出石についたら、まずは街の中心部にある「いずしトラベルサービス」で「出石皿そば巡り巾着セット」(1,680円)を購入しましょう。
この巾着セット、中には永楽通宝という通貨が3枚入っていて、提携の店舗でこの通貨を1枚渡すと皿そばが3皿食べられます。普通に注文すると1人前5皿なのですが、これだとすぐにお腹がいっぱいになってしまってお店巡りを楽しめなかった…なんてことも。この皿そば巡りセットを使えば女性でも3店舗、巡ることができますよ。
ほとんどのお店で使えるので、行きたいお店で使えない、なんてことにもならず安心です。
お店がたくさんありすぎて、どこに入ればいいかわからない!そんなときに活躍するのが街のあちこちに置いてある無料のマップ。
各店舗のそばやつゆの特徴が書いてあり、お店選びの参考になりますよ。
ひとくちに出石そばといっても、お店ごとにかなり味も違うので、このマップの特徴を参考に、お気に入りのお店を見つけてくださいね。
皿そばは挽きたて、打ち立て、ゆがきたて、の「三たて」を信条とした香り豊かなおそばです。冷たく冷やしたその新鮮なそばを2〜3口ずつ、5皿に盛って出すのが一般的。お好みで、卵やねぎ、わさび、とろろなどの薬味を入れていただきます。
この皿そば、毎年11月頃から、各店の前に「新そば」の紙が貼りだされ、その年に収穫したそば粉で打ったおそばがいただけるようになっています。より香りの高いおそばを食べるなら、秋から冬の時期を狙っていきましょう。冬は雪が積もることもしばしばの出石で、堀ごたつにあたりながら雪見そば。なかなか風情があっていいと思いませんか。
写真は出石の中心地にある「本陣つるや」の皿そば。ここはなんといっても立地が最高で、出石のランドマークである辰鼓楼とお堀を真ん前に眺めながらおそばがいただけることで人気のお店です。少し辛めのつゆとコシのあるそばは「これぞ皿そば!」と言いたくなるようなオーソドックスなおいしさで、出石が初めての方におすすめです。
ご存知の通り、関西人は出汁にうるさい文化です。そばつゆだって例外ではなく、出汁のきいたつゆが好まれます。
そんな出汁文化の中、なんとそばそのものを味わってほしいと、お塩でいただくことをおすすめしているのが、町外れにある「沢庵」。ゆがきたてのそばにお塩をひと振りし、後は何もつけずにいただく…自信がなければ到底できない、ごまかしのきかない出し方です。そのあっさりした味わいと、そばの香りがよく合って、いくらでも食べられてしまいそうですよ。
もちろんそばつゆも出てきますので、どちらの味も楽しめて得した気分になれちゃいます。最後に出てくるそば湯まで柚子の香りがきいていて、終わりまで楽しめるお店です。
17時には閉まるお店が多い中、22時まで営業しているのも高ポイント。ぜひ一度お試しくださいね。
いくらおそばがおいしくても、食べ続けてると飽きちゃいますよね。
そんなときにおすすめなのが、知る人ぞ知る「ハム工房 但馬の郷」。但馬牛を使ったハムやソーセージのお店で、世界的なコンテストでもたくさんの賞を受賞したというお肉屋さんです。
この「但馬の郷」、コロッケやメンチカツなどその場で揚げてもらえる揚げ物類が実に絶品。特にメンチカツはかじりついた瞬間に溢れ出す肉汁の量が半端なく、火傷しそうなこともしばしばです。
町のはずれの駐車場奥というあまり目立たない場所にあるのですが、お客さんが途切れることのない出石の隠れグルメです。
ここでちょっと気分を変えてもう一度おそば巡りに出発!
国の重要伝統的建造物群保存地区でもある出石町は、日本最古の時計台である辰鼓楼や、平屋に見えて実は二階建ての不思議な家老屋敷など、そば以外にも見どころ満載。
冬を迎えるこれからの季節、週末のショートトリップや城崎温泉旅行の行き帰りなどにちょっと足をのばして歴史と新そばを味わいに出石に出かけてみませんか。
近くには卵かけごはん専門店の「但熊」やお肌がつるつるになる「シルク温泉 やまびこ」などもあるので充実の1日が過ごせるはず。
ただし、冬はかなり雪が積もることもあるので車でお出かけの際は気をつけてくださいね。
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(2024/4/19更新)
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