横須賀駅から15分の場所にある、三笠公園。
「日本の都市公園100選」「日本の歴史公園100選」に選ばれた、近代日本史を目で感じられる横須賀の観光名所です。
「水と光と音」をテーマに作られた公園で、桜並木を楽しめる入口広場や、音楽やショー、ライトアップなどが見られる壁泉や噴水など、デートスポットにもピッタリ。
時折イベントも開催されており、特に日本最大級のカレーイベントは、2日間の開催期間中、5万人が足を運び、よこすか海軍カレーや横須賀海上自衛隊カレーを目当てに多くの人がイベントに参加。ほかにも全国各地から集まったご当地カレーナンバーワンを決める“ご当地カレーナンバーワングランプリ”が行われるなど、カレー好きにはたまらない一大イベントです。
そんな三笠公園で、一番注目されるスポットが「記念艦三笠」です。
軍港として重要な拠点となった歴史を持ち、現在でもアメリカ海軍や自衛隊関係施設が集まっている横須賀港。そのなかで、特に足を運んでいただきたいのが「記念艦三笠」です。
1904年(明治37年)2月8日に開戦した日露戦争。この戦いのために、当時最強の海軍力といわれたイギリスのヴィッカース社に発注依頼し、建造されたのが戦艦三笠です。戦艦三笠は当時の最先端設備を完備しており、世界一古い鋼鉄製戦艦といわれています。
また、戦艦三笠はイギリスのヴィクトリー、アメリカのコンスティチューションと同様に、自国の独立を守るため戦い、歴史的な勝利を収めたことから世界の三大記念艦と呼ばれています。
三笠という名前は、奈良県の三笠山にちなんだもの。戦艦三笠は日露戦争を勝利に導いた立役者として知られ、大正15年に現役を退いて以降、「記念艦三笠」として第2のスタートを歩み始めました。
現在の戦艦三笠は、新たにヴィッカース社にレプリカを製作依頼したもの。生の迫力を実際に体感することができる、横須賀ならではの観光スポットといえます。今ではコスプレの新スポットとしても人気で、若い人が思い思いの衣装でみかさをバックに記念写真を撮っている姿も見られます。
なかでも公園内の中央広場は、記念艦みかさをバックに東郷平八郎の銅像と共に写真を撮ることができる絶好の写真スポット。観光で立ち寄る多くの人々が記念撮影しています。
館内では、当時のまま残されている長官室を始め、バスタブや洋式トイレなど、西洋から持ち込まれたさまざまな品を見ることができます。
欧米列強に追いつこうとした、当時の日本の強い思いを感じられそうですね。
休日に都心から1時間ほどで足を延ばすだけで、タイムスリップしたような気分を味わえる横須賀港の「記念艦三笠」。周辺には、横須賀グルメを楽しめるお店も数多く並んでいますのでぜひ足を運んでください。
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