写真:吉川 なお
地図を見る鮮芋仙(シィェンユーシィェン)は台中市豊原の代々続く農家で生まれ育った傅(フー)姉弟2人が始めたお店で、芋圓(ユーユェン)、仙草(シィェンツァォ)、豆花(トウファ)という台湾を代表する伝統スイーツの専門店です。
ここの売りは添加物や防腐剤を一切使用せず、徹底的に手作りにこだわる点。素材の味を生かした身体にやさしいスイーツは台湾の老若男女の心をつかみ、高いリピート率を誇っています。
フランチャイズ方式で続々と店舗を増やし、2017年4月現在、台湾に12店舗、中国に459店舗、韓国に10店舗、アメリカに2店舗、オーストラリアに12店舗、ニュージーランドに5店舗、ベトナムに3店舗、カナダに2店舗と世界で505店舗展開するまでに発展し、506店目にしてやっと日本上陸を果たしました。台湾の伝統スイーツを世界に知らしめた功績は大きく、確固たる地位を築いています。
写真:吉川 なお
地図を見るメニューは看板の「手工芋圓(冷温)」「滑嫩仙草(冷のみ)」「伝統豆花(冷温)」以外に、杏仁ベースの「杏仁系列(冷のみ)」、ドリンク「茶品系列」、かき氷などの「清涼冰品」、冬季限定の「熱品」、お餅などの「招牌点心」と豊富で1年仕様。芋圓、仙草、豆花はトッピング違いで常時5種類以上用意されています。
自慢の手作りトッピングは10種類。
緑豆・・・ウグイス豆
花豆・・・紫色の大きい豆
珍珠・・・タピオカ
紅豆・・・あずき
芋頭・・・タロイモ
粉粿・・・麺状のデンプン
粉條・・・サツマイモ粉から作られる四角いゼリー
花生・・・ピーナッツ
地瓜・・・サツマイモ
薏仁・・・ハト麦
芋圓やトッピングの材料は、台湾各地の名産地から厳選品を取り寄せています。タロイモは台中の大甲産、サツマイモは新北市の金山産といずれもブランド品で、カラフルでもちもちとした芋圓は添加物や防腐剤を一切加えずに天然素材だけで作られています。そのため素材の味が引き立ち、甘さも控えめ。そのヘルシーさも好評の一因です。
写真:吉川 なお
地図を見る中国医学で暑気あたりや糖尿病の治療に使われる仙草は、台湾ではとてもポピュラーな食べ物。シソ科の植物ですがデンプンやペクチンなどの多糖類を豊富に含むため、長時間煮込むことで天然のゼリーを作ることができます。
見た目は真っ黒でうっすらと苦味があるので、フレッシュミルクをかけて食べることが多いのですが、鮮芋仙の仙草にはさらに口当たりをよくする魔法のシャーベットが入っています。
写真は店一押しの「鮮芋仙招牌(60元)」で、上部にかけられているのがそれ。仙草汁と黒糖シロップを混ぜてシャーベット状にしたもので、かき混ぜると黒糖味が染み込んでまろやかな風味になり、さらにフレッシュミルクをかけると喉越しも抜群になります。これぞ専門店の成せる技。仙草デビューの方もきっと仙草が好きになってしまうことでしょう。
写真:吉川 なお
地図を見る豆腐のような豆花は、大豆から丁寧に作った豆乳を固めたプリンのようなもの。豆本来の甘みを生かした優しい味付けで、大豆イソフラボンやビタミンを多く含むことから美容にも効果があり、夏はアイス、冬はホットと1年中食べられます。
鮮芋仙では、好きなトッピングを3つ選んで自分好みのデザートを作ることもできます。タピオカとあずきとハト麦をセレクトした写真の豆花は、トッピングの量が多く下の豆花が見えません。豆花のツルンとした食感とタピオカのもちもち感、あずきのほどよい甘さとハト麦のざっくりしたかみごたえが絶妙です。
写真:吉川 なお
地図を見る亜熱帯の台湾は1年の半分が夏。クーラーの効いた店内では冷たいかき氷も食べられます。
「傳統粉粿冰(65元)」はタピオカとあずきとタロイモ入り。シロップと氷が絡み合って優しい味になっています。特に鮮芋仙こだわりのタロイモのおいしさは特筆もの。薄い紫色をしたタロイモは日本ではあまり見かけませんが、甘味が強くとてももっちりしていて食べごたえも充分。是非ご賞味ください。
ドリンクには仙草やタロイモを使ったものに加え、台湾でよく飲まれる冬瓜茶もあり、テイクアウトも可能です。鮮芋仙のスイーツはどれもボリュームがあるので、2人で1杯がちょうどいいかも。
台湾には医食同源の考えが深く根付いているので、おいしく食べれて健康に良いものが大好き。日本よりリーズナブルに食べられるのも大きな魅力。鮮芋仙には食べてみたいスイーツが満載です!
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/28更新)
- 広告 -