「臥竜公園」は長野県の北部、長野市のお隣に位置する須坂市にあります。
「臥竜山」のふもとにあり、動物園や市立博物館なども併設されている市民憩いの公園です。
設計は「明治神宮」や「日比谷公園」の設計も手掛けた本多静六さんです。季節によって様々な木々や花の風雅な景観を楽しめ、「桜の名所100選」の他に、「日本名松100選」にも選ばれいます。
真ん中にある周囲約800mの「竜ヶ池」の周りに約160本、公園全体では約600本の桜の木が植わっています。種類はソメイヨシノが中心で、春には池の周りが一面ピンク色に染まります。
桜の見頃は例年4月中旬〜下旬と、長野県内でも遅めの時期。
毎年開花の時期に合わせて「さくらまつり」が開催され、期間中は屋台が出て、夜にはライトアップも行われて大勢の人で賑わいます。
2019年は4月4日(木)〜25日(木)の日程で開催されます。ぜひ「さくらまつり」の期間に合わせてお出かけしてみてはいかがでしょうか?
臥竜公園は真ん中にある「竜ヶ池」を一周歩いて回っても、30分もかからないくらいの大きさです。景色はキレイなのですが、池の周囲は桜の見頃の期間、昼間の時間帯は花見客で大変混雑します。
ゆったり桜を楽しみたい!キレイな写真が撮りたい!という方には「朝」がオススメです。少し早起きするだけで、混雑を気にする事無く桜を楽しめます。
昼間にはボートや風などで池には波が立ってしまって、鏡のように上手く映り込みませんが、朝だと「竜ヶ池」に桜がくっきり映り込んで、景色が二倍楽しめます!
「竜ヶ池」には、池の真ん中に架かる「臥竜橋」と、池に浮かぶ「弁天島」にかかる赤い「弁天橋」の二つの橋があります。桜と一緒に撮影すると風情が出てオススメですよ。
昼間は屋台も出て、大勢の花見客でにぎわいます。ワイワイとしたお祭りらしい賑やかな雰囲気の中で、桜を楽しめます。
池の周りには手漕ぎ、脚漕ぎの貸し出しボートもあり、池のど真ん中から桜を堪能する事が出来ます。湖面にはスイスイと鴨が泳ぎ、鯉の他にカメも生息していて、時折ひょっこりと顔を出している愛らしい姿が見られる事も。
公園の隣には動物も併設されているので、桜だけでは物足りないというお子様連れの方にもオススメです。
桜の終わりの時期には、散った花びらが湖面に絨毯のように広がります。風向きによってはキレイな波紋が見られることもありますよ。
池の周囲には屋台の他に、昔ながらのおでん屋さんが立ち並んでいて、臥竜公園名物の「黒おでん」を楽しめます。味の染みたおでんはお店によってそれぞれ味が違うので、ぜひ色々なお店の物を食べ比べしてみてくださいね。
夜になるとまた昼間とはひと味違った景色が楽しめます。
暖色系の光でライトアップされた桜は水面に反射して一層明るく、照らし出されます。池の周りに植えられた桜は、池の上に張り出すように枝を伸ばしているので、映り込みがとてもキレイです。
夜は昼間より比較的ゆったりと楽しむ事が出来ますが、長野の夜は春でもかなり気温が下がります。しっかりと防寒対策をして桜を楽しんでくださいね。
4月13・14日には公園の近くにある小学校の校庭で、熱気球体験が行われます。
空に浮かぶ熱気球は臥竜公園からも見る事が出来ます。ライトアップされた桜の上に浮かぶ熱気球なんて、なかなかお目にかかれない珍しい光景ではないでしょうか?
2日間だけの開催ですが、それを狙って行ってみるのもいいかもしれませんね。
住所:長野県須坂市臥竜2-4-8
電話番号:026-245-1770
アクセス:須坂長野東ICから車で10分、長野電鉄須坂駅から徒歩20分
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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