すすきの出来立て24時!「にぎりめし」と「サンドリア」

すすきの出来立て24時!「にぎりめし」と「サンドリア」

更新日:2017/11/12 14:55

ろぼたんのプロフィール写真 ろぼたん 週末の旅人、北国グルメ推進委員会
24時間営業と聞けばコンビニが思い浮かぶかもしれませんが、今回ご紹介するのは、札幌すすきのにある“おにぎり”の「にぎりめし」と“サンドイッチ”の「サンドリア」。

朝ご飯に、ランチに、飲んだ後の〆に、終電後の深夜だって出来立てが食べられる眠らない街の眠らない2つのお店。道内最大の歓楽街で提供される“おにぎり”や“サンドイッチ”は出張族、旅人、札幌で働く人々の胃と心を優しく満たしてくれます。

すすきのゼロ番地?「にぎりめし」は歓楽街の真ん中に

すすきのゼロ番地?「にぎりめし」は歓楽街の真ん中に

写真:ろぼたん

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全国でも有数の歓楽街、札幌のすすきの。その眠らない街で24時間営業している「にぎりめし」は、“にぎりめし=おにぎり”の専門店です。

すすきの交差点(地下鉄南北線すすきの駅)から徒歩5分程度。「すすきの市場」西側角に店を構え、そこには、様々な人が様々な理由で立ち寄ります。

一人旅や出張族の人にとっても、24時間営業という便利さは嬉しい限り。モーニングや軽めのランチに、北海道らしい具の入ったおにぎりを1個から購入可能。にぎりたてをカウンターで、テイクアウトしたものをホテルの部屋で、気軽に利用できます。(写真はテイクアウト用の窓口)

すすきのゼロ番地?「にぎりめし」は歓楽街の真ん中に

写真:ろぼたん

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「にぎりめし」が入っている古い学校のような形をしたビルには「すすきのゼロ番地」という表示もあります。これは「すすきの市場」の地下にある地下商店街の名称。昭和34年に出来た道内初めての地下飲食店街で、昭和を感じるレトロな小さな店舗が密集している不思議空間。

周囲にあるお店も、夜の街を実感するような飲食店やスナックなど。夜が明ければ、そんな喧騒が嘘のように静かな街角へと変わるのも、この街の面白さです。

『ドキュメント72時間』をリアルで感じるイートイン

『ドキュメント72時間』をリアルで感じるイートイン

写真:ろぼたん

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一つの店舗や街角などに訪れる人々様子を3日間追い続けるNHKの番組『ドキュメント72時間』でも採りあげられたことのある「にぎりめし」。すすきので起こる様々な人間ドラマを感じずにはいられないスポットです。

昼食に家族連れの旅行客が来たかと思えば、仕事を終えたホステス、オールナイトで遊んだ若者たち、朝食を食べにくる通勤前のOL。どんな人でもフラッと立ち寄れる雰囲気が魅力。

“おにぎり”は1つ250円〜と少々お高め。ですが通常のコンビニサイズより大きいので食べ応えがあり、味とこの立地を考えると高いとは思わないはず。

『ドキュメント72時間』をリアルで感じるイートイン

写真:ろぼたん

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「にぎりめし」の特徴は「塩にぎり」と「醤油にぎり」の2種類から味を選べるところ。「醤油にぎり」は特製だし醤油を手のひらにつけて握ったもので、お米の表面にとろみのある濃い口の醤油の風味が、口に含む前から鼻腔に漂い、食欲をそそります。

表面は濃いめの味付けではある「醤油にぎり」ですが、炊き込みご飯のように中まで味が染み込んではいないので、塩辛くはありません。

「たらこバター」、「鮭いくら」、「クリームチーズ山わさび」、「サバトロ」など北海道らしい具を使ったものなどが人気。

『ドキュメント72時間』をリアルで感じるイートイン

写真:ろぼたん

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イートインでオススメなのは、お味噌汁。胃の中がホッとする具沢山のお味噌汁で、身体も心も温まります。また、豊富なお惣菜やおでんなどがメニューにあるため、朝から一杯嗜みたい人にも嬉しいお店です。

テイクアウトや配達も。

テイクアウトや配達も。

写真:ろぼたん

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パリッとした海苔の香りと美味しさが味わえるイートインに比べると、テイクアウトのおにぎりの海苔はしっとり。といっても、和紙などの紙に包んでくれるため、水分はほどよく外に逃げて、食べるときには、海苔とご飯が一体となった馴染みが見事な“おにぎり”に。

どちらも美味なので食べ比べてほしいほど。筆者がオススメの“おにぎり”はコンビーフ。ご飯全体にまぶしてあるコンビーフにネギがいいアクセントとなった一品です。

また店の近所ならば配達(1,000円以上)も行っているので、すすきののホテルに宿泊していて小腹が空いたときには覚えておくといいかも。

テイクアウトや配達も。

写真:ろぼたん

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メニューは貼り紙で書かれた手書きのものなども要チェック。写真のような「味噌漬け卵黄」など工夫に満ちた“おにぎり”に出会えますよ。

<基本情報>
住所:札幌市中央区南6条西4丁目すすきの市場西角
電話番号:011-512-1616
営業時間:24時間営業
定休日:大晦日、元日

お母さんの手作り!「サンドリア」のサンドイッチ

お母さんの手作り!「サンドリア」のサンドイッチ

写真:ろぼたん

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1978年にオープンしたテイクアウト専門のサンドイッチ工房「サンドリア」も24時間営業。こちらはテイクアウト専門店。

すすきのから徒歩圏とはいえ、少々繁華街からは離れた場所にあるというのに、深夜でも客足が絶えません。

お母さんの手作り!「サンドリア」のサンドイッチ

写真:ろぼたん

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4人も入れば満員になるほどの小さな売り場。ショーケースにズラリと並ぶ商品は40種類ほど。しかもケースの奥の厨房では常にサンドイッチを作っている姿が見られます。「今、サンドしたそのサンドイッチが食べたい!」といった注文も可能。

目移りするほどたくさんの種類のサンドイッチですが、嬉しいのは北海道の食材にこだわっていること。コンビニよりもお値段が控えめなものが多くリーズナブルであること。安心、安全。そして美味しい。三拍子揃ったサンドイッチです。

お母さんの手作り!「サンドリア」のサンドイッチ

写真:ろぼたん

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お腹にしっかりたまる揚げ物系からヘルシーな野菜系、新鮮な北海道産の卵を使った卵サラダがいっぱい入った卵サンド。粒あんと抹茶クリーム、フルーツと生クリーム、ジャムなどの甘いサンド。

しっとりとしたキメの細かく柔らかいパンにコダワリ抜いた具がたっぷり入っています。

一番人気は「ダブルエッグ」。テイクアウトをしてお花見や夜景ドライブへ

一番人気は「ダブルエッグ」。テイクアウトをしてお花見や夜景ドライブへ

写真:ろぼたん

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一番人気は「ダブルエッグ」。卵の層とハムの層があり、味と食感の違いのバランスが絶妙。初めて訪れて、どれにしようかと迷うなら、「ダブルエッグ」が正解。

変わり種のオススメは「フレンチトースト」。これはフレンチトーストの味つけがされたパンに具を挟んだもので、バターの風味を感じるパンに甘さと具の塩味が口の中で一体となる、食欲をそそるサンドイッチになっていますよ。

<基本情報>
住所:札幌市中央区南8条西9丁目758-14
電話番号:011-512-5993
営業時間:24時間営業
定休日:年末年始(2018年1月1日〜2日)
2017年12月31日はPM1:00まで営業、2018年1月3日AM5:00〜営業

一番人気は「ダブルエッグ」。テイクアウトをしてお花見や夜景ドライブへ

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“おにぎり”や“サンドイッチ”をテイクアウトして、すすきのからほど近い「中島公園(写真)」や「大通公園」でピクニックもオススメです。北海道はGW頃から一斉にお花が咲き誇る季節に突入し、本州と比べ、からっとした気持ちのよいお天気になりますよ。

一番人気は「ダブルエッグ」。テイクアウトをしてお花見や夜景ドライブへ

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また深夜のドライブデート(写真は幌見峠)のおともや、北海道らしい食事を食べ損ねてしまったときのチョイスとしてもオススメ。北海道らしいものを食べたいけれど、量はたくさんいらない、観光重視で食事は時間をかけずにすませたい。そんなときに気軽に食べられる“おにぎり”や“サンドイッチ”はピッタリです。

知る人ぞ知る24時間営業の名店「にぎりめし」と「サンドリア」

夜の街特有のネオンが煌めき、数多くのお店がひしめく雑居ビルがいくつも並ぶすすきので24時間営業し続ける「にぎりめし」と「サンドリア」。

最も身近で気軽に食べられるものだからこそ、北海道らしい具や素材にこだわって、実直に作っている2店。店舗周辺の独特なすすきのの街並みとその中で愛されるお店の魅力を是非味わってください。

2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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