写真:木村 優光
地図を見る「亀戸天神」を訪問するのであれば、蔵前橋通り側の本参道から境内に入ってみましょう。通りから境内入口まではわずか50m程で、大きな鳥居が目印!鳥居をくぐる前から境内の様子を少しだけ見ることができます。
藤まつりが開催される期間は参道にはびっしりと出店が軒を並べ、大変な賑わいを見せますが、日没後は訪問する人が少なくなることから、写真のように日中に比べると静寂な境内となります。
なおこの「亀戸天神」は、学問の神様として親しまれている関係で、菅原道真公が祀られています。そのため、受験シーズンともなると絵馬を奉納する学生で非常に賑わいます。三大天満宮には入りませんが、別名「東宰府天満宮」とも呼ばれ、三大天満宮とも肩を並べる規模!
写真:木村 優光
地図を見る鳥居をくぐり、早速境内に入ってみましょう。境内はそれほど広いというわけではありませんが、北側に本堂、そして南側からメイン参道でアクセスすると太鼓橋を2つ渡ることになります。手前は男橋、本堂側を女橋と呼ばれ、どちらの太鼓橋も真っ赤なカラーリングが特徴的で、境内中央の心字池に非常によく映えます。
特に鳥居側にある男橋からの眺めは最高で、境内ほぼ全域を眺めることができます。藤の花が咲き乱れる4月下旬から5月上旬、境内全域が紫色に染まる光景は息をのむほどの美しさ!本堂側を眺めると、やや左手にスカイツリーも眺めることができますよ。
写真:木村 優光
地図を見る太鼓橋はその綺麗な曲線で形成された形状から、側面から見るのもオススメです。特に藤祭りが行われている夜間は、藤棚や太鼓橋などもライトアップされて、藤とのコラボレーションは和を彷彿させる1枚に!
藤の花をぼかしても良いですし、太鼓橋をぼかしても面白い1枚が出来上がります。ただ、藤の花は藤棚からぶら下がる形で咲き乱れるので、中には花房がものすごく長いものもあったり、途中の枝から分かれて咲くものもあるので、被写体にする花房をよく吟味する必要があります。
写真:木村 優光
地図を見る夜間は藤棚がライトアップされている関係で、境内のほとんどを占める心字池の水面に藤の花が反射し、幻想的な光景を見ることができます。水鏡に映る藤の花が、時折吹く風によってゆらゆら動く様子は幽玄の世界そのもの!
この水鏡の様子は、境内のちょうど中央を東西に伸びる回廊から眺めることができます。両側が池となっていて、境内の東側は本堂側に、西側は鳥居側に藤棚が設置されています。どちらも対照的な美しさが有り、これこそが「東京一の藤の名所」の名に恥じない魅力を持っています。
写真:木村 優光
地図を見る鳥居と本堂を結ぶメイン参道からは、藤の花とスカイツリーのコラボレーションを眺めることができます。太鼓橋の上からも見ることはできますが、上部に葉を生やす藤の花は上から見ると、花房が葉によって若干隠れてしまうため、紫色の色彩が薄れてしまいます。
したがって、メイン参道から見上げる形で藤棚を見ると、ライトアップされたスカイツリーとのコラボレーションのバランス具合が絶妙!昼間も同じアングルで見ることはできますが、ここはやはり夜間のライトアップされた時間帯がオススメ!
写真:木村 優光
地図を見るそして本堂でお参りしたら、本堂側から鳥居を見てみましょう。すると、メイン参道の先には巨大で真っ赤な鳥居が小さく見え、手前には藤棚にぶら下がって咲く藤の花!時折吹く風でゆらゆらと揺れる藤の花は、適度な照度によってライトアップされていることもあり、妖しい色彩を放ちます。時折散る花びらもGW後半戦への第一歩を指しているかのように見えます。
昼間は人ごみでラッシュ状態だったメイン参道も夜間はごらんのように閑散となり、ライトアップされた藤の花を見放題!写真を撮る方もスペシャルタイムです。ライトアップは22時まで行われているので、21時以降に訪問するとほぼ独占状態ですよ!
毎年GWになると多くの人が訪問する亀戸天神。藤の見頃もGWと重なるので、混雑は必至です。人ごみを避けたいのであれば、平日もしくは日没後のライトアップの遅い時間帯に訪問しましょう。
「亀戸天神」の藤は、徳川五代将軍綱吉や八代将軍吉宗もご覧になられたこともあるという、非常に由緒ある藤です。一度は見ておくことをオススメしますよ。
なお、境内から見えるスカイツリーまでは徒歩で約25分!途中、スカイツリービューポイントである「十間橋」などもあるため、併せて訪問すると、夜の下町を味わうことができますよ。
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(2024/3/28更新)
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