中世と現代の文化の交差点、浅草寺と東京スカイツリーの素敵な撮り方とグルメスポット!

中世と現代の文化の交差点、浅草寺と東京スカイツリーの素敵な撮り方とグルメスポット!

更新日:2014/02/20 17:25

東京都、台東区浅草。ここは現在でも、なお江戸の文化が息づいている街。そして「浅草寺」はその文化の中心に位置するお寺です。そして、2012年5月の東京スカイツリーのオープン以降、古き良き文化と近代文明の調和の街として、今脚光を浴びています。さあ、今回は浅草界隈をスマートに歩いて、絶景の浅草寺とスカイツリーを見学し、この両方を上手く撮影して、食事が出来るポイントをご紹介しましょう!

雷門、仲見世 浅草寺と続く表参道は浅草巡りのスタートライン。まずは江戸情緒を味わおう

雷門、仲見世 浅草寺と続く表参道は浅草巡りのスタートライン。まずは江戸情緒を味わおう
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台東区にある浅草寺は正式には「金龍山 浅草寺」といって、東京都内最古のお寺です。元々は天台宗のお寺でしたが、戦後、安置されている「聖観音菩薩」を本尊とする聖観音宗の総本山となりました。別名「浅草の観音様」と称されるのは、本尊の観音像に由来しています。アクセスは東京メトロ銀座線の終点、浅草駅から5分という非常に良い立地です。では早速あるいてみましょう。

起点の雷門をくぐると、土産物店がたちならぶ仲見世が150mほど続きます。この辺りの情景はTVなどでも放映されていますので、よくご存じと思います。私のご案内したいポイントはこの仲見世を抜けて宝蔵門という、本堂前の門をくぐった所なのです。ここで、右斜め後方を振り返ってください。少し立ち位置を微調整すると、写真のように、「屋根にぶら下がったスカイツリー」が見られます。なかなかユニークですよ。

本堂のライトアップは中世の文化財を現代に伝え、美しく見せる、時空間のコラボレーション!

本堂のライトアップは中世の文化財を現代に伝え、美しく見せる、時空間のコラボレーション!
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では、陽が落ちた時間帯に本堂を訪問してみましょう。本堂の回りには、何度か修復され現代に至っている五重塔や、建立時からほぼそのままの姿で残る薬師堂もあります。その中で本堂は1945年の東京大空襲で焼失。徳川家光建立以来300年のオリジナル建造物は途絶えてしまいましたが、1958年にほぼ当初のままに再建されました。

そして現在は軽金属のチタンの屋根材が使用され、近代建築技術に支えられた伝統文化が復元されています。宝蔵門を抜けた直後の位置、すなわち最初の写真の撮影位置とほぼ同じ位置から本堂を撮ると、特殊な広角レンズを使わなくても全景が入れられます。また、左側を向くと五重塔がライトアップされ、ほぼ同じ立ち位置から全景を収められます。

高い塔は見る位置によって見え方が違う。さあ最も綺麗な位置からすらりとした東京スカイツリーを見よう

高い塔は見る位置によって見え方が違う。さあ最も綺麗な位置からすらりとした東京スカイツリーを見よう
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東京スカイツリーのような高い塔はどこから見るのが一番綺麗か?みなさんご存じでしょうか?あまり近くで見上げると、塔の上下で極端に大きさが違って、ゆがんで見え、向こう側に倒れた様に見えますね。また遠いと他の建物にじゃまされて見えない、なんてことを経験されたことはありませんか?こうした高い塔はその高さの約3倍の距離、離れでみるのがいいのです。

東京スカイツリーは高さ634mですから、この麓から2km位の場所が適度な大きさで、かつ、すらりと見えるのです。ではこの最適な見学場所?というと、ちょうどその場所が浅草ビューホテルなのです。実はこのホテルの26、27階にレストランやバーがあって、この窓からの東京スカイツリーが大変美しいのです。
もちろんレストランのみならず、東側の客室からも写真のように美しい光景を独り占め出来ます。

また浅草ビューホテルは東京スカイツリーフレンドシップホテルに認定されており、ホテルからの眺めの良さが定評なのと、東京スカイツリー天望デッキの日付指定入場券引換券付宿泊プラン等、お得な宿泊プランが用意されています。
この、日付指定入場券引換券を利用すると、天望デッキまで一般窓口からの案内に比べ、スムーズに入場できる特典がつくようです。

夕食は夜空に映える東京スカイツリーと浅草寺を眺めながら、スカイグリルビュッフェで心とお腹を満たそう!

夕食は夜空に映える東京スカイツリーと浅草寺を眺めながら、スカイグリルビュッフェで心とお腹を満たそう!
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浅草ビューホテルの26階、武蔵のスカイグリルビュッフェはいかがでしょうか。和洋中様々な食材が、「ところせまし」とばかりに並び、一部の食材はライブクッキングにて、出来立てを食べることができます。さらに有料の席料となりますが、最前列の窓側プレミアムペアシートでは、正面に東京スカイツリーや浅草寺などの浅草の夜景を見ながらワインと食事が楽しめます。写真のように、少しずつ多くの食材をご堪能下さい。特別な日のひとときにまさにお薦めの空間です。もちろん、最前列ですので、誰にも邪魔されず、また迷惑をかけずに食事の合間に思う存分浅草の夜景を撮影が可能です。

料金は平日3,990円、休前日4,515円
プレミアムペアシート 1,000円

古き良き伝統の街の中に、近代都市景観が現れる。クアラルンプール風の夜景にひと味違った浅草を楽しもう。

古き良き伝統の街の中に、近代都市景観が現れる。クアラルンプール風の夜景にひと味違った浅草を楽しもう。
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さて、最後は吾妻橋の袂から、高速道路とビルの合間に映える、近代都市の豪華な東京スカイツリーを撮ってみませんか?この吾妻橋は隅田川にかかる橋で、浅草駅から至近にあります。実は橋の西側(浅草駅側)の袂から眺める景色がまた格別の趣があります。私がこの場所をお薦めするのは、浅草という伝統文化の街中にも関わらず、高速道路と高層ビルを従えて、すーっと立つ東京スカイツリーの姿が、人工美景観の美しい、アジアの大都市、クアラルンプールを思い起こさせるところが有るからなのです。東京スカイツリーの外観がクアラルンプールタワーに似ているところが、そういう思いを起こさせるのかもしれませんね。東京にいながら少しだけ海外旅行の気分に浸ってみませんか(笑)

ここでの撮影は、三脚を使って、絞りを絞って、道路、ビル、東京スカイツリーを被写界深度の中にいれ、さらに低感度にして、長めのシャッタースピードで撮りましょう。川沿いに走る高速道路の上方に高層ビルに挟まれて、それぞれにライトアップされ、さらに川面に反射する光までとらえた、ゴージャスな東京スカイツリーが現れます。是非お試し下さい。

記事の終わりに書き尽くせないほど、まだまだすばらしい見所が山盛りにある浅草界隈なのです

アクセスがよく、空間軸のみならず、時間軸的な見所もいっぱいの浅草。今回は東京スカイツリーを中心にご紹介しましたが、このほかにも中世伝統美と近代人工美のコラボレーションを満喫できる街です。そして、空気が感想する冬には、一層ライトアップが綺麗です。この記事が読者の皆さんの冬のナイトライフの一助となりますよう願っております。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/03/21−2013/05/19 訪問

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