カキにペーロン、ど根性大根!兵庫県相生市・あいおい白龍城

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カキにペーロン、ど根性大根!兵庫県相生市・あいおい白龍城

カキにペーロン、ど根性大根!兵庫県相生市・あいおい白龍城

更新日:2017/03/24 09:56

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター

兵庫県の南西部、瀬戸内海に面した相生市。かつて、造船業でにぎわった企業城下町だ。正直、観光地としての印象は薄いが、他にない文化や特産品を持っている。
相生湾に面した一角に、道の駅・海の駅「あいおい白龍城(ペーロン城)」がある。ここに来れば、カキやアナゴなどの海産物や個性豊かな特産品、勇壮な海の祭り「相生ペーロン祭」など、相生の魅力を知ることになるだろう。

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ペーロンの街、相生市

ペーロンの街、相生市

写真:塚本 隆司

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細く長い船体の両側に櫂(かい)のこぎ手が乗り込み、勇壮な銅鑼と太鼓の音とともに海面を疾走する競漕(きょうそう)行事、ペーロン。長崎県で盛んに行われる行事だが、ここ相生市でも行われている。

ペーロンの街、相生市

写真:塚本 隆司

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その歴史は古く、大正時代に長崎出身の造船所従業員から伝わったという。やがて、造船で栄えた相生らしく造船会社内にあった神社の例祭として、ペーロン祭がはじまる。今では相生市最大の祭りとなった「相生ペーロン祭」が、毎年5月の最終日曜日に行われる。前夜祭の花火大会は、播州地方に初夏の訪れを告げる風物詩だ。
<2017相生ペーロン祭>
5月28日(土)前夜祭(海上花火大会)
5月29日(日)ペーロン祭

ペーロンの街、相生市

写真:塚本 隆司

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会場となる相生湾に面して、道の駅・海の駅「あいおい白龍城」がある。中国の宮殿を思わすデザインは、ひときわ目を引くことだろう。
道の駅として地元の海産物や野菜、特産品が並ぶほか、ペーロンの歴史やペーロン競漕(きょうそう)に使われる船を展示する「ペーロン海館」や日帰り温泉施設「ペーロン温泉」がある複合施設だ。

旬のいいものがそろう、あいおい白龍城・特産品売り場

旬のいいものがそろう、あいおい白龍城・特産品売り場

写真:塚本 隆司

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ペーロン城へは車で訪れる人が大半だろう。山陽新幹線の停車駅でもあるJR相生駅からは徒歩で約30分かかることもあるが、立ち寄れば買いたくなる物が多く、荷物が増えることを知っているからだ。

東側の駐車場から建物までの間に、特産品売り場がある。相生市を代表する海産物といえば「カキ」。播州地方は、カキの生産に適している。成長が早く通常3年かかるところを、1年で大粒の立派なカキへと育つ。熱を加えても縮みにくい。
11月頃から3月末あたりまで、カキを求めて多くの人が訪れる。シーズン中は焼きカキコーナーもあり、美味しそうな香りが立ち込めている。

旬のいいものがそろう、あいおい白龍城・特産品売り場

写真:塚本 隆司

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特産品売り場の前で売られている播州名物・揚げかまぼこのカキバージョン「かき巻」がオススメだ。こちらは、年中販売されているので小腹を満たすのにちょうどよい。

旬のいいものがそろう、あいおい白龍城・特産品売り場

写真:塚本 隆司

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持ち帰りに殻付きや生食用のカキもいいが、オススメしたい逸品が「相生名産かき佃煮」。身が大きく柔らかなカキのつくだ煮は、ご飯のおかずはもちろん、晩酌のアテとしても申し分ない。
もちろん、カキだけではない。播州地方の春の風物詩「いかなご」や名産のアナゴなど近海でとれた海産物、採れたての野菜など旬な商品が並ぶ。

相生の個性あふれる特産品

相生といえば、一時期テレビなどでも大きく取り扱われた話題がある。覚えているだろうか。2005年、アスファルトを持ち上げ、地上に顔を出した1本の大根の話しを。
そのけなげながらもたくましい姿に胸を打たれた人も多く、いつしか「ど根性大根」「大ちゃん」と呼ばれた大根だ。今も相生のキャラクターとして、またグッズとなり、地域に根付いている。

相生の個性あふれる特産品

写真:塚本 隆司

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相生の個性あふれる特産品

写真:塚本 隆司

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まちおこしの一環として、大ちゃんブランドの日本酒まで造られた。その名も「銘酒ど根性」。大根で作った酒ではないが、インパクトのあるネーミングから、いつも頑張ってくれている大切な人へのお土産にいいかもしれない。

相生の個性あふれる特産品

写真:塚本 隆司

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お酒つながりでは、珍しい焼酎の販売も始まった。ブラジルなど中南米や東南アジア、アフリカで食べられるキャッサバ芋を、相生市では「あいおいも」として特産化を目指している。
そこで登場したのがキャッサバ芋を使った焼酎。キリッとした締まりのある味わいで飲みやすい。今はここペーロン城のみの販売となっている。

実は入口が2つある、あいおい白龍城

実は入口が2つある、あいおい白龍城

写真:塚本 隆司

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特産品売り場を抜け、建物の中へ入ると相生や西播磨の銘菓などが売られ、さらに奥には湾を眺めながら食事ができるレストランがある。
これだけでも十分満足できそうな道の駅らしいペーロン城だが、実はもうひとつ入口がある。何度も訪れていながら、気づいていない人もいるかもしれない。駐車場からは直接見えずらい国道250号側にあり、ついついお土産探しに気を取られ気づきにくい。

ここから入ると右手奥に、ペーロン船を展示している「ペーロン海館」。2階へ上がれば日帰り入浴できる「ペーロン温泉」がある。
相生湾を一望できる露天風呂にサウナ、薬湯、気泡風呂などさまざまな浴槽があり「大ちゃんの湯」として地元の人たちに親しまれている。

実は入口が2つある、あいおい白龍城

写真:塚本 隆司

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ちょっとレトロチックなフロントや休憩所と、造船所がみえる相生湾の風景は旅情をそそる。

実は入口が2つある、あいおい白龍城

写真:塚本 隆司

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地元では人気のスポット、あいおい白龍城

全国的には観光地として紹介されることが少ない兵庫県相生市だが、播州地方に住む人にとっては、カキや焼きアナゴなどのおいしい食材、万葉岬や羅漢の里など自然を楽しむ景勝地として知られている。それだけに土日となれば、ペーロン城も人であふれることが多い。
東側の駐車場には、約50台停められるが満車になることも。その場合は、西側の駐車場か向かいのスーパーの駐車場が使える。「えっ、スーパーに停めていいの?」と思うだろうが了解を得ているそうだ。広くて駐車しやすいので安心して利用すれば良い。

うまいものがあり、温泉もあり、ペーロンという歴史や文化が残る街・相生市の魅力が詰まった道の駅・海の駅「あいおい白龍城」。相生市はもちろん、隣のたつの市や赤穂市に訪れたなら、ちょっと立ち寄ってみたくなる。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/18 訪問

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