京都嵐山「三船祭」は雅な水上の平安絵巻!

| 京都府

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

京都嵐山「三船祭」は雅な水上の平安絵巻!

京都嵐山「三船祭」は雅な水上の平安絵巻!

更新日:2017/07/19 14:23

bowのプロフィール写真 bow トラベルライター

5月の京都といえば京都三大祭の一つ、葵祭が開催されるだけでなく市内各地でお祭が執り行われます。そんな中、人気観光地である嵐山では毎年5月の第3日曜日に「三船祭」が行われます。芸能神社があることで知られる車折神社の例祭で、平安時代の舟遊びを再現した雅な祭「三船祭」をご紹介します。

- PR -

「三船祭」は芸能人のパワースポット「車折神社」の例祭

「三船祭」は芸能人のパワースポット「車折神社」の例祭

写真:bow

地図を見る

境内には芸能人の名前が書かれた玉垣で埋め尽くされている「車折神社」。ここは芸能人がお忍びで訪れるという京都のパワースポットとして人気の神社です。その「車折神社」の例祭であるのが、毎年5月の第3日曜日に行われる「三船祭」です。

「三船祭」は芸能人のパワースポット「車折神社」の例祭

写真:bow

地図を見る

「三船祭」は車折神社のご祭神である清原頼業公が活躍した平安時代の貴族の舟遊びを再現したもの。渡月橋の上流で繰り広げられる水上の平安絵巻に例年多くの観光客が詰めかけるのです。

平安貴族の舟遊びを再現した「三船祭」

平安貴族の舟遊びを再現した「三船祭」

写真:bow

地図を見る

5月といえば嵐山の新緑がまぶしい季節。渡月橋の上流、大堰川を舞台に繰り広げられる「三船祭」は平安時代の宇多上皇が嵐山へ御幸した際、大堰川で舟遊びを楽しんだことから起こったもの。その後お舟遊びは恒例行事となり度々行われたとされています。船上では詩歌、吟詠、管弦、舞楽などが披露される実に優雅な舟遊びだったそうで、例えるなら平安式船上芸術祭とでもいったところでしょうか?

ちなみに「三船祭」の語源は白川天皇が嵐山へ行幸された際に行われた舟遊びから。和歌・漢詩・奏楽、それぞれに長じたものを三隻の舟に乗せ舟遊びをされたという故事にならい「三船祭」と呼ばれるようになったそうです。

「三船祭」の見どころとは?

「三船祭」の見どころとは?

写真:bow

地図を見る

「三船祭」は車折神社の延長神事として昭和3年から始められました。以前は車折神社から嵐山に向けて歩く神幸行列も見られたのですが、近年は嵐山中之島公園から船乗り場までの行列に短縮されています。行列は12時30分頃の出発となります。

そして行列が船着き場へと到着する13時頃から、舞台は川の上へと移ります。清少納言に扮した女性が乗る「御座船」、雅楽・舞楽を奉納する「いちひめ雅楽会」が乗る「龍頭船」、今様を奉納する「日本今様謌舞楽会」が乗る「鷁首船」、御座船の随侍船である「御伴船」が次々と出航し、船上で伝統芸能を奉納するのです。

その光景はまさに雅!実に京都らしい、京都でしか見ることのできない祭なのです。

「三船祭」の見どころとは?

写真:bow

この「三船祭」で活躍する船は平安時代の再現をした貴人仕様。龍頭船、鷁首(げきす)船はどこか大陸的な雰囲気も醸し出しています。ちなみに”鷁”は架空の水鳥で、強風の中でも逞しく飛ぶことができると言われ、船の守り神として竜と並んで舳先にその像を取り付けられています。

そんな平安貴族が乗ったであろう貴人仕様の船は、不思議と現代の嵐山にも違和感なくマッチ。目の前で繰り広げられる光景は何やらタイムスリップしたかのような錯覚にも陥ります。

また、舟遊びに登場する船も一時は20隻あまりの船が川を埋め尽くしていたそうですが、やや多すぎた感もあり近年はかなり船の数は絞られてきています。

「三船祭」の見どころとは?

写真:bow

また「御座船」には清少納言に扮した女性が乗っているのですが、これは車折神社のご祭神、清原頼業公と清少納言が同族であることから。車折神社神社内には清少納言社もあり、才色兼備のご利益があるとされています。葵祭のヒロイン役である斎王代のように、この三船祭のヒロイン役として清少納言に扮した女性が選ばれるのです。

「三船祭」のクライマックスは扇の争奪戦!

「三船祭」のクライマックスは扇の争奪戦!

写真:bow

地図を見る

「三船祭」のクライマックスは扇流しの行事。祭が佳境に差し掛かると、清少納言や同乗者たちがおもむろに船から扇を川へ流し始めるのです。

「三船祭」のクライマックスは扇の争奪戦!

写真:bow

地図を見る

大堰川の穏やかな水面に浮かぶ扇。この扇流しは足利尊氏の故事にちなんだもの。足利尊氏が天龍寺へ参詣した際、お供の童子が誤って扇を川に落としてしまったそうです。

しかし、足利尊氏はその童子に怒るわけでもなく、その扇が川面を流れる様子が実に優美だったとして大変喜んだとのこと。それ以来、天龍寺参詣の際にはお供が競って扇を川に流したといわれているのです。芸術家としても名高い足利尊氏。その感性はさすがといわざるを得ませんね。

「三船祭」のクライマックスは扇の争奪戦!

写真:bow

地図を見る

ちなみにこの扇流しで流された扇は受け取れば芸術の上達や無病息災などのご利益があるとされています。芸能神社のある車折神社だけに、そのご利益は本物!扇は100近く流されるということですが、川岸へと流れ着く扇もあれば、川上で手漕ぎボートから拾われるものなどもあり、扇を巡っての争奪戦が行われます。競争率は高いですが、見事ゲットできればご利益を得られるかもしれませんよ!

「三船祭」で平安貴族の気分に浸ろう!

三船祭は5月第3日曜日の開催で、毎年開催日が変わります。2017年度の開催日は5月21日(日)。雨天中止となりますのでご注意を。

「三船祭」を観覧するには渡月橋の上流へと足を運びましょう。メイン会場は船乗り場のある東岸で、お茶席(有料)も用意されています。川を挟んだ反対側の岸からも祭を見ることができます。嵐山を舞台に平安王朝の雅な舟遊びが楽しめる「三船祭」、一度ご覧になってはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/15 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

事業拡大のため、デザイナー、システムエンジニア募集中!国内最大級の旅行サイトを一緒に作りませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ