写真:bow
地図を見る東日本大震災で壊滅的被害を受け、休業を余儀なくされていた陸前高田の観光拠点「キャピタルホテル1000」。以前は高田松原にほど近い海岸線沿いに立地していたのですが、海岸線から2kmほど離れた高台へと場所を移し、震災から2年半が経過した2013年11月に待望の再オープンとなりました。
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地図を見るかつての「キャピタルホテル1000」があった方向に目をやると、市街地だった部分には何もなく、大きくかさ上げされた土地が目立ちます。旧キャピタルホテル1000は7階建て、プールやテニスコートも備えた市内唯一の大型リゾートホテルで、陸前高田の迎賓館的な存在でした。津波はその4階部分まで到達し、大きな被害を受けたため旧ホテルは解体されてしまう運命に。
しかし「キャピタルホテル1000」は陸前高田にとって特別な存在。お祝い事や結婚式、会合や宴会など何かあればキャピタルホテルと言われるほど、市民に必要とされるホテルだったのです。その「キャピタルホテル1000」が再オープンし、市民の心にも再び灯りがともったのです。
提供元:キャピタルホテル1000
https://www.capitalhotel1000.jp/旧キャピタルホテルはバブル最盛期に完成した豪華リゾートホテルでしたが、新キャピタルホテルはそのコンセプトを一新した3階建てのホテル。全室ツインルームの仕様となっていて、室内は全体的にダークブラウンが基調の落ち着いた雰囲気。日々の喧騒を忘れて落ち着ける空間が確保されています。
画像のスタンダードツインルームはビジネスユースや一人旅におすすめの部屋ですが、20uという十分な広さ。ちなみにベッドは高級ホテルご用達のシモンズ製ベッドなので快眠は約束されたもの。加湿機能付きの空気清浄器も全室に完備、Wifiも利用可能です。まだまだ復興真っ最中の陸前高田ですが、ここまでの快適な環境が提供されているということは本当にありがたいものです。
提供元:キャピタルホテル1000
https://www.capitalhotel1000.jp/せっかくの旅行だから・・・、という方にはワンランク上のスーペリアツインルームやデラックスツインルームをおすすめ。こちらは更にゆとりの26uという広さ。バスルームもセパレートタイプとなり、快適さもワンランク上。スーペリアルームは全室がオーシャンビューで、復興が進む市街地の様子も見てとれます。
提供元:キャピタルホテル1000
https://www.capitalhotel1000.jp/「キャピタルホテル1000」には大浴場が完備されているのもポイントです。天然温泉ではないものの、綺麗で広々としたゆとりの大浴場からは二つの半島に囲まれた広田湾が一望できます。足を延ばしてゆっくりと風呂に浸かり、日頃の疲れを癒しましょう。
提供元:キャピタルホテル1000
https://www.capitalhotel1000.jp/「キャピタルホテル1000」でおすすめしたいのは夕食付のプラン。ホテルから飲食店までは距離もあり、周辺で飲食店を探すのは容易ではありません。ホテルで夕食を取るのが一番安心できるかと思います。
そして、陸前高田市民もハレの日に利用するホテルだけに食事もお墨付き。腕自慢の料理長が広田湾の海の幸を存分に楽しませてくれます。特に広田湾は貝類が有名で、カキやホタテなどの養殖がさかん。築地市場でも広田湾産は高いセリ値が付くことでよく知られています。そんな陸前高田の母なる海、広田湾の旬を堪能できる夕食をチョイスしてみてはいかがでしょうか?
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地図を見るまた、この「キャピタルホテル1000」は陸前高田の新名物「ホタワカ御膳」が食べられる4店舗の内の一つでもあります。この「ホタワカ御膳」は新OMOTENASHI・ご当地グルメの岩手県第1号として誕生した話題の新名物。陸前高田の地産地消にとことんまでこだわった「ホタワカ御膳」は登場以来の人気メニューで、たっぷりのホタテや生ワカメのしゃぶしゃぶが楽しめるおすすめの逸品です。
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地図を見る震災後の陸前高田において貴重な観光資源となっている「奇跡の一本松」と「キャピタルホテル1000」は直線距離にして約1kmほどしか離れていません。「奇跡の一本松」以外にも陸前高田市内にはいくつかの「震災遺構」が残されており、後世に語り継ぐべき津波の被害を目の当たりにすることができます。それらを巡るには「キャピタルホテル1000」は非常に便利な立地。
また、要予約・有料とはなりますがホテルに「震災語り部」を招くことも可能です。実際に被害に遭った人にしか話せない”陸前高田の生の声”を聴いてみるのも貴重な体験ではないでしょうか。なお、語り部はタクシーによる観光や、奇跡の一本松を見学しながら話を聞くことも可能です。詳しくはホテルまでお問い合わせを。
陸前高田は今まさに新しい街並みを再生しようとしています。世界的に見てもなかなか例のない、ゼロからの街の創造。それを目の当たりにできるホテルこそが、この町と一緒に明日へ向かう事を誓った「キャピタルホテル1000」なのです。
現地を訪れる観光客が増えれば、陸前高田に元気が戻ります。復興はここからなのです。今こそ陸前高田を訪れ、再生・復興の目撃者になってみてはいかがでしょうか。
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(2024/3/19更新)
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