北欧ファン集合!松山の茶房「MUSUTAKIVI(ムスタキビ)」でフィンランドに浸る

北欧ファン集合!松山の茶房「MUSUTAKIVI(ムスタキビ)」でフィンランドに浸る

更新日:2017/04/04 17:25

林 ぶんこのプロフィール写真 林 ぶんこ 四国の山道探検家、0850ライダー
人気北欧ブランド、マリメッコのデザイナーとして活躍され、陶芸家でもある愛媛県出身の世界的アーティスト、石本藤雄氏がプロデュースするSNSにも映えそうなお洒落スポットが2017年春、松山にオープンしました。

和と北欧のデザインを融合させた石本氏の世界に存分に浸れ、フィンランドのカフェで寛いでいるような気分になる松山の新名所、ギャラリー&茶房「MUSUTAKIVI」(ムスタキビ)をご紹介します。

「MUSUTAKIVI」はフィンランド語、意味は?

「MUSUTAKIVI」はフィンランド語、意味は?

写真:林 ぶんこ

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路面電車を大街道で降り、歩くこと約3分。松山城への入り口、観光客で賑わうロープウェイ街に面してギャラリー&茶房「MUSUTAKIVI」はあります。

ガラスをはめただけのナチュラルな木枠の引き戸に、白い壁に店の名前だけを記した店構え。北欧の雰囲気が漂うシンプル&ハイセンスな外観です。

「MUSUTAKIVI」はフィンランド語、意味は?

写真:林 ぶんこ

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元々は画材屋さんの倉庫とギャラリーだった場所を改装して出来たアートな茶房「MUSUTAKIVI」。

店内に入ってすぐの場所には、ショップオリジナルのグッズとお店のコンセプトデザインにもなっている石本藤雄氏デザインのマリメッコテキスタイル、「TAIGA」が飾られています。

店名の「MUSUTAKIVI」とはフィンランド語で黒い(MUSUTA)、石(KIVI)という意味。お店のオーナー黒川氏と石本氏から一字ずつ取って名付けたのだそう。

石本藤雄氏の希少な陶板アートがいっぱい

石本藤雄氏の希少な陶板アートがいっぱい

写真:林 ぶんこ

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フィンランドではカイ・フランク賞、獅子勲章”プロ・フィンランディア・メダル”を受勲、日本でも旭日小授章を受賞されている石本藤雄氏は、30年以上に渡ってフィンランドのマリメッコ社でテキスタイルデザイナーとして活躍し、現在は同じくフィンランドのアラビア社で陶芸アートを制作&展開されています。

世界的に高く評価されており、世界中にファンやコレクターがいる氏の作品。中でも花をモチーフにした陶板アートは、一つ一つが氏直々の手作り制作のため数が少なく、近年では中々目にすることが出来ないレアな作品として人気があります。

そんな珍しいお宝陶板が、ここ「MUSUTAKIVI」のギャラリーではずらずらっと壁一面に飾られています。

石本藤雄氏の希少な陶板アートがいっぱい

写真:林 ぶんこ

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愛媛は砥部町出身の偉大な芸術家、石本氏のことをもっとたくさんの人に知ってもらいたい、氏の作品をたくさんの人に見てもらいたい、というオーナーの熱意のもとに「MUSUTAKIVI」はオープンしました。

石本氏のファンであるお店のオーナーが、数十年をかけてコレクションしてきた石本作品が展示されている店内。これだけたくさんの氏の作品を鑑賞できるところは、日本では他にはないそう。

SNSにも映えそうなマリメッコの雰囲気が漂う石本氏の陶板。フラッシュをたかなければ、店内の作品はどれでも写真撮影OK。

2017年3月から4月末にかけては、陶板やテキスタイルなどの石本作品を入れ替えしながら展示予定。またそれ以降は、氏の作品に加えて、愛媛や北欧にゆかりあるアーティストの作品をギャラリーでは展示していく予定とのことです。

珍しいマリメッコAaltoチェアーNo.69があるフィンランドな店内

珍しいマリメッコAaltoチェアーNo.69があるフィンランドな店内

写真:林 ぶんこ

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店内のテーブルは石本氏がフィンランドの自宅で実際に使っているテーブルを模作したもの。椅子はフィンランドの家具メーカー、アルテックのAlvar AaltoデザインのNo.69。それに石本氏が故郷の砥部町の草原をイメージしてデザインした、マリメッコのテキスタイル「TAIGA(草原)」を貼ったMUSUTAKIVIのオリジナル。そしてそれを制作したのは北欧ビンテージ家具の「talo」。と、北欧ファンにはたまらない空間!写真に撮りたくなること必至です。

珍しいマリメッコAaltoチェアーNo.69があるフィンランドな店内

写真:林 ぶんこ

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また、お冷を出すコップは名もないメーカーのものですが、石本氏が自宅で愛用しているフィンランドのもので、それをまたそのままフィンランドから持ってきてしまった!という、どこまでもどっぷりなISHIMOTOワールド。その他食器やカトラリーについても、フィンランドブランドのイッタラやアラビアに、北欧雑貨の有名店スコープ+東屋製、と、どれをとってもこだわりのフィンランドな世界に浸れます。

珍しいマリメッコAaltoチェアーNo.69があるフィンランドな店内

写真:林 ぶんこ

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また、TAIGAと並んでお店のコンセプトデザインになっているのが、丸い四葉のような愛らしい形のこのシリーズ。石本氏は作品に名前をつけないことが多く、この作品にも名前は付けられていませんが、お店のスタッフの方たちはその形から愛情を込めて「おはじき」と呼んでいるそう。

この「おはじき」、お菓子になったり、コースターになったり、お店のあちこちに可愛く潜んでいます。MUSUTAKIVIに行ったら、いくつ「おはじき」を見つけられるか探してみるのも楽しいですね。

それから窓の外に見えているKIVI(石)群は松山城の石垣。野面積み(のづらづみ)と言われるこの積み方をされている箇所は、お城が建築された頃に積まれた、石垣の中でも大変古い部分なのだそうです。

喫茶メニューは和のテイスト

喫茶メニューは和のテイスト

写真:林 ぶんこ

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北欧デザインと和のデザインを融合させた石本氏。従ってお店も内装などハード面が北欧的なのに対して、ソフト面のお店のメニューは日本的、とこちらも北欧と和を融合させています。

愛媛県にこだわったお茶のメニューは、新宮町産の最上級煎茶を筆頭に、西条市産の石鎚黒茶、久万高原町産の野草茶など。他にも抹茶は京都宇治産の挽きたて、釜紅茶は宮崎の五ヶ瀬町産、と一流どころだけを厳選。

スイーツは愛媛の老舗和菓子店中野本舗の「薄墨羊羹」や、形を「おはじき」にアレンジした上品な甘さの松山銘菓が並びます。

喫茶メニューは和のテイスト

写真:林 ぶんこ

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喫茶メニューは和のテイスト

写真:林 ぶんこ

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こちらは人気メニューの「餡×抹茶ラテ」。中野本舗のなめらかなこしあんとミルクの上に、キッチンスタッフの方が点ててくれたクリーミーな挽きたて宇治抹茶。目にも美しくまた美味しいこの三層を混ぜながら、甘さを調節していただきます。

「MUSUTAKIVI」ブランドは新しい愛媛土産

「MUSUTAKIVI」ブランドは新しい愛媛土産

写真:林 ぶんこ

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「MUSUTAKIVI」ではファンにはたまらない”Fujiwo ISHIMOTO"ブランドの砥部焼やハンカチ、ポストカードなども販売しています。

「MUSUTAKIVI」ブランドは新しい愛媛土産

写真:林 ぶんこ

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中でも人気なのが、店内でも使われている人気砥部焼窯元「すこし屋松田窯」とコラボしたこちらのカップ。裏面にMUSUTAKIVI、Fujiwo ISHIMOTO、SUKOSHIYA TOBEWARE とネームが入ったお洒落で使いやすいこのカップは、新しい愛媛土産としても大人気。写真の3種類のデザインに加えて大きさも、大中小と3種類を揃えています。

「MUSUTAKIVI」ブランドは新しい愛媛土産

写真:林 ぶんこ

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カラフルで、北欧っぽくてかつ和風な「MUSUTAKIVI」ブランドのお茶詰め合わせや和菓子なども、ハイセンスで新しい松山土産としてじわじわ浸透中。

お洒落なライフスタイルを提案するワークショップも企画

ゆとりある生活空間の演出をテーマに「MUSUTAKIVI」ではワークショップを1、2か月に1回程度で開催していく予定。

2017年4月期は9日(日)に開催予定。日本茶インストラクターと「美味しい日本茶の淹れ方」を学びます。ご興味のある方は下記の関連MEMOから「MUSUTAKIVI」まで、是非お問合せを。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/30 訪問

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