写真:八岳木 流泉
地図を見る新潟県上越市にある「春日山神社」は、県内外から参拝客が訪れるお社です。南北朝時代に築かれた「春日山城」の城址に建っており、明治34(1901)年の創建とされています。
長尾氏や上杉氏により統治された春日山城は、上杉謙信の父、為景から謙信、景勝までが入ったお城でした。総延長が1.2キロもある大城郭で、今でも土塁や井戸、郭などが遺り、国の史跡に指定されています。
春日山神社へ車でアクセスする場合は、北陸自動車道「上越」インターを利用すると便利です。公共交通機関の場合は、JR信越本線や、えちごトキめき鉄道の「直江津」駅から頚城バスを利用。「林泉寺」バス停で降りると近いです。
写真:八岳木 流泉
地図を見る春日山神社では、山形県にある上杉神社から分霊した上杉謙信を祀っています。その他にも、学問の神様と呼ばれる菅原道真や商売繁盛の神様、大黒天が祀られています。ふもとの駐車場から、長い階段を登っていくのですが、その階段が結構なキツさ。それでも頑張って上ってゆけば、そこに春日山神社が待っています。
写真:八岳木 流泉
地図を見る武将を祀る春日山神社は、古くから勝負ごとの祈祷に訪れる人が多いと言います。高台にあって、木々で鬱蒼と茂るこちらのお社。静けさからは荘厳かつ重厚な趣を感じ、実に神々しい雰囲気です。
写真:八岳木 流泉
地図を見る社は綺麗な神明造。城跡散策の旅人や、初詣などの行事時はそれなりに混み合いますが、基本的には静かです。独占で参拝すれば、願いごとの成就も独り占めできるかもしれません。
社の横手には、「春日山神社記念館」があります。「毘」と書かれた上杉謙信の軍旗等、謙信ゆかりの品が展示されており、ファンを中心に来館者も多いです。
写真:八岳木 流泉
地図を見る春日山神社から、城跡へと向かう道中。春日山城の中腹辺りには、上杉謙信の銅像が建っています。この銅像は昭和44(1969)年、大河ドラマ「天と地と」の放送を記念して建立されたものです。眼光鋭く見据えているのは、直江津の町や日本海。かつて治めた自らの所領を、今でも守っているようです。ここから上へが春日山城跡の真骨頂。要害堅固で知られた春日山城をしっかり歩いて登ります。
石段を経て三の丸。ここには土塁や米蔵の跡があるため、当時の様子を想像してみるのも一興です。さらに上がると二の丸。そして天守台と本丸へ繋がってゆきます。本丸の高度感はなかなかのもので、晴れていれば容易に日本海が一望できます。もちろん、曇っていても眼下の町を見下ろすことができ、しばし城主の謙信気分です。本丸を降りる道程には、毘沙門堂(復元)なども存在するため、それらを見学しながら再び神社へと戻ります。静かな神社に本丸の景色。そしてパワーあふれる謙信像を眺める上越の旅。誰でも気軽にアクセスできる、楽しい時間を約束します!
写真:八岳木 流泉
地図を見る堅牢な城跡と聞けば、本丸までの道のりがキツそうに思えますが、実際登ってみると意外や楽々。足場もしっかりしていますし、子どもからお年寄りまで、訪れる人も様々です。何より神社と謙信像。これらを参拝し眺めるだけでも、この地へ旅する価値はあります。
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(2024/3/29更新)
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