京都・最強パワースポット「京都・大原・三千院」観光で訪れる前に読んでおきたい最強ガイド

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京都・最強パワースポット「京都・大原・三千院」観光で訪れる前に読んでおきたい最強ガイド

京都・最強パワースポット「京都・大原・三千院」観光で訪れる前に読んでおきたい最強ガイド

更新日:2017/01/07 16:42

澤 慎一のプロフィール写真 澤 慎一 放送局ディレクター

恋に疲れた一人旅の女性を歌った場所「京都・大原・三千院」。高貴な人が世俗を離れ、仏の道に入った寺であることから、門跡寺院(もんせきじいん)とも呼ばれています。苔の庭園がひときわ美しく、紅葉や雪景色に心がなごむ人気のパワースポット。しかし、三千院は街はずれにあり、どんなところなのかよく知らない方も多いのではなにでしょうか?そこで筆者ならではの最強ガイドをご用意。三千院に訪れる前にぜひお読み下さい。

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三千院の美しい苔庭(聚碧園)“東洋の宝石箱”と賞賛

三千院の美しい苔庭(聚碧園)“東洋の宝石箱”と賞賛

写真:澤 慎一

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Q:三千院って、どこにあるの?
A:京都市内から北東へ進んだ大原の里にあります。

Q:三千院の見どころって何?
◎風格のある門跡寺院。
◎本堂の往生極楽院(おうじょうごくらくいん)に金色に輝く阿弥陀三尊像(平安時代の作)
◎苔が美しい2つの古い庭。聚碧園(しゅうへきえん)と有清園(ゆうせいえん)
◎四季折々の美しい自然(桜やアジサイ、紅葉など)
――といったところでしょうか。

三千院の美しい苔庭(聚碧園)“東洋の宝石箱”と賞賛

写真:澤 慎一

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三千院は城郭のような石垣がめぐらされ、重厚な味わいがあります。お堂には彫刻や絵画など素晴らしい仏教美術品がありますが、何と言っても素晴らしいのは2つの庭園。

正面の門(御殿門)をくぐって受け付けを済まし、靴を脱いでビニール袋に入れて手で持ち、案内の順路に沿って拝観するのですが、豊臣秀吉が建てたとされる風格のある客殿(きゃくでん/お客さんを迎える建物)から見える一つ目の庭園が、写真の聚碧園です。

三千院の美しい苔庭(聚碧園)“東洋の宝石箱”と賞賛

写真:澤 慎一

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目の前に広がっているのが聚碧園です。客殿の縁側から撮った写真ですが、いかがですか?なんとも心が落ち着く風景です。有清園とともに、作家の井上靖が“東洋の宝石箱”と賞賛したほど見事な庭園。

江戸時代の茶人が手がけた庭で、清流が流れ、心地よいせせらぎの音が響きわたっています。客殿の縁側に座り、苔が美しい静かな庭園を見ていると、ついつい時間を忘れて飽きることもなく眺め続けてしまいそう。

色鮮やかな紅葉が美しい!三千院の「往生極楽院」(本堂)

色鮮やかな紅葉が美しい!三千院の「往生極楽院」(本堂)

写真:澤 慎一

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さきほどの聚碧園を過ぎ、風情のある回廊を歩いて、階段をあがったところにある建物が宸殿(しんでん/法儀を行うところ)です。この縁側から見えるのが、二つ目の庭園、有清園(ゆうせいえん)。

有清園には、“金色水”と呼ばれる福寿延命の水があり、この水に手を濡らすと福が得られるとされています。また、これも後でご説明いたしますが、“わらべ地蔵さま”の可愛いお姿もございますよ。

色鮮やかな紅葉が美しい!三千院の「往生極楽院」(本堂)

写真:澤 慎一

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Q:うわ〜。これが有清園ですか? なんか見たことがあるっ!
A:ええ。三千院のパンフレットの表紙にもなっているスポットなので、どこかでご覧になられた方も多いのではないでしょうか?
筆者の一番おススメの風景です。ゆっくりご覧ください。

正面に見える建物が、“往生極楽院(おうじょうごくらくいん)”と呼ばれる本堂です。往生極楽院には、金色に輝く阿弥陀三尊像(国宝)のお姿があり、慈悲深いお顔に心が和むことでしょう。

Q:秋も行ってみたいなぁ。では、三千院と嵐山。紅葉が綺麗なのはどっち?
A:うーん。それは難しい質問だ。

色鮮やかな紅葉が美しい!三千院の「往生極楽院」(本堂)

写真:澤 慎一

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秋の日には、ご覧の通り、黄金色に光る色鮮やかな紅葉が明るくきらめきながら、往生極楽院に落ちかかり、たいへん趣のある風景が。杉の大木が情緒的な雰囲気をいっそう引き立てています。

三千院の紅葉も見事ですが、雪景色に咲く赤い椿もおすすめ。春には桜やシャクナゲの可愛らしい花が咲いてきれいですよ。また、有清園から進んだ奥には紫陽花の庭園があって、まわりの空気までもが水色に染まるほどの美しさ。

Q:一年を通して見ごたえがありそうですね。三千院では、どんな花が咲いているのですか。また、その時期を教えてください。だいたいでいいです。

A:以下を参考にしてください。毎年、見ごろが微妙に違うので、チェックされてみてはいかがでしょうか?

■山茶花(さざんか)………11月上旬〜1月下旬
■椿(つばき)………………12月下旬〜3月
■桜……………………………4月上旬
■石楠花(しゃくなげ)……4月中旬
■つつじ………………………4月中旬〜5月上旬
■紫陽花(あじさい)…………6月下旬〜7月上旬
■紅葉…………………………11月下旬〜12月上旬

三千院の“わらべ地蔵さん”に癒される!

三千院の“わらべ地蔵さん”に癒される!

写真:澤 慎一

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Q:最近、ちょっと元気がないのですが…

A:それはお困りですね。そんな時は、“わらべ地蔵さん”に癒されてみてはいかがでしょう。さきほど少し触れましたが、往生極楽院の裏手に、写真のような可愛いお地蔵さんがいらっしゃいます。首をかしげていたり、仲良く寄り添ったり、足をバタつかせて駄々をこねているような仕草のお地蔵さんも。

みんなで6体のお地蔵さんがいらっしゃるので、ぜんぶ見つけて下さいね。ほのぼのと、あたたかい気持ちになることができると思いますよ。
さて、“わらべ地蔵さん”は、どこにいるでしょうか?

三千院の“わらべ地蔵さん”に癒される!

写真:澤 慎一

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「ここ!ここ!私は、ここで〜す!」

筆者も大原が好きなのですが、とても癒される場所ですね。大原は古くから、貴人や修行者が世をはかなんで隠れ住んでいた場所なのです。
逃げてきた人や心傷ついた人、世俗から孤立を深めることになっても自分の信念を貫こうとする人を、優しく見つめ、「それでいいんだよ」と言ってくれるような、ふところの大きさがあるのでしょう。

三千院の“わらべ地蔵さん”に癒される!

写真:澤 慎一

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Q:ほんと。大原は癒される里ですね。三千院は昔からここにあったのですか?

A:いいえ。三千院は、最澄(さいちょう)が比叡山に延暦寺(えんりゃくじ)を建てた時に、梨の木の下に草庵を結んだのが始まりですが、もともとは比叡山にあったのです。
たび重なる移転を経たのち、明治4年(1871年)に現在の地に移り、「三千院(三千院門跡)」と呼ばれるようになりました。

明るい木漏れ日と遊ぶ芸能の神“弁財天さま”

明るい木漏れ日と遊ぶ芸能の神“弁財天さま”

写真:澤 慎一

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Q:大原は奥行きが感じられますね。実は音楽で身を立てたいと思っているのですが。
A:それでは、“わらべ地蔵さん”がある庭から、金色不動堂へ向かう山道の途中にある“弁財天さま”にお祈りしてみてはいかがでしょうか?

弁財天さまはインドの古代神話に登場する女神で、芸能の神さま。琵琶を弾く妖艶なお姿をされています。芸術や文学、音楽の神として信仰されているので、お祈りをするとインスピレーションが働き、ヒット曲に恵まれるかもしれません。

写真が、琵琶を奏でる弁財天さま。明るい木漏れ日の美しさに耐えかねて、琵琶がひとりでに鳴り出しそうです。

明るい木漏れ日と遊ぶ芸能の神“弁財天さま”

写真:澤 慎一

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Q:ありがとう。なんだか不思議なパワーが湧いてきました。
A:よかったですね。大原は、実はものすごいパワースポットの地なんですよ。大原の里は1000年以上も前から、中国にある山“魚山(ぎょざん)”と同じ名前で呼ばれてきました。

魚山は、世界の創造主・宇宙の根源とされる古代インドの守護神、梵天(ぼんてん)の声を聴いて、仏教音楽の「声明(しょうみょう)」を作ったとされる場所。
京都・大原は、日本で初めての仏教音楽「声明」が生まれた地なのですね。音楽をされている方なら、ぜひ訪れて、その耳で、心で聴いてみて下さい。
張りつめた静寂の中に、苔庭の小宇宙を彩る水音が、大地から奏でられる軽やかで不思議なメロディーが聴こえてくることでしょう。

三千院の庭園を映す弁財天池 極楽浄土を映した鏡

三千院の庭園を映す弁財天池 極楽浄土を映した鏡

写真:澤 慎一

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Q:三千院に訪れた一人旅の女性のことを歌った『女ひとり』で、和服の模様が池の水面に映っている様子が描写されていたと思いますが、それはどこの池でしょうか?
A:それはわかりません。人それぞれに想像するのが楽しいのではないでしょうか?
個人的には、往生極楽院の裏手に庭、さきほどご紹介をした“わらべ地蔵さん”がいらっしゃる弁財天池のような気がしますが…。

この写真の手前に写っているのが弁財天池ですが、清らかで静かな水面です。苔の庭も心がなごむ風景。庭園には人が入ることができないので、人がたくさんいても静かな苔庭の風景を目におさめることができます。

太い杉木立の間を縫うように差し込む夕暮れの光。それは極楽浄土を映した鏡、穏やかな気持ちでいたいと願う心の中の風景かもしれません。

三千院の庭園を映す弁財天池 極楽浄土を映した鏡

写真:澤 慎一

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三千院界隈には、お土産店が多く、「大原女」(おおはらめ)の姿をした売り子さんにも出会うこともあり、とても風情が感じられます。

Q:いいところですね。行ってみたい!三千院へは電車で行けるのですか?
A:いいえ。京都市交通局の「市バス」ではなく、民間会社の「京都バス」に乗っていきます。

通常であればJR京都駅から約1時間、祇園に近い四条河原町から約40分、地下鉄烏丸線・国際会館駅から約20分で行けます。

Q:紅葉のシーズンなど、渋滞を避けて行くことはできますか?
A:JR京都駅から地下鉄に乗って国際会館駅から大原・三千院行きのバスに乗るのがおすすめ。
京阪電車を利用の方は終点の出町柳駅から乗るのが近道です。ただし、シーズンの時は混雑して乗れないこともあるので、終点から2駅前の三条駅で乗るのがいいかもしれません。

◎地下鉄・国際会館駅3番乗り場から19系統大原・小出石行き
◎京阪電車・出町柳駅3番、5番出口から16・17系統大原行き
◎阪急電車・四条河原町6番出口から16・17系統大原行き
(※紅葉シーズンは増発あり)

時刻表については[MEMO]のリンク先をご覧ください。

【天台宗 京都大原 三千院】
■住所:京都市左京区大原来迎院町540
■電話:075-744-2531
■休館日:無休
■拝観時間
12月〜2月 /8:30〜16:30(閉門16:30)
3月〜11月 /8:30〜17:00(閉門17:30)
■拝観料
一般 700円(団体30名以上600円)
中学生 400円(団体30名以上300円)
小学生 150円
■交通アクセス… 京都バス停「大原」から徒歩10分

三千院から寂光院への散策もおすすめ

仏の道に通じる歌が生まれた京都・大原の里。苔の庭に雪のように降り積もる静寂から、小宇宙の広がりを感じます。恋に疲れた一人旅の女性は池の水面にどんな想いを映し出していたのでしょう。

三千院から静かな山里を1.7キロほど西へ歩くと、約35分で山間にひっそりと建つ天台宗の尼寺、寂光院(じゃっこういん)に行くことができます。小さいながらも風情のあるお寺なのでおすすめです。

三千院と寂光院を結ぶ参道には多くの茶屋やお土産屋が軒を連ね、賑やかで楽しいですよ。また、三千院から少し足を延ばせば「音無ノ滝」といったスポットもあるので、1日をかけてゆっくりと散策されてはいかがでしょか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/11/24 訪問

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