東南アジアで最も栄華を極めたタイの古都「アユタヤ」の遺跡の数々は神秘的で美しい

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東南アジアで最も栄華を極めたタイの古都「アユタヤ」の遺跡の数々は神秘的で美しい

東南アジアで最も栄華を極めたタイの古都「アユタヤ」の遺跡の数々は神秘的で美しい

更新日:2017/04/06 13:01

空下 遥子のプロフィール写真 空下 遥子 トラベルライター

優しい笑顔で胸の前に手を合わせて"サワディクラップ" と挨拶されるとほっこりした気持ちに。そんな微笑みであふれているタイの世界遺産「歴史都市アユタヤ」へ旅をしてみませんか?貿易で富を築き、他国の多様な文化を融合して独自の文化を開花させたアユタヤ王朝。その独自の文化は遺跡となっている寺院の建物に反映され現在も残されています。遺跡は見る時間帯により表情が変わるのでそれぞれの美しさは一見の価値ありです。

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タイならでは!?

タイならでは!?

写真:空下 遥子

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アユタヤへはバンコクから電車で1時間半。実際は動き出しても途中で止まったりするので、2時間くらいかかる気持ちで出発しよう。切符を購入してホームへ行くと、えっ、どうして駅で!?と驚く光景が。ホームに椅子が並べられただけのオープンな散髪屋が営まれています。「綺麗さっぱりとおめかししてから電車でお出掛け!」ということなのかも知れません。

タイならでは!?

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アユタヤの町は東西6キロ、南北4キロの中洲にあり、主要な観光スポットは同じエリアに集中しているので移動手段はレンタル自転車がオススメ。自由に行ったり来たりできます。ただ、どの季節も最高気温が30℃を超える熱帯気候なので、日中は観光しながら運動しているかのように汗をかきます。

他の移動手段としては、タイならではの乗り物トゥクトゥク(オート三輪車)で巡るのも一度はやってみたいこと。アユタヤの町全体の雰囲気や遠めからの寺院や仏像も見られるので、心地いい風を感じながら見て回れます。

形や装飾など建築様式に注目してみると遺跡巡りがより楽しい!

形や装飾など建築様式に注目してみると遺跡巡りがより楽しい!

提供元:タイ国政府観光庁

https://www.thailandtravel.or.jp/wat-phra-ram/

アユタヤは1351年にウートン王により建国されてから1767年にビルマ軍の攻撃により破壊されるまでの417年の間、アユタヤ王朝の首都であった都市です。チャオプラヤー川沿いの水路に恵まれたこの都市は、東南アジア各地の文化を融合しながら繁栄を続け、特にクメール文化の影響を大きく受けて独自の文化を開花させました。17世紀には近隣のアジア諸国だけでなく、遠くペルシャやアラブ、そしてヨーロッパ諸国との交易を盛んに行い、国際貿易都市として世界にその名を轟かせました。

写真のワット・プラ・ラームは、初代アユタヤ王ウートン王の菩提寺です。美しいクメール様式が見所となっています。

形や装飾など建築様式に注目してみると遺跡巡りがより楽しい!

写真:空下 遥子

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アユタヤ王朝8代目の王によって王位継承争いで倒れた二人の兄のために建立された寺院、ワット・ラーチャブーラナ。こちらの仏塔もクメール様式となっています。アユタヤ王朝では活発に行われた貿易を通して異なる国の文化の影響を受け、前述の寺院もこちらの寺院も同じクメール様式となっていることからも特にクメール文化の影響が大きかったことが窺えます。

クメール文化とは、カンボジアを中心とする東南アジアの民族「クメール人」により建国されたクメール朝のカンボジアの文化のことです。その文化を反映する建築様式がクメール様式であり、その傑作とされているのがカンボジアにあるアンコール・ワット。

旅先で見たものが他の場所のものと歴史的に繋がっているなら、その場所にも旅をしてみると新たな楽しみが広がります。アユタヤを訪れた後にアンコール・ワットのあるシェムリアップも訪ねてみると、クメール様式の建築の美しさをより感じられるかも知れません、またはアユタヤの寺院と比べることで何か自分なりの発見ができるかも知れません!?

形や装飾など建築様式に注目してみると遺跡巡りがより楽しい!

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こちらはワット・プラ・シーサンペットと呼ばれる寺院。初代の王ウートン王がアユタヤ王国を建国した際に王宮とした場所で、その後は王専用の仏教儀式の場として礼拝堂もありましたが、今は歴代3人の王の遺骨が納められているスリランカ様式のチェディと呼ばれる仏塔が3基残るのみ。大きな破壊を受けた他の仏塔遺跡と比べ、漆喰などが当時の状態をよく保存しているため、アユタヤ王朝の建築をそのまま見ることの出来る貴重な遺跡となっています。

気に入った遺跡は日中、夕暮れ、日没後に分けて訪れ、時間帯で変わる遺跡の表情を見に行くのも遺跡巡りの楽しみ方の一つです。日没後のライトアップはいくつかの遺跡に限られているのでご注意下さい。

こんなに象と触れ合えるなんて!

こんなに象と触れ合えるなんて!

写真:空下 遥子

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夕暮れの遺跡巡りの時間までにしたいことは、エレファント・ライディング。像に乗ってゆらゆらと揺られながら、アユタヤの町散歩ができます。象に乗るのを待っている間は、休憩している象がすぐそばにいるので触ってみたりすることができます。そばに飼育員はいないようなので、体を撫でながら目を見つめて話しかけたりしていると、目で返事をしてくれているような象との会話の時間も持てるかも知れません!?

時間帯により変わる遺跡の表情

時間帯により変わる遺跡の表情

写真:空下 遥子

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先ほどご紹介したワット・プラ・シーサンペットが夕日の影に落ちている表情は、建築の詳細まではっきりと見える日中とは異なり、風化している部分が強調され儚さを感じたり、見え方が変わります。夜の闇の中でライトアップされた表情は、アユタヤ王朝の栄華の時を思わせる美しさを感じたり。どのように見えるかは旅人によって違ってくるでしょう。

時間帯により変わる遺跡の表情

提供元:タイ国政府観光庁

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夜にライトアップされたワット・チャイ・ワタナラーム。1630年に24代目の王が母親のために建てた寺院です。しかし、寺院の構造や建築様式がカンボジアのアンコール・ワットに似ていることから、カンボジアとの戦いの勝利を記念して建てられたとの説もあります。寺院の四角い境内の中央には35メートルの主塔がそびえ立ち、四方に4基のプラーンと呼ばれる仏塔があり、その回りには回廊が取り巻く構造となっています。クメール様式の美しい装飾を見ることができ、ライトアップされた表情はさらに美しい。

世界遺産「歴史都市アユタヤ」は見所がいっぱい!日帰りではもったいない

アユタヤはバンコクから日帰りできる距離ですが、急ぎ足で見て回ると見過ごしてしまう色々な視点からの美しい光景があります。同じ寺院遺跡でも建造された時期により建築様式が異なるため、それぞれに異なった特徴を見ることができます。また、時間帯を分けて巡ると遺跡の表情をそれぞれに異なる美しさで見ることもできます。他にも、現在も国王の住居として使われているバンパイン宮殿、高さ80メートルからアユタヤの町を一望できる寺院ワット・プーカオトーン、全長28メートルの巨大な寝釈迦像、世界各国との貿易が盛んだったアユタヤ王朝の時やってきた日本人が暮らした日本人村跡など、沢山の見所があります。王の気分を味わえるエレファント・ライディングもオススメです。666年前の王朝の歴史を紐解きながら、ゆっくりと古都を巡ってみよう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/01/03−2013/01/04 訪問

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