MTRツェンワン線の終点、ツェンワン駅の改札を出たら、まずは川龍村行き80番のバス停を探すところからスタート。ミニバスに乗って約20分で終点の川龍村に到着です。
バスを降り路地を少し下ると見えてくる、「端記茶樓」が今回の目的地。朝の澄んだ空気は特に美味しいから、次々と席が埋まっていく人気店だから、朝早くから空いているのでお昼過ぎには閉店しまうから、という3つの理由から、ここへは朝行くのがおすすめです。
香港では鳥を飼うのを趣味としている人が多く、この飲茶屋さんはそんなおじ様達の集う場所になっています。2階の奥で静かに鳥の鳴き声を聞いて楽しんでいらっしゃいますので、迷惑にならないように飲茶を楽しみましょう。
店内はすべてセルフサービスです。席を決めたら、給湯室に行って地元の人の真似をして、箸と食器をお湯で洗ってみて下さい。そして茶葉を選んでお茶をいれ、1階で蒸篭の蓋を開けて食べたい点心を選びましょう。
点心はどんどん追加されるので、そのたびに広東語で「○○ができたよ〜!」と聞こえてきますので、点心コーナーに行ってみると出来たてが味わえます。
料金は最後にまとめて支払うので、食べた点心の蒸篭やお皿はテーブルの上に置いたままにして、店員さんを呼んでお会計をするのが、この店のシステム。
席に座ったら、まずは川龍村の美味しい水でいれたお茶をじっくり味わってみましょう。ここで飲むお茶の味は旅の記憶に残るはず。香港でよく飲まれているのは「壽眉茶」と「水仙茶」で、どちらもクセがなくて飲みやすいお茶です。
キッチンで次々と作られている点心の種類は豊富で、海老蒸し餃子、チャーシュー包、シュウマイ、春巻きなどのオーソドックスなメニューから、珍しい巨大な肉まんもあります。
実は、ここに足を運んだ人が味わえる名物料理があるのです。1階にいるお店の方に、「西洋菜」とお願いすれば、たっぷりのクレソンを茹でてくれます。これが美味。川龍村一番のご馳走は新鮮なクレソンなのです。ただし、どのテーブルでも頼む人気メニューなので、売り切れていることがよくあります。
飲茶をいただいた後は、川龍村をちょっとお散歩してみましょう。駐車場横の小道を下ると、清流が流れるその先にクレソン畑があり、香港とは思えない自然豊かな風景が広がっています。さきほど食べたクレソンは、ここで大切に育てられているのです。
農家の方にお願いすれば、その場でクレソンを摘んで販売してくれますので、飲茶のあとクレソン畑にやってきて袋いっぱいに詰めた新鮮なクレソンを買うことも可能です。
香港人や香港在住日本人に人気の飲茶屋さん、いかがでしたか?
オープンエアでいただく飲茶は香港でもなかなか味わえないもの。一度行ってみると、この自然に心惹かれ、きっとまたリピートしたくなるはずです。香港で早起きした日は、山奥の飲茶屋さんとクレソン畑を目指してみませんか?
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(2024/4/19更新)
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