1805年鶯歌の土壌が陶器を製作するのに適していることが発見されました。そして、鶯歌は炭鉱から出炭もあったため、窯元が発展するのに適していました。このため、現在まで200年以上にわたり、陶磁器の生産、輸出の場所として名を馳せています。
「鶯歌」までの行き方は、台湾鉄道で南下する列車に乗ります。約30分(37元)で到着します。台北からは日帰りでもアクセス可能です。陶磁器で有名なこの町では、たくさん陶磁器のお店が集まる「鶯歌陶瓷老街」や2000年にオープンした「鶯歌陶瓷博物館」などが見所です。
「鶯歌陶瓷老街」は、文化路、尖山埔路と重慶街一帯で、駅からは歩いて10分ほどの場所にあります。陶磁器のお店が集まっている場所で、その数100店舗以上と言われています。台湾茶を入れる茶器をはじめ中華、洋食、和食に使われる食器やマグカップ、スプーンなど様々な種類の陶磁器が販売されています。
茶器は値段が高くて手がでない、気に入ったものがないという方も「鶯歌陶瓷老街」ならきっとよいものが手に入るはずです。種類が豊富であるだけでなく、窯元とあって、その値段も安く、お買い得品や掘り出し物もたくさんあり、たくさんのお店を回ってショッピングが楽しめます。多くのお店は10時から始まり、18時には終了しますので、出かけるときは時間をチェックしてくださいね。
「鶯歌陶瓷老街」でショッピングを楽しんだら「鶯歌陶瓷博物館」まで足を伸ばしてみましょう。こちらも駅から歩いて10分ほどの場所にあります。2000年にオープンした「鶯歌陶瓷博物館」は、台湾の陶磁器に関する博物館です。主に地下1階には、資料センターと体験教室、1階には、インフォメーションセンター、ギフトショップ、常設展示室、2階には常設展示室、3階には企画展示室があります。
展示では、台湾陶磁器の歴史と発展、鶯歌陶磁器の発展、工業と精密セラミックについてなどが紹介されています。写真はその展示の一部、陶磁器と日常生活の関わりで展示されている伝統的な窓の飾り「窗花」です。空気と光を通す磁器質タイルを使った伝統的な窓の飾りが「窗花」といわれるものです。リサイクルガラスなどを混ぜてタイルを作ることもあると解説されています。伝統的で美しい台湾の陶磁器に触れることができますよ。
博物館は3階までガラス張りで明るく、自然の採光を取り入れた中に作品が展示されている所もあるのが特徴的です。また、外には陶磁器をテーマにした公園が広がり角窯(石炭窯)なども置かれています。入場料80元で館内、公園が見学できます。
みなさんも台湾の窯元を訪ねる旅にでかけてみませんか。購入した茶器で「鶯歌」の旅の思い出とともに台湾茶もきっとおいしくいただけるはずです!
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