まるで天に向かう石段!大津皇子の眠る二上山の麓で奈良の古を想う

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まるで天に向かう石段!大津皇子の眠る二上山の麓で奈良の古を想う

まるで天に向かう石段!大津皇子の眠る二上山の麓で奈良の古を想う

更新日:2017/04/20 13:55

旅人間のプロフィール写真 旅人間 トラベルライター、旅ブロガー

奈良県と大阪府にまたがる二上山(にじょうざん)は、かつては大和言葉で「ふたかみやま」と呼ばれ、雄岳と雌岳の2つの山頂を持ち関西で人気のハイキングコースの一つ。そんな二上山には大津皇子の眠る地としても知られ、麓の「二上山ふるさと公園」にある展望台は景色良く、一直線に伸びる456段の階段は迫力満点。そして隣接する道の駅「ふたかみパーク當麻」の赤しそを使ったご当地ソフトクリームは美味しくおすすめです。

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二上山の麓には自然豊かな「二上山ふるさと公園」

大津皇子(おおつのみこ)と言う人物を知っていますか?彼は飛鳥時代の皇族で「日本書紀」や「懐風藻」によると、文武に優れ、人望も高い抜群の人物だったと記されています。しかし謀反の疑いをかけられ、わずか24歳の若さで自害させられたとというこの悲運の皇子・大津皇子は、奈良と大阪にまたがる二上山に葬られたと伝わっています。

そんな二上山の麓には現在、自然豊かな「二上山ふるさと公園」があります。芝生の広場では子供達が思いっきり遊べるように工夫され、水辺のテラスや太鼓橋、花もキレイに咲き誇り、園内の展望台には独特の長い石段がある事でも知られています。

二上山の麓には自然豊かな「二上山ふるさと公園」

写真:旅人間

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展望台に続く、まるで天に向かうような石段

二上山ふるさと公園に天に向かって伸びているような石段があると聞いても「展望台に向かう遊歩道なんて何処も似たようなもの」と感じるのが一般的ですよね。しかし、実際に石段の目の前にすると、「これほどとは…」と圧倒させられるはず。

この石段の数は456段。数だけを聞くとそれ程大した事ないように感じますが、石段の中腹以降は反り返るように伸びていて、天に向かうと言うのはオーバーとしても、祭壇のような独特な光景は、不思議なほど旅情をそそります。

展望台に続く、まるで天に向かうような石段

写真:旅人間

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この石段は歩き始めると、すぐに目的の展望台が見え、石段は見た目以上に歩きやすいです。野鳥も多く、トントントン!って音が聞こえたらキツツキです。地元の方が健康のため毎日登る姿もあって、すれ違いざまに挨拶や会話を交わす雰囲気は心を穏やかにしてくれます。

しかし、276段目の案内を過ぎた辺りから石段は急激に角度が強くなります。この地点には「展望台まで、ゆったりコース」という脇道もあるので、足に不安を感じる方はこちらの道がおすすめ。もし続けて石段を歩くなら、少し極端な言い回しになるが、まるで石のハシゴ段を登っているような感覚になるほど勾配は激しく、後ろを振り返ると少し怖くもあります。

展望台に続く、まるで天に向かうような石段

写真:旅人間

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石段に刻まれた段数の目印

石段には300段目、350段目、400段目というように目印が刻まれていて、この目印が大きな励みになり、大きな役割を果たしてくれます。それに石段を歩くときに数を数えるのがクセと言う人の場合、途中で数を忘れてしまったと残念な思いも回避できるのも密かに嬉しい!

400段目を過ぎた辺りから足取りは重くなりますが、450段目の目印が見えると、残りは僅か6段!もう展望台は目の前です。

石段に刻まれた段数の目印

写真:旅人間

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奈良盆地が一望できる展望台からの景色

展望台に到着すると、奈良盆地が一望出来きる絶景が広がり「着いたぞー」というこの瞬間の感覚がたまらない!生駒山、信貴山、若草山や大和三山(畝傍山・香久山・耳成山)など奈良を取り巻く山々の案内があるので、晴れて天気の良い日などはぜひ探してみてください。

そして展望台には「大津皇子 鎮魂の響」と書かれた鐘も。風のある日には悲しい音色が響く時があると地元の人がいうこの鐘、、そんな話を聞いてから眼下の景色を眺めると、ついつい遠い昔の大津皇子のいた飛鳥の頃に思いを馳せたくなることでしょう。それにしても展望台に吹き込む風は爽やかで気持ちが良い!

奈良盆地が一望できる展望台からの景色

写真:旅人間

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道の駅で売っている「赤しそソフトクリーム」が美味い!

二上山を散策したら、山の麓にある道の駅「ふたかみパーク當麻」には是非立ち寄っておきたいところ。ここでは奈良県の特産品が販売やレストランもあります。

この道の駅で一番のおすすめは自家製の紫蘇(シソ)を使用した「赤しそソフトクリーム」です。見た目は濃色ピンクと紫が合わさった色、一口食べてみると少し酸っぱく感じるが、まさにこれぞシソ特有の優しい酸味。この風味豊かなソフトクリームは後口もサッパリで、展望台まで歩いた後に食べると疲れも吹っ飛んでいく美味しさです。ぜひ食べてみて下さい。

道の駅で売っている「赤しそソフトクリーム」が美味い!

写真:旅人間

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最後に…。

今回は「二上山ふるさと公園」の展望台を紹介しましたが、実はこの展望台は二上山へと続く通過点の一つ。右手の小道を進んで行くと、大津皇子の墓と伝わる「大津皇子 二上山墓」に続きます。展望台までは石段を登り始めから約15分で到着しますが、大津皇子の墓までは急な山道を1時間ほど歩かないといけませんので軽い登山の装備が必要です。

尚、大津皇子の墓に関しては「大津皇子 二上山墓」以外に、近隣の「鳥谷口古墳」という説もあります。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/13 訪問

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