根津神社の御祭神は、須佐之男命(スサノオノミコト・厄払い)、大山昨命(オオヤマクイノミコト・山の神)、誉田別命(ホンダワケノミコト・子孫繁栄)が祭られており、相殿の大国主命は現在では大黒様とも呼ばれ、商売繁盛の御利益も期待できそう。
境内に入っていくと真正面には重要文化財の楼門が、左手にはつつじ苑が側に流れる小川と相まって、日本庭園の様相を楽しむことができます。
※根津神社のアクセスは東京メトロ千代田線 根津駅1番出口から地上に出て左に進んでいくと、随所に案内板がありますので、迷うことなく到着できるでしょう。
白いツツジに「初恋」を、赤いツツジには「恋の喜び」を。それぞれが表す花言葉のように、新しい環境に身を置く4月こそ観賞に出かけたいのがツツジ。300年の歴史を持つツツジの名所、根津神社で観ることができるツツジの種類は、小柄で薄いピンク色をしたフジツツジ、風車のような花弁をしたハナグルマ、黒ツツジと呼ばれる濃い赤色をしたカラフネなど、100種類以上楽しむことができます。
根津神社ではツツジの季節にあわせて、つつじ苑が開苑します。小高くなったつつじ苑から見下ろす風景は旅情を誘うに十分、千本鳥居とツツジの景観は4月の東京で、一度は見ておきたい景観の一つです。
千本鳥居といえば、お稲荷さんの総本山、伏見稲荷大社を思い浮かべると思います。ところでなぜ鳥居が一本だけしゃなくて千本もあるの?という疑問もあると思いますが、実は鳥居は参拝者から奉納されたもので、願いが叶ったお礼の意味あいが強いのです。ですので、鳥居が増えれば増えるほど御利益が強いという証明になるのです。ちなみに千本鳥居の先に祭られている乙女稲荷の御祭神、倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)は五穀豊穣の神様。能舞台のような社をしており、奥にある風穴から得も知れぬパワーが流れてくるようです。
根津神社は東京十社の一つに数えられ、近年では御朱印帳を片手に神社巡りをされる方も随分いらっしゃいます。また根津神社境内には、神様の使い白蛇が宿ると言われるカヤの木もありますので、ツツジ観賞とあわせて訪れて欲しいと思います。
文京つつじまつりの期間中、根津神社では三十六歌仙絵拝観(平安時代の和歌の名人を絵にしたもの)や境内で甘酒を楽しむことができる茶屋、根津権現太鼓、まといパレードなど催されていきます。ツツジ観賞の後に気軽に寄ってみましょう!
根津神社の周辺は谷根千と呼ばれ、下町叙情溢れる町中を歩いてみるのも楽しいと思います。根津神社周辺で是非とも食べて欲しいスイーツが二つあります。
一つ目は根津のたい焼き。ここは一丁焼きと呼ばれる方法で焼き上げる俗にいう天然物のたい焼きがウリ。職人気質のご主人による、たい焼きは外はカリカリ、焔が絶妙なバランスを実現しています。
※文京区根津1-23-9
10:30〜14:00 売り切れ次第終了 休業日はTwitter公式アカウントで要確認。根津のたいやき(@taiyaki_nezu)
二つ目は洋菓子スイーツ、ル・クシネ。
こちらのプリンは素材にこだわった売り切れ必須の絶品、口に運べばそれはもう一瞬で消えてなくなる柔らかさ。そして窯焼きで丁寧に焼き上げたシュークリームは、もはやカスタードクリーム好きのための、カスタードクリーム好きによる、カスタードクリームを美味しく頂けるスイーツ。
週に三日営業のみの幻のスイーツの数々なので、是非とも、文京つつじまつりにあわせて訪れたいものです。古民家をリノベーションされた店内はどことなく旅情を誘うスポット、植物が覆う外観を目印としましょう。
※文京区根津2-34-24
金曜日、土曜日は11:00〜21:00。日曜日は11:00〜1700の営業
千本鳥居、縁結びの神様・大国主命、ツツジの名所としての根津神社、色々な側面を持った寺社仏閣ですが、なによりも観光スポットとして、地域の交流の場として両立している点が非常に好感を持てるスポットです。
根津神社のツツジ開花時期は、4月初旬には早咲きのツツジが咲き始め、4月中旬から下旬にかけて一番の見頃を迎えるでしょう。期間中は根津神社、つつじ苑のライブカメラが設置されていますので、下記のMEMOのリンク先で見頃の時期を見極めるのが良さそうです。
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(2024/4/24更新)
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