静寂な時間を楽しむ 伊・中世都市「アッシジ」大聖堂・教会3選

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静寂な時間を楽しむ 伊・中世都市「アッシジ」大聖堂・教会3選

静寂な時間を楽しむ 伊・中世都市「アッシジ」大聖堂・教会3選

更新日:2017/05/08 09:48

藍色 しっぽのプロフィール写真 藍色 しっぽ

カトリック教徒の巡礼地として、その名を知られるイタリアの中世都市アッシジ。この街の有名な建築物と言えば、世界遺産に登録された「サン・フランチェスコ聖堂」ですが、実はこの他にも魅力的なスポットがいくつもあります。今回は、その中から特に皆さんに訪れてほしい場所を厳選してご紹介します。

薔薇色の大理石の外観が美しい!サンタ・キアーラ聖堂

写真:藍色 しっぽ

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城壁に囲まれたアッシジの旧市街。その東西には、二つの大きな聖堂が街を守るかのごとくそびえています。西側にあるのが、アッシジでもっとも有名な教会「サン・フランチェスコ聖堂」。そして東側にあるのがこのサンタ・キアーラ聖堂です。

提供元:Discoverassisi

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聖堂は、白と薔薇色の石灰岩を交互に配し、バラ窓と出入り口が一つついただけのシンプルな外観。1265年の創建以来何度か修復が行われています。聖堂内部は単廊式で天井が高く、サン・フランチェスコ聖堂のフレスコ画を手掛けたことでも有名なジョット派の「聖キアラの生涯」の一連のフレスコ画が壁面を飾ります。

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この聖堂の名前の由来であるキアーラ。あまり名前を聞いたことがない方も多いかと思われますが、聖フランチェスコに最初に帰依した人物で、アッシジだけではなくイタリアにおいて誰もが知る聖女の一人です。生まれ育った裕福な実家を捨てて修道生活に入り、女性のための修道会を設立した彼女の生き様に憧れ、世界中から来訪する人々が後を絶ちません。

アッシジに来たなら是非訪れたい場所。敬虔な信者としての、また一人の女性としての強く美しい信念に心打たれることでしょう。

アッシジの守護聖人を祀る、サン・ルフィーノ大聖堂

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サンタ・キアーラ教会の北側に位置する、サン・ルフィーノ大聖堂。知名度こそサン・フランチェスコ聖堂やサンタ・キアーラ教会に及ばぬものの、実はこの教会の名前の由来である「聖ルフィーノ」とはアッシジの街の守護聖人であり、聖フランチェスコと聖キアラはここで洗礼を受けています。アッシジの人々の心の拠り所であり、古い歴史を持つ教会の一つです。

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聖堂内部は三廊式で明るく、入口扉の両脇には聖フランチェスコと聖キアーラの像が置かれています。聖フランチェスコが洗礼を受けたとされる洗礼盤も保管されています。

また、ガラス張りになった床の下にはもう一つの教会跡が。現在のサン・ルフィーノ大聖堂は11世紀の教会の上に建てられたものであるため、教会内のガラス張りの床から当時の教会跡を眺めることができます。歴史を感じさせる神秘的な光景に、きっと魅了されること間違いありません。

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外観で注目したいのは聖堂のファサード。バラ窓はステンドグラスのはめ込みがない簡素なつくりですが、浮彫のレリーフやバラ窓を取り囲む福音伝道者の像は優雅で美しく、ウンブリア州のロマネスクのファサードの中でも最高傑作の一つに数えられています。8月最終週にはこの聖堂の名をとった「パリオ・ディ・サン・ルフィーノ」と呼ばれるアッシジ伝統行事の弓大会が行われます。お祭りに合わせて訪れてみるのもオススメです。

四角いファサードが新鮮!サン・ピエトロ教会

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サン・ピエトロ門のすぐ内側にあるのが、このサン・ピエトロ教会。サン・フランチェスコ聖堂に向かう多くの人が、この教会を目にすることでしょう。
三つのシンプルなバラ窓を持つサン・ピエトロ教会は、13世紀に築かれたとされています。ロマネスクゴシック様式の中でも飾り気のない美しさが極めて引き立っている教会の一つです。

特に印象的なのは、正方形のファサード。このような四角いファサードを持つ教会は非常に珍しく、イタリア国内のみならずヨーロッパ全体においてもあまり例がありません。あまり注目されることの少ない教会ですが、歴史的にも建築物としても非常に重要な教会です。教会についてあまり詳しくない人にとっても、一見の価値があります。

また、アッシジに訪れる人々の多くが、15分おきに鳴るサン・ピエトロ教会の鐘の音を耳にすることでしょう。腕時計や携帯電話のなかった時代、時間を知らせてくれる教会の鐘の音は街の人々にとって欠かせない存在でした。
正時が近づいたら、ぜひ教会の近くまで行ってその美しい音色を聴いてみましょう。また近辺に宿泊される方は、鐘の音で始まる静かなアッシジの朝にきっと厳かな気持ちになれるはず。

街歩きの一休みはここで!コムーネ広場

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四本のメインストリートが集結するコムーネ広場。アッシジ旧市街のほぼ中心に位置する広場で、長い歴史を裏打ちする様々な建物が並んでいます。

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その一つが、ローマ時代に建設されたミネルヴァ神殿です。低めのペディメントに、美しいコリント式の柱を持つこの神殿の後ろには、1539年に建てられたサンタ・ソプラ・ミネルヴァ教会があります。神殿の隣には、ポポロの塔が。神殿の建設からおよそ14世紀を経て完成した中世の塔ですが、神殿の外観とよく調和しています。

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その正面にある1338年に建てられたプリオーリ宮は、現在は市役所として使われています。広場には国防省警察(カラビニエリ)のオフィスやインフォメーションセンターがある他、オープンカフェ、レストラン、バー、お菓子屋さんなども並んでいます。歴史ある建築物と活気ある現代の人々の生活が融合した広場は、アッシジの雰囲気を肌で感じるにはもってこいの空間です!

中世都市アッシジで、静かな時間を

アッシジを訪れるほとんどの方がサン・フランチェスコ聖堂への訪問をメインに据えておられることと思いますが、他にも今回ご紹介したような素敵なスポットがあり、大都会とは違った穏やかで静かな時間を過ごすことができます。中世の家々の窓には色鮮やかな花が並び、石造りの建物群はどこも絵になる重厚な雰囲気。見学するならぜひ一泊以上するのがおすすめです。

掲載内容は執筆時点のものです。

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