ぐい呑み×17!京都「伏見酒蔵小路」利き酒“粋酔”に女子キュン

ぐい呑み×17!京都「伏見酒蔵小路」利き酒“粋酔”に女子キュン

更新日:2017/04/28 18:57

幕末の歴史の舞台と酒処・伏見。酒蔵巡りを色々試したいけど、数軒でドロップアウトしてしまいそう、そんな奥ゆかしい方は「伏見酒蔵小路」へおこしやす。
スタイリッシュに17蔵の銘酒が飲み比べできる利き酒セット“粋酔(KISSUI)”。ぐい呑みグラスがずらり17個、サーブと共に声が上がるほど圧巻!はんなり柔らかな伏見酒に、小路流でオーダーする厳選アテとのフードペアリングは女子だってトロけます。

利き酒“粋酔”はこの酒蔵カウンターで

利き酒“粋酔”はこの酒蔵カウンターで
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京都駅から電車で一本、近鉄桃山御陵前駅より商店街を抜け徒歩で約10分のところにある「伏見酒蔵小路」。商店街の通りを挟む一画を繋ぎ縫うように建てられ、中は伏見酒に合う『うまいもんの饗宴』というコンセプトで集められた、様々な料理を扱う専門店が屋台村のように連なります。

そしてその中心の壁に沿うのは、23m超の圧巻カウンター。これが伏見17蔵、100種を超える銘酒を味わえる酒蔵カウンターです。利き酒“粋酔(KISSUI)”は、雅な作りのスツールに掛けてこのカウンターで頂きます。

営業11:30〜23:00(最長25:30)
※店舗・曜日によりオープン時間が大幅に異なるためサイト要確認
火曜日定休

17蔵利き酒セット“粋酔(KISSUI)”はコレ!

17蔵利き酒セット“粋酔(KISSUI)”はコレ!
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カウンターに座り、利き酒セット粋酔を注文すると暫くしてカウンターの上に運ばれてくるコレ!木枠に美しく並ぶ、可愛いぐい呑みグラス17個、そして和らぎ水、いわゆるチェイサー(伏見の銘水)のグラス。

グラスの下、一つ一つに蔵元が示されたコースターが置かれていますし、添えられているセット内容の説明を照らし合わせながら、少しずつ口を付けていくことになりますが…ここでは最適な飲み順がきちんとあります。

17蔵利き酒セット“粋酔(KISSUI)”はコレ!
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綺麗に並ぶグラス。これにはきちんと意味があり、これは説明書きを流し見ると、なるほどその最適の理由が分かります。最後の一杯まで味わいの違いを感じられるよう考えられた順番。

まず一杯目は一番上の列の左から始まり順に一つずつ右へ、そして二列目も左から右へ、三列目も…となります。これは、味わいの繊細さや個性の強さの順。仮に個性あるお酒から逆行して飲んでいけば、舌は麻痺して最後の繊細な味はただ薄い味わいしか感じられないのです。

伏見のお酒は全体的に柔らかな口当たり。舌の根に感じる吟醸香はフルーティーで女子もキュンとする、まったりしたええお味やこと…これが、はんなり伏見の女酒です。

17蔵利き酒セット“粋酔(KISSUI)”はコレ!
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ゆっくり利き酒の間、アテも注文しましょう。注文方法は、とても嬉しいオーダー&デリバリー。屋台のように立ち並ぶ店舗のどのメニューも、その場で注文すればあちこちから品物を運んできてくれるのです。

テーブルに置かれたメニューには目移りするほどの品が店舗の数だけあります。京都らしいおばんざい(お惣菜)を小皿でつつくのもいいし、揚げ物やラーメンでがっつりもいい、チーズの味噌漬けにドライフィグなんてワインのお供のようなセレクトでも。伏見のお酒は個性はあるが要らぬ主張が無い、だから全ての料理に合い、それらはどれも相互に引き立て合います。

テーブルに添えられた何気ない可愛いおしぼりとお箸も、ここでは女子でも美しく日本酒を嗜めるような細かな気配り。なみなみグラスからの滴を拭う所作も自然に美しくなるものです。

ハシゴしたい!変わり種

ハシゴしたい!変わり種
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小路の通スタイルは、やはりハシゴ。利き酒で充分堪能、またはお気に入りや限定酒を見つけてついつい1献、2献と進んでしまった。でももう少し何か食べ飲みしたい――次のお店は迷うところですが、インターバルに変わり種のお店をご紹介します。

そてが酒蔵カウンターすぐのところ、イタリアンと日本酒のマリアージュ体験処「BAR BANA(バル・バナ)」。

平日:14:00〜23:00、土日祝:11:30〜23:00

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BAR BANAは、正統派イタリアンながらやはり伏見のエスプリが効いたメニューを楽しめます。丹波生ワインに、伏見の酒粕ピザ、少し横道でも路線からは外れないオーダーができます。このまま伏見に包まれながら心地良く終わるもいいし、また別の店舗に流れて更にディープに仕切り直すもいい。

酒蔵小路というイメージから想像するよりはるかに高品質なアテと、きちんとした食事ができるのはどんなシーンでも利用できる安心感があります。

伏見酒が美味しくなる脱線

伏見酒が美味しくなる脱線
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酒蔵巡りや伏見酒蔵小路のある納屋町商店街を抜けるとすぐ、竜馬通り商店街があり、そこを抜けた先にある「寺田屋」。ここに逗留中していた坂本龍馬が、伏見奉行所の幕府役人に襲撃された事件は、幕末の歴史の中でも有名な事件です。

この場所で、坂本龍馬が語り合いながら仲間と酌み交わした伏見酒。柔らかな伏見酒なら際どい面持ちの話でも、ひと時の口元を優しく癒していたことでしょう。京都旅行で訪れた方も多いと思いますが、今一度この歴史に想いを馳せながらの散歩はまた格別です。

見学受付 10:00〜15:40
大人400円(学生等割引有り)

伏見酒が美味しくなる脱線
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寺田屋目の前、柳並木と月桂冠大倉記念館の酒蔵が美しい宇治川派流沿いを、観光用の伏見十石舟・三十石船がゆったりと下ります。徳川家康が、京都と大阪の間に位置する伏見を商業港湾都市として整備し、十石舟は米や酒、三十石舟は人を運んだ歴史。
屋形船に流れてくる風が、ひやっこくてええ気持ち。


営業:4月1日〜11月30日 期間中運休日有、三十石船9:35〜15:35、十石船10:00〜16:20(季節によって終了時間に変更あり)
乗り場:三十石船-寺田屋浜乗船場、十石船-長建寺東側

「伏見酒蔵小路」の“粋酔”で、Let’s利き酒、伏見酒!

利き酒、酒蔵巡りは人気ながら、軒と杯が続けばパワーユーザー以外、男女ともその美味しさを味わい続ける難しさも事実。
カウンターに身を預けたまま、伏見酒蔵17蔵を飲み比べることが出来る「伏見酒蔵小路」。お気に入りの発見まで、伏見の優しい和らぎ水を含みながらゆっくり、歴史深き伏見酒を最後までまさに「はんなり」と味わいたいものです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/24 訪問

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