写真:田中 六花
地図を見る「幸福甜品・茶米露」へは、迪化街で一番賑やかな通りにある永樂市場前のコンビニエンスストアHi-Lifeを西に入り、突き当たった西寧北路を左に曲がるとすぐにたどり着きます。ガラス張りの店構えに「茶米露」と書かれた茶色の看板が目印。さっそく中へ入ってみましょう!
写真:田中 六花
地図を見る店内は、白を基調にしたシンプルな造り。大きなテーブルが2つと小さなテーブル3つ、決して広さや派手さはありませんが、清潔感いっぱいで落ち着きます。壁には迪化街の文化や歴史が垣間見える写真が飾られています。歩いてきたばかりの趣ある街並みやにぎわいと照らし合わせると、別の表情が浮かんできます。
写真:田中 六花
地図を見る「幸福甜品・茶米露」は笑顔がやさしいオーナー夫妻が切り盛りする小さな店。「西米露」というマレーシアやタイなどが発祥のココナッツミルクで作るデザートを基本に、台湾のお茶を加えたオリジナルメニュー「茶米露」も味わえます。
きっかけになったのは、奥さん手作りの家族をニコニコ顔にしてしまう「西米露」でした。お腹がいっぱいでも、ケンカをしていても、つい手が伸びる「西米露」。このおいしさで、たくさんの人にも幸せな気持ちを味わってもらいたいと店をオープン。ていねいに手作りされた味わいは、どこか懐かしくほっと安らぐと幅広い世代に人気です。
写真:田中 六花
地図を見る店に入ったら、奥にあるカウンターへ進み、注文と支払いをしましょう。テイクアウトも可能なので、時間のない時はサッと立ち寄ってお持ち帰りとしていただく手もあります。
写真:田中 六花
地図を見る一目瞭然の日本語メニューがあり、安心して注文ができます。メニューは5つ。それぞれアイス・ホット、サイズの大・小と、中に入れるトッピングを選びましょう。ほかに夏と秋冬の限定メニューもあるので、そちらもチェックしてみて。
写真:田中 六花
地図を見るこちらが基本の「西米露」。ホットで紅豆(あずき)をトッピングしたものです。
日本語メニューにはタピオカと記されていますが、実はタピオカミルクティーに入っている珍珠とは少し違います。タピオカミルクティーの珍珠はサツマイモのデンプン、「西米露」はサゴというヤシ科の植物のデンプンから作られてます。やや小さめでモチモチ感が少ない分、喉ごしが良く胃もたれしません。
「西米露」には一般的にココナッツミルクが使われますが、ここでは新鮮な牛乳を使っているので、クセがなくやさしい味わい。素朴で一口一口味わうほどに、滋味深いおいしさが広がります。
写真:田中 六花
地図を見る店名にもなっている、ここだけにしかない看板メニュー「茶米露」。紅茶とミルクティーが選べます(写真はアイスの紅茶)。
グラスの下から、烏龍茶ゼリー→タピオカ→紅茶と重なり、それはきれいで崩すのがもったいないほど。お茶本来の風味に、QQ(モチモチ)と称されるタピオカとツルンとしたゼリーの食感が楽しめる、さっぱり系。甘さ控えめなので、男性にもオススメです。
廸化街で育ったオーナーが、この場所らしいメニューをと1年余りを費やし完成させた「茶米露」。同じ廸化街にある老舗・林華泰茶行の香り豊かなお茶と「西米露」がうまく溶け合った唯一無二のドリンクです。
写真:田中 六花
地図を見る「西米露」のハトムギバージョン(ホットで紫米をトッピング)。「西米露」よりもトロッした味わいが特徴。
写真:田中 六花
地図を見る「鮮採銀耳蓮子湯(白きくらげとハスの実スープ)」は、中華圏ではポピュラーなスイーツの一つ。楊貴妃が好んだといわれる白きくらげ・ビタミンや食物繊維が豊富なハスの実に、冷えなどに良いとされるナツメも入り、美肌や健康にうれしいものばかりのヘルシースイーツです。
廸化街を知り尽くしたオーナーが厳選した食材だけを使用。スープは甘過ぎず、白きくらげの食感がマッチした、さっぱりしたおいしさです。昔から親しまれている伝統スイーツを、この機会にお試しくださいね!
秋冬限定メニュー「杏福露」は、杏仁の風味とタピオカ・あずきが相性ぴったり。夏にはパイナップル・レモン・タピオカの限定メニュー「澄黄露」が登場。旬の味わいも楽しみの一つです。
「幸福甜品・茶米露」のスイーツは、どれもシンプルなおいしさ。その中に大げさでない小さな幸せが、口福を運んでくれるような温かさがあります。
廸化街散策では、出会う機会の少ない「西米露」を探しにちょっと寄り道して、旅のひと時ほっこりしてみませんか。幸せなおいしさがきっと見つかりますよ!
※グーグルマップでは無休になっていますが、毎週月曜日が休みです。
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(2024/3/28更新)
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