元東伏見宮家別邸「吉田山荘」で優雅に京料理を堪能!

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元東伏見宮家別邸「吉田山荘」で優雅に京料理を堪能!

元東伏見宮家別邸「吉田山荘」で優雅に京料理を堪能!

更新日:2017/04/04 18:33

大竹 進のプロフィール写真 大竹 進 元旅行会社勤務、元旅行専門学校講師

東山三十六峰の一つに数えられる吉田山。その中腹に位置する吉田山荘は、東伏見宮家別邸として1932年に建てられ、現在国の有形文化財として登録されている由緒ある建物です。
銀閣寺や哲学の道からも程近く、四季折々の自然が楽しめる美しい庭や東山連峰を眺めながら、京料理を堪能できる料理旅館・吉田山荘をご紹介致します。

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屋根瓦には皇室ゆかりの「裏菊紋」が

屋根瓦には皇室ゆかりの「裏菊紋」が

写真:大竹 進

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神楽岡通に面した吉田山荘の表唐門は、宮大工棟梁で文化功労者の西岡常一氏により建てられたものです。門をくぐって敷地内に入り、ゆるくカーブする坂道を上って行くと、期待感もどんどん上がって行きます。

屋根瓦には皇室ゆかりの「裏菊紋」が

写真:大竹 進

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和と洋が見事に組み合わされた総桧造りの本館は重厚感があり、屋根瓦には皇室ゆかりの「裏菊紋」があしらわれていて、改めてここが宮家の御屋敷であったことに気づかされます。かつては庶民が近づくことも出来なかった場所に足を踏み入れる緊張感が漂って来ます。

屋根瓦には皇室ゆかりの「裏菊紋」が

写真:大竹 進

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本館から離れへは、苔に覆われた道に置かれた飛び石伝いに行くことが出来、庭の木々には多くの野鳥が集まって来るので、様々な鳴き声が聞こえて来ます。食事の後庭園を散策するのも良いですね。

ステンドグラスに封じ込められた宮家の名前を読み解く

ステンドグラスに封じ込められた宮家の名前を読み解く

写真:大竹 進

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本館のちょっと変わったデザインのガラスの引き戸を開けると、こんな玄関が迎えてくれます。正面の衝立には季節に合わせた色紙や短冊が飾られていますから、靴を脱いで上がった後、目を止めて見るのも良いですね。

ステンドグラスに封じ込められた宮家の名前を読み解く

写真:大竹 進

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玄関左手には丸いステンドグラスが嵌め込まれていますが、このデザインは古墳時代の銅鏡の背面文様が原形になっているもので、伏見宮の「フシミ」という文字が読み取れます。どこに描かれているのか探してみるのも面白いですね。

ステンドグラスに封じ込められた宮家の名前を読み解く

写真:大竹 進

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本館は昭和7年建設当時の姿をほぼそのまま残しており、玄関を上がると畳廊下が続き、二階への階段は竹製のお洒落な手すりが添えられています。

部屋の中の裏菊紋は何処に?

部屋の中の裏菊紋は何処に?

写真:大竹 進

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食事は客室で頂きます。言うなれば皆個室ですから、他のグループに気兼ね無く落ち着いて食事を楽しむことが出来ます。和室にテーブルが設置してあるので、畳に座る必要も無く、足が疲れません。ここは料理旅館でもあるので宿泊することも可能です。

部屋の中の裏菊紋は何処に?

写真:大竹 進

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床の間には花が優雅に活けられ、季節に合わせて雛人形などが飾られていて、雰囲気を盛り上げています。天井も高く作られていて気持ち良く、昭和初期を代表するレトロな照明が素敵です。

部屋の中の裏菊紋は何処に?

写真:大竹 進

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客室のふすまの取っ手には皇室ゆかりの「裏菊紋」があしらわれていて、かつて伏見宮のご家族がこの場所で日々の生活を過ごされていらっしゃったことを実感させられます。

女将直筆の「今月の歌」のよみ人は?

女将直筆の「今月の歌」のよみ人は?

写真:大竹 進

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今回ご紹介するのは「葉皿(はざら)料理」と名付けられた吉田山荘のお昼の食事です。献立は毎月変わりますが、供される料理のメューを見ていると、それぞれの食材がどの様に調理されて姿を現すのか楽しみになります。

女将直筆の「今月の歌」のよみ人は?

写真:大竹 進

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吉田山荘では会席のテーブルにお客様へのお礼の気持ちを込めて、女将直筆の「今月の歌」が添えられています。万葉集や古今集などから選ばれた歌が将に水茎の跡も麗しくしたためられていますが、こんな達筆で書かれた歌に感じ入った後、いよいよ食事の始まりです

女将直筆の「今月の歌」のよみ人は?

写真:大竹 進

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先付、造里と続いてメインの葉皿が運ばれて来ます。「葉皿料理」とはこの葉の形をした器から名付けられたもので、献立表にある通り、10種類もの見た目にも美しい料理が葉皿に盛りつけられ、どれから箸をつけようか迷ってしまいます。

目で食べる和食の素晴らしさ

目で食べる和食の素晴らしさ

写真:大竹 進

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メインの葉皿料理を頂いた後は、炊合、そして焼物です。和食は目で食べると言いますが、この様な素敵な場所での食事は、料理ごとに変わる様々な器、彩り豊かな盛り付けをゆっくり眺めてから味わうことが出来て良いですね。

目で食べる和食の素晴らしさ

写真:大竹 進

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焼物の次は御椀ですが、蓋を取るとそこにも皇室ゆかりの「裏菊紋」があしらわれていて、何となく心をくすぐられます。

目で食べる和食の素晴らしさ

写真:大竹 進

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御飯が出た後、最後は水物です。会席料理は一品一品はそれ程ボリュームのあるものではありませんが、時間をかけて少しずつ食べていると次第にお腹が一杯になって来ます。それでも最後のデザートは別腹、彩り豊かな季節の果物を胃袋へと運び、大満足の食事も終了です。

吉田山荘の京料理

京都には京料理を味わえるお店が多数ありますが、吉田山荘は料理が美味しいばかりではなく、建物そのものが有形文化財に登録されていて、雰囲気も最高です。更に四季をじられる庭園からは真如堂や東山連峰が望め、四季折々の自然の変化を訪れるたびに楽しむことが出来ます。

敷地内には宮家時代、宮様の車のガレージだった建物の外観をそのまま残したカフェ真古館(しんこかん)があり、名物お福もちぜんざいをここで食べることが出来ますから、食事だけではなくカフェとして立ち寄る事も可能です。

リッチで優雅なひと時が過ごせる吉田山荘、元宮家の御屋敷であなたも素敵な京料理を堪能してみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/15 訪問

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