「エリック・カール展」いよいよ京都へ!美術館「えき」KYOTOにて7月29日から開催

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「エリック・カール展」いよいよ京都へ!美術館「えき」KYOTOにて7月29日から開催

「エリック・カール展」いよいよ京都へ!美術館「えき」KYOTOにて7月29日から開催

更新日:2017/07/26 16:18

フルリーナ YOCのプロフィール写真 フルリーナ YOC 絶景・感動探究家、旅する音楽講師

絵本『はらぺこあおむし』が生まれて約50年。そのファンタジー溢れる色彩と命への温かな眼差しは子どもも大人も魅了しアプリでも大人気。この名作を生んだ絵本作家エリック・カールの展覧会が、動員数13万人を超えた東京会場を終えいよいよ関西へ!米国、エリック・カール絵本美術館の全面協力のもと、原画や作品約160点が一挙展示されます。京都駅ビル隣接の美術館なので、京都旅行の際にはぜひ足を伸ばしてみてはいかが?

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「エリック・カール展」は、エリック・カール氏も驚く充実の展示

「エリック・カール展」は、エリック・カール氏も驚く充実の展示

写真:フルリーナ YOC

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今やアプリでも大人気の『はらぺこあおむし』。この魅力あふれる絵本を生み出したのは「色の魔術師」と讃えられる絵本作家エリック・カール。その大胆かつ繊細な色彩、絵本に仕掛けられた様々なアイディアは世界中の人々を魅了しています。

「エリック・カール展」は大好評を博した東京会場を終え、2017年7月29日(土)から8月27日(日)まで、ジェイアール京都伊勢丹7階隣接の“美術館「えき」KYOTO”に会場を移し開催されます。
(記事内の写真はすべて「エリック・カール展」東京会場・世田谷美術館のプレス内覧会にて撮影。展覧会会場内は撮影禁止となっております。)

「エリック・カール展」は、エリック・カール氏も驚く充実の展示

写真:フルリーナ YOC

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今回の展覧会は米国・エリック・カール絵本美術館の協力のもと、エリック・カールの初期作品から、素描・ダミーブック・絵本原画・立体作品まで展示されています。

またエリック・カールと交流のあったレオ・レオニの作品も展示。

「エリック・カール展」は、エリック・カール氏も驚く充実の展示

写真:フルリーナ YOC

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エリック・カールは1929年アメリカ・ニューヨーク州生まれ。6歳の時に両親の故郷ドイツに移住しましたが、その後ドイツはナチスの時代へと突入。暗い時代を生きた少年カールは、色彩に対して強い情熱を抱くようになります。

カールはシュトゥットガルト州立芸術アカデミーで学んだ後、渡米。グラフィック・デザイナーとして活躍中、38歳の時に絵本の挿絵を依頼されたのを機に絵本を描き始めます。1968年には『1, 2, 3 どうぶつえんへ』を発表し“ボローニャ国際児童図書展”グラフィック大賞を受賞。2003年にはローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。

カールは日本との縁も深く大変な親日家。東京会場の内覧会のインタビューでも日本のどこが好きかとの問いに「Everything・全て!人も、食べ物も。everything」と笑顔を輝かせ、また、今回の展覧会が大変充実したものとなった喜びを語っていました。

みんな大好き『はらぺこあおむし』は、日本で印刷&製本された!

みんな大好き『はらぺこあおむし』は、日本で印刷&製本された!

写真:フルリーナ YOC

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エリック・カールといえば『はらぺこあおむし』!出版当初から今に至るまで世界中で大人気の絵本です。みなさんも子どもの時に読んだり、また大人になって我が子に読み聞かせたりしたことがあるのではないでしょうか。

ぽん!とたまごから生まれたちっぽけなあおむしが、おいしいものをいっぱい食べながら美しい蝶に変身するこの絵本は子どもたちを夢中にさせる要素が盛りだくさん。伸びやかな色彩、指を入れて遊べる穴、いつのまにか数の概念を学べる仕掛け、そして絵本全体に流れる“命”“自然”へ畏敬を込めた優しい眼差しがあります。

みんな大好き『はらぺこあおむし』は、日本で印刷&製本された!

写真:フルリーナ YOC

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この『はらぺこあおむし』には、日本との深い関わりがあるのをご存じでしょうか。実はこの絵本の初版本は日本で製本されています。一冊の本の中でページ幅が違ったり穴をあけたりする製本は、当時のアメリカではコストが高く出版できずにいたところ、日本の出版社の協力のもと、日本で印刷・製本されたのです。

その後エリック・カールはボビー夫人と1985年に初来日、その後も何度も日本を訪れ、1992年の来日中には、日本の絵本美術館を見学。そのことが切っ掛けとなり、2002年アメリカ・マサチューセッツ州にエリック・カール絵本美術館を開館することになりました。

PartT「エリック・カールの世界」

PartT「エリック・カールの世界」

写真:フルリーナ YOC

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「エリック・カール展」は2部構成。PartTは「エリック・カールの世界」で〈動物たちと自然〉〈旅〉〈昔話とファンタジ−〉〈家族〉の4つがテーマ。〈動物たちと自然〉では、カールが幼いころ父と散策した野山の中で見た虫や動物、自然の中での発見や驚きをテーマにした作品を展示。また、地球環境への思いや、美しい地球を守り子供たちに手渡したいという願いを込めた絵本には“絶滅危惧種”や“野生動物”も描かれています。

この写真は『だんまり こおろぎ』のダミーブック。

PartT「エリック・カールの世界」

写真:フルリーナ YOC

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エリック・カールの絵本に描かれる物語の多くは〈旅〉を主軸に描かれています。登場人物や動物たちは、旅の中でいろいろな出来事に出会い、驚きや喜びを体験。絵本を読む子どもたちも主人公たちと一緒に絵本を旅し、その中で多くの喜びや様々な発見をしていきます。

カールは作品の中で「数字・曜日・12ヶ月」をよく用います。絵本をめくりながらリズミカルに展開する数字や曜日。子どもたちは絵本の中で旅に出て、楽しく遊びながら“数字”や“曜日”を覚え、その面白さ・不思議さ・広がる世界を体験します。カールの絵本にはそんな魔法のような力があります。

PartT「エリック・カールの世界」

写真:フルリーナ YOC

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〈昔話とファンタジー〉では古典として親しまれている物語の挿絵やファンタジー溢れる作品を、また〈家族〉では、動物たちや人間の心温まる家族の絵本を紹介。この写真はその一つ『パパ、お月さまとって!』の原画。

窓から手が届きそうに近くに見えるお月さまと遊びたいと思ったモニカが、パパに「お月さまとって」と頼むところから始まるファンタジー溢れる仕掛け絵本。深いブルーの色紙の上に描く、切り絵のコラージュの美しさは、ファンならずとも是非見てほしい作品です。

エリック・カールの作品は手作り色紙を切り抜いて!

エリック・カールの作品は手作り色紙を切り抜いて!

写真:フルリーナ YOC

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これらの絵本に描かれるエリック・カールの美しい色彩は、独特なコラージュ手法によって生まれます。カール氏は、まず手描きの色紙を作成。この色紙は、半透明の薄紙にアクリル絵の具・水彩絵の具・ポスターカラーなどを使い色を染め、そこに様々な色の模様を重ねて作ります。こうして作られる色紙は、絵の具の濃淡・筆に入れる力具合・筆跡などにより、さまざまな表情が生まれます。

エリック・カールの作品は手作り色紙を切り抜いて!

写真:フルリーナ YOC

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次に、色を重ねて作った色紙の上に、原画を描いたトレーシングペーパーを載せ、一緒に切り抜きます。切り抜かれたパーツは一つずつ丁寧に貼り合わされ、絵本原画を作成。

エリック・カールの作品は手作り色紙を切り抜いて!

写真:フルリーナ YOC

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エリックカールは絵本原画のみならず、絵本の最初と最後のエンドペイパーをも自ら作成。その絵本の物語をイメージして描く美しいエンドペイパーもエリック・カールの絵本の大きな楽しみの一つ。「エリック・カール展」の図録のエンドペイパーにも、すてきな趣向が凝らされていますのでお楽しみに!

PartU・エリック・カールの物語

PartU・エリック・カールの物語

写真:フルリーナ YOC

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展覧会のPartUでは、エリック・カールの初期作品・素描などの展示と共に、カールの才能を見い出し親交のあったレオ・レオニの作品も展示。

こちらの写真は、エリック・カールが今回の作品展に送り込んできた最新作・三人の天使≪パウル・クレー賛≫。カールのクレーへの深い敬愛が現れている愛らしい作品です。

PartU・エリック・カールの物語

写真:フルリーナ YOC

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エリック・カールは、立体作品もまた魅力的。この写真は絵本から飛び出してきたような愛らしい〈ねこ〉。カラフルな歯が可愛い、遊び心満載の楽しい作品です。

またこの他にも、2001年に手掛けたモーツァルトのオペラ「魔笛」の衣装デザインの絵も展示されています。

追記

いかがでしたか?「色の魔術師」エリック・カールの美しい原画を間近で見られる「エリック・カール展 The Art of Eric Carle」。ファンはもちろん、ファンならずとも必見の展覧会です。みなさんもカールの色彩豊かなファンタジー溢れる世界をぜひ体験してみてください。きっと彼の生み出した作品と、キャラクターたちが、喜びと元気を与えてくれるはずです。また特設ショップには、すてきなグッズも多数揃っていますのでお楽しみに。

「エリック・カール展 The Art of Eric Carle」は京都展は2017年7月29日(土)から8月27日(日)まで。開館時間は午前10時〜午後8時(入館締切は閉館30分前)となっています。入場料その他の詳細は下記MEMOのリンクからご覧ください。展覧会は京都会場の後、岩手・福島を巡回。岩手は2017年10月28日(土)から12月10日(日)まで岩手県立美術館にて、福島は2018年4月14日(日)から5月27日(土)までいわき市立美術館で行われる予定です。
それでは皆さん、アートな旅を!

 

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/21 訪問

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