シュトゥットガルトのメルセデスベンツ博物館はレースファン必見の博物館

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シュトゥットガルトのメルセデスベンツ博物館はレースファン必見の博物館

シュトゥットガルトのメルセデスベンツ博物館はレースファン必見の博物館

更新日:2017/04/06 16:29

辻野 ヒロシのプロフィール写真 辻野 ヒロシ モータースポーツ実況アナウンサー、フリーライター、ジャーナリスト、ファンダイバー

ドイツ南部の「シュトゥットガルト」は自動車産業が盛んな工業都市。この街の大きな見どころに自動車博物館があります。今回は自動車の父、カール・ベンツが生んだ「メルセデスベンツ」の博物館を訪問。ここはメルセデスの歴史に留まらず、F1やDTM、そしてルマン24時間レースを戦った名レーシングカーの宝庫。ヨーロッパのレース観戦とセットで訪れたいミュージアムをご案内します。

サーキットをイメージした必見の展示

写真:辻野 ヒロシ

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ドイツの玄関口、フランクフフルト国際空港からドイツ国鉄ICE(特急列車)に乗って1時間15分。ドイツ有数の工業都市、シュトゥットガルトは自動車産業が盛んな街として知られています。その代表が自動車メーカーのダイムラー社。「メルセデスベンツ」は同社の一大ブランド。その歴史の数々を収めたミュージアム「メルセデスベンツ博物館」は自動車ファンならずとも一度は訪れたい博物館です。

この博物館は自動車の歴史を学べるだけに留まりません。モータースポーツの歴史を彩ってきた数々のレーシングカーがとてもカッコよく展示されている博物館なのです。

「シルバーアロー」メルセデスの名車がいっぱい

写真:辻野 ヒロシ

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サーキットをイメージした名レーシングカーの展示。その全体を見るだけでも訪れる価値がありますが、この博物館は入場時にレンタルできる「音声ガイドシステム」が非常に充実しており、館内の音声案内ポイントで日本語のガイドを聞くことができるので、レースやモータースポーツの歴史を学ぶことができます。

ところで、なぜ「メルセデスベンツ」の色には銀色の車が多いのか、ご存知ですか? 展示されている1960年代までの「メルセデスベンツ」のレーシングカーは全て銀色です。これはF1などの世界選手権や国際レースはかつて国別の色(ナショナルカラー)に塗られて出場するのが当たり前だったからです。ドイツのナショナルカラーは銀色と指定されていました。

今やメルセデスベンツのコーポレートカラーにもなっている銀色に塗られ、矢のような速さをレースで見せたことから「メルセデスベンツ」のレーシングカーは「シルバーアロー」の異名で知られています。

レースから始まった「メルセデス」の名前

「メルセデスベンツ」は多くの方が知っているブランド名ですが、実は「メルセデス」と「ベンツ」は元々、別の歴史を歩んできたものです。「ベンツ」は1880年代に世界で初めてガソリン自動車を作ったカール・ベンツから取られています。

そして「メルセデス」はダイムラー社の顧客だった富豪のエミール・イェリネックの娘の名前です。イェリネックは様々な製品に自分の娘たちの名前を付けて親しみを持って愛用していました。高性能なダイムラーの自動車には娘「メルセデス」の名前を付けて、レースに出場。数々の勝利を収めたことから「メルセデス」の名前はレースで速い高性能車のイメージになっていきました。

写真:辻野 ヒロシ

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1926年、カール・ベンツの会社とダイムラーが合併することになります。社名こそダイムラー・ベンツになりましたが、同社はレースで高い名声を得た「メルセデス」の名前を冠し「メルセデスベンツ」のブランド名で自動車を製造するようになったのです。博物館の展示では、名前の由来となった少女「メルセデス」ちゃんの写真も見ることができます。

レースへの情熱と名声は「メルセデスベンツ」というブランドに欠かせないものなのです。

写真:辻野 ヒロシ

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自動車レースの意味を改めて考えさせられる情熱あふれる展示

現代のF1でも圧倒的な強さを見せる「メルセデスベンツ」。そのレースに対する情熱を実に丁寧に紹介している、本当に素晴らしい展示です。F1などのモータースポーツがお好きな方は是非とも3時間以上は時間をとってゆっくりと展示をご覧ください。

シュトゥットガルト中央駅から近郊列車「Sバーン」で所要7分、Neckarpark(Mercedes-Benz)駅下車。徒歩5分ほどで到着できる好アクセスなのも魅力。特にジャーマンレイルパスで旅行する人で、ICEがシュトゥットガルト経由なら途中下車して立ち寄っても良いと思います。

休館日:月曜日

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/18 訪問

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