことだそう。
また「参拝記念コーナー」で初穂料300円を奉納すると、参拝記念の小さい「破魔うちわ」と「おたのしみ参拝記念品」がもらえます。こちらの記念品はくじになっているので、豪華景品が当たる可能性も!運試しにいかがでしょうか。
写真:広島 らっこ
地図を見るとうかさんの時季は、全国的なお祭りシーズン前にあたるため、各地からかなりの数の屋台が集まり、その数はなんと1000店近くとも言われています。フランクフルトやフライドポテトなど定番グルメの他、お好み焼きをクルクルと割り箸に巻いた「はしまき」という中国九州地方でよく見られるB級グルメや、広島風お好み焼きなどのご当地メニュー、また宇都宮ギョウザや大分中津の唐揚げなどの、遠方のご当地グルメの屋台も数多く見られるのでどれを食べるか迷ってしまうかも。
食べもの以外にも、ゲームやお化け屋敷などもたくさん並ぶのでデートや子供連れのお出かけにもおすすめです。
夜店について要注意なことは、最終日の日曜日は早めに店じまいをする屋台が多いので、夕方までには行っておいた方が無難です。
圓隆寺を中心に、かなり広い範囲に並ぶ夜店が楽しめるとうかさん。混み合うとなかなか前に進めず、さらに時間がかかるので、夜店を一周するなら歩きやすい靴がオススメです。
また、夜店で買った食べものを歩きながら食べる場合は、ゴミを入れるビニール袋を持っていると、ずっと手に持って歩かなくていいので快適ですよ。
広島に夏の訪れを告げる「とうかさん」で、ひと足お先に日本の夏を楽しんでみませんか。
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(2024/3/29更新)
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