韓国のサントリーニ「ヒンヨウル文化村」

韓国のサントリーニ「ヒンヨウル文化村」

更新日:2018/08/03 16:38

韓国・釜山にあるヒンヨウル(白瀬)文化村は韓国のサントリーニと呼ばれている。韓国のマチュピチュ「甘川洞文化村」に比べるとまだまだ観光地化されていないため、ゆっくりと時間を過ごせる。細い道の探検と壁のアートが楽しい、海沿いの散歩道だ。

ヒンヨウル文化村は穴場の釜山観光スポット

ヒンヨウル文化村は穴場の釜山観光スポット
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ヒンヨウル文化村は韓国のサントリーニと称されるが、韓国のマチュピチュと称される甘川洞文化村に比べて知名度が低く、まだまだ観光地としては定着していない。地元の人々にとっては、海岸沿いの散歩道になっており、晴れた日にのんびり古き良き釜山を感じながら過ごしたいという人にはぜひ訪れてほしいスポットだ。

釜山南部の影島にあるヒンヨウル文化村を紹介しているガイドブックやパンフレットは稀だが、アクセスは簡単だ。ロッテ百貨店光福店向かい側のバス停(地下鉄南浦駅6番出口)から6番、7番、9番などのバスに乗る。割と頻繁にバスが通るのでそれほど待つ必要もない。ロッテ百貨店から7つ目の停留所で降りる。市バスが不安なら、釜山駅から出発している釜山シティツアーバスを利用すると確実にたどり着ける。

ヒンヨウル文化村は穴場の釜山観光スポット
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バスの通りから階段を降りると、ヒンヨウル文化村の運営支援センターにつながっており、中にはトイレやカフェがある。甘川洞文化村のように散歩道のあちこちにカフェがあるわけではないので、カフェはここを利用するのがオススメだ。トイレは散歩道にもあるが、センター内のトイレが一番利用しやすいだろう。また、見どころを全部見て回りたいなら、運営支援センター前にある地図をスマホやカメラで保存しておくと良いだろう。

韓国のサントリーニ?

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運営支援センターのすぐ横では浜辺に降りることができるので、ぜひ降りてみよう。それから散歩道を進んでいくと、海女さん達の更衣室があるので、その手前にある階段を登る。そこからは絶壁の上の白い散歩道が続き、ヒンヨウル文化村の小さな家々がまるでサントリーニのように連なっている。この急な階段を登りたくないという人は、バスを降りて一番最初の階段を降りずにそのままバスの通りを進み、途中で集落が現れてから、小道を少し下ってヒンヨウル文化村の散歩道に入ろう。

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散歩道の途中には、映画「弁護人」撮影地や芸術工房、二松島展望台などの見どころがあるが、ヒンヨウル文化村では、南港大橋や船を眺めながら、甘川洞文化村のような家々の間の小道をゆっくり探検できるのが一番の楽しみとなるだろう。甘川文化村に比べると規模が小さく、アップダウンも少ないので、散歩にはちょうど良く、また、観光化されすぎていない素朴さが魅力だ。かわいい壁画があちこちにあり、歩いていて楽しい気分になるに違いない。

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散歩道から自分の目でサントリーニに匹敵するような景色を眺めるのはなかなか困難だが、散歩道の途中には展示施設もあり、まるでサントリーニのような美しい姿を収めたヒンヨウル文化村の写真が展示されている。また、屋内には撮影スポットがあり、白壁の家から海を見下ろしてみると、サントリーニにいるような気分になるだろう。

釜山の穴場スポット、韓国のサントリーニ「ヒンヨウル文化村」へ

韓国のマチュピチュ「甘川洞文化村」ほど観光客にはまだ知られていない穴場の「ヒンヨウル文化村」。サントリーニのように海に面した絶壁の白い散歩道と家々の間の小道の探検ができ、かわいい壁画の数々に癒される。釜山でショッピングや街の雑踏に疲れたら、ひと昔前の素朴な釜山を感じられるヒンヨウル文化村を、ぜひ訪れてみよう。

掲載内容は執筆時点のものです。

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