家族旅行におススメ!フィレンツェ近郊・ディコマーノの「5月祭」

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家族旅行におススメ!フィレンツェ近郊・ディコマーノの「5月祭」

家族旅行におススメ!フィレンツェ近郊・ディコマーノの「5月祭」

更新日:2017/04/03 17:58

中山 久美子のプロフィール写真 中山 久美子 トスカーナ専門コーディネイター、日伊通訳

人気観光都市のフィレンツェは、ドゥオモや有名美術館など見所もたくさん。しかし、フィレンツェから少し外に出るだけで美しい田園風景が見られるので、半日でも郊外に出かけてはいかがでしょうか?特に家族旅行では、都市観光ばかりではお子さんが飽きてしまうもの。大人も子供も一緒に楽しめる、フィレンツェ近郊・ディコマーノの5月第一週末に行われる5月祭を紹介します。

圧巻の牛たち、可愛いヤギや羊、珍品種のハトまで勢ぞろい

写真:中山 久美子

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毎年メインの催しは、リムジン種の牛の品評会。フィレンツェ県内の牧場から出展された牛たちは、臨時の大きなテントの中でゆったりと寝そべってたり、草を食んだりしています。また、「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)」に使用される高級牛・キアニーナの展示もあり、並んでいる姿は迫力満点!リムジンは平均でも1100kg、キアニーナは大きいものだと1700kgまでになるそうです。
お子さんが草を差し出して、自由に牛に食べさせてあげることもできますが、大きな牛なので保護者の方がサポートして下さいね。

写真:中山 久美子

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牛以外にも、ヤギや羊、馬などもいます。毎年、何かしらの動物の赤ちゃんもいて、お子さんはもちろん大人でも、感激ものの可愛さ!こちらでも草をやったり、撫でたり、ウサギなどの小動物は運が良ければ抱っこもできます。毎年多少の変化はありますが、ポニーのブラシかけや、乗馬、マウンテンバイク試乗などの体験プログラムも組まれていますので、ぜひ参加してみて下さい。

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そして面白いのが、ハト愛好家協会による世界のハトの展示です。サイズの大きなもの、小さなもの、カツラや衣装をまとっているようなハトまで、本当にいろいろ。その品種の多さにびっくりしたり、思わず笑ってしまったりすること、間違いなしです。

食事は地元の有志による屋外レストランで、食材は「KM0」

写真:中山 久美子

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イタリア旅行で一番のお楽しみ!と言っても過言ではないのが、やっぱり食事です。オーガニック系や素材にこだわるレストラン、またこのようなローカル祭りでよくうたわれているのが、「キローメトロ・ゼロ」=地産地消。つまり、地元の食材を利用していること。このイベントでも地元生産者の食材を使い、地元有志が切り盛りする屋外レストランが出ています。

単品注文やパニーノのテイクアウトも良いですが、おススメはセットメニュー。パスタ、肉+付け合わせ、水500mlで10ユーロと、とってもお得でお腹いっぱいになります。

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イタリアでは、各州や町ごとに特有の食材や料理があります。このイベントでおススメしたいのが、ディコマーノが位置するフィレンツェ北部・ムジェッロ地方のパスタ、「ラビオリ・アッラ・ムジェッラーナ」。ラビオリは一般的に、具がリコッタチーズ&ほうれん草または肉系のものが多いですが、このムジェッロ風は中にマッシュポテトが入っています。フィレンツェのレストランでもなかなか見かけないので、ぜひこの機会に食べて頂きたい一品です。

写真:中山 久美子

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メインの肉は、地元の精肉屋さんが作る腸詰ソーセージ。炭で焼いているので、外はカリッと香ばしく、スパイスの効いた肉汁がたまりません。トスカーナでの肉の付け合わせの王道は、この白いんげん豆。リボッリータ(野菜、固くなったパン、豆のミネストローネ)やウッチェッレット(白いんげん豆のトマト煮)など、トスカーナ郷土料理に欠かせない素材でもあるんです。

食材の屋台から花の市、職人の作品販売まで、楽しみは尽きず

写真:中山 久美子

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プログラムがない時間は、常時開いている屋台巡りを楽しみましょう。食材の屋台は、地元のものから、時にはシチリアやサルデニアのものを扱う屋台も出ています。この写真は地元精肉屋さんの屋台で、トスカーナの代表的なサラミ・「フィノッキオーナ(フェンネルシード入りのしっとりとしたサラミ)」をその場でスライスして販売しています。もう1つのおススメは、同じくトスカーナの代表的なサラミ・「ソプラッサータ(コリコリした食感の豚の頭のサラミ)」。お値段はキロ数あたりで量り売りなので、試食で気に入ったら、欲しい分だけ購入してみましょう。

写真:中山 久美子

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屋台は食べ物だけではありません。地元の職人やハンドメイド作品を作る団体なども出店しているので、オリジナリティ溢れる雑貨なんかも手に入ります。こちらのおじさんは天然素材の細縄を器用に編み、ボトルカバーや籠などを制作販売していて、毎年人気の屋台なんですよ。

写真:中山 久美子

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メイン会場の運動公園を出ても、町の広場やメインストリートでイベントは行われています。柱廊の下に商店が並ぶダンテ・アリギエーリ通りではアンティーク市が、その先のフランチェスコ・ブォナミーチ広場では園芸市が出ているので、少し足を延ばしてみて下さい。ディコマーノ中心部は本当に小さく、イベント期間中は人の流れができているので、迷うことはありません。

観光地を抜け出して「イタリアの日常」を味わえるのも、ローカル祭りの大きな魅力!

観光都市での家族旅行は、小さなお子さんにはストレスになることも。大きな冒険はできないけれど、今回ご紹介したディコマーノはフィレンツェから直通電車で約50分、駅から会場までもすぐ。田舎風景や動物になごみ、素朴な郷土料理を味わい、イタリアの日常を感じる・・・大人も子供も楽しめるローカルなお祭り、ぜひ体験してみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/03 訪問

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