写真:結月 ここあ
地図を見る箱根仙石原(神奈川県)の「ポーラ美術館」は、ポーラ・オルビスグループのオーナであった鈴木常司氏が40年余りかけて収集した西洋絵画を中心に、日本画・版画・古今東西の化粧道具まで、約9500点ほどを収蔵しています。
光が降り注ぐスタイリッシュなエントランスから館内へと向かいます。
写真:結月 ここあ
地図を見る2階のエントランスからは、エスカレーターに乗って、展示室のある階下へと降ります。森の景観との調和や、自然光を取り入れた美しい館内は、自然を感じることができます。
写真:結月 ここあ
地図を見る2017年3月18日(土)から9月24日(日)までは、ポーラ美術館開館15周年を記念して、「ピカソとシャガール・愛と平和の讃歌」の展示をしています。約80点にも及ぶ作品は圧巻です。
また、ポーラ美術館が収蔵する19世紀から20世紀にかけてのフランス近代美術の所蔵作品の中から、クロード・モネ「睡蓮の池」やオーギュスト・ルノアール「レースの帽子の少女」なども同期間展示されています。
写真:結月 ここあ
地図を見るポーラ美術館は総数790点ほどのガラス工芸も収蔵しています。アール・デコ時代のものが多く、エミール・ガレやルネ・ラリック、ドーム兄弟など魅力あふれる作品を観ることができます。その一部をご紹介しましょう。こちらは美しいフォルムにケシの実が浮き彫りされているエミール・ガレの「ケシ文花器」。
写真:結月 ここあ
地図を見るこちらもエミール・ガレの作品で、左からタンポポの花や白い冠毛をつけた種子にカミキリムシのような昆虫が描かれた「タンポポ文耳付花器」と、ダリアの輪郭をエッチングで削り出して、金彩とエナメル彩で描かれた「ダリア文花器」。花をモチーフにした作品が多いです。
写真:結月 ここあ
地図を見るさすが化粧品会社ということで、世界的にも珍しい6700点の化粧道具コレクションもあります。2017年3月18日(土)〜9月24日(日)まで、「日本の化粧道具と洋画でひもとく、よそおいの近代」をテーマに、ポーラ文化研究所が収蔵する幕末から昭和にかけての化粧道具コレクションや雑誌などの資料を展示しています。
昭和に発売された化粧品も展示されていますが、パッケージはレトロでオシャレなんです。
写真:結月 ここあ
地図を見る昭和7年頃の近代の女性美を象徴する化粧品のモダンなポスター。
写真:結月 ここあ
地図を見る美術館の中には、テラス席もある「レストラン・アレイ」と「カフェ・チューン」があり、鑑賞の合間の休憩に最適です。
写真:結月 ここあ
地図を見るこちらの写真は、B1の展示室の入り口にある「カフェ・チューン」。一面ガラス張りの開放的な店内は、目の前に広がる森を眺めながら、軽食やスイーツなどが楽しめます。ローストポークのサンドウィッチは、お野菜もたっぷりでヘルシーで美味しいですよ。
写真:結月 ここあ
地図を見る美術館の外には、2013年にオープンした「森の遊歩道」があります。全長670メートルの遊歩道には、ブナやヒメシャラなどの自然林が広がっています。木漏れ日が降り注ぐ遊歩道を歩けば、森に吹き抜ける風を感じたり、野鳥のさえずりに癒されます。
写真:結月 ここあ
地図を見る森の中の遊歩道は4月から11月まで開放されています。歩きやすい木道なので、家族で散策できますよ。植物や野鳥たちも探して見ましょう。春は新緑・夏は深緑・秋には紅葉と景色も素晴らしいです。
写真:結月 ここあ
地図を見る美術館の遊歩道だけあって、森の中にはこのような個性的な彫刻がいくつか置かれています。
自然の中の美しい美術館はいかがでしたか。所蔵作品の素晴らしさ、世界の名作に出会えるポーラ美術館へ足を運んでみませんか。
箱根湯本からの、アクセスはいくつかありますので関連MEMOからポーラ美術館のHPをご覧ください。
箱根湯本駅からは1日に3本ほどですが直通バスもあり、所要時間は約40分。1日1本ですが小田原発もありますよ。
この記事の関連MEMO
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(2024/3/28更新)
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