京都で人気の門前和菓子おすすめ5選!歴史ある名物和菓子は必食

京都で人気の門前和菓子おすすめ5選!歴史ある名物和菓子は必食

更新日:2017/03/20 17:38

京都の神社仏閣へお参りする際には、門前和菓子を食べるのも楽しみにしているという方も多いことでしょう。門前和菓子は古くから参拝客や地元の人々に親しまれてきました。京都には数多くの門前和菓子がありますが、今回は特に歴史が古く人気の高い、時には大行列ができるおすすめを5つご紹介!ぜひお参りとセットで楽しんでみてください。

一文字屋和輔(一和)のあぶり餅【今宮神社門前和菓子】

一文字屋和輔(一和)のあぶり餅【今宮神社門前和菓子】
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玉の輿神社として有名な、京都市上京区にある今宮神社の門前名物和菓子といえば、あぶり餅!今宮神社の東門に続く参道には2軒のあぶり餅のお店がありますが、そのうちの一店『一和』(一文字屋和輔)は、なんと創業1000年を超える老舗中の老舗!日本で最も古い和菓子屋さんと言われています。

あぶり餅は、京きな粉がまぶされたお餅を備長炭で焼き、京都の老舗味噌メーカーの白味噌を使用した甘いタレを絡めた和菓子です。あぶり餅に使用されている竹串は今宮神社に奉納されたもので、あぶり餅を食べると無病息災のご利益が得られるとも言われています。

メニューはあぶり餅のみ。平安時代から変わらぬ製法で作られ代々守り続けられている伝統の味をぜひ楽しんでみてください。お店の風情ある建物や京都らしい坪庭、また、お店の方に一声かけると気軽に見せていただける1000年以上前の井戸も必見です。

加茂みたらし茶屋のみたらし団子【下鴨神社門前和菓子】

加茂みたらし茶屋のみたらし団子【下鴨神社門前和菓子】
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世界遺産でパワースポットとしても人気の、京都市左京区にある下鴨神社のすぐそばに店を構える『加茂みたらし茶屋』。こちらのお店は創業大正11年(1922年)、みたらし団子発祥の店と言われ、参拝客や観光客に大人気!お店は常に賑わいをみせています。

注文を受けてから焼かれるお団子は、こんがり焦げ目が香ばしくもっちり柔らか!そこに、お醤油と黒糖が絶妙に調合されたまろやかなタレがたっぷりとかかっています。5つ並んだお団子は人の5体を、ひとつだけ離れているお団子は頭の部分を表しています。これは下鴨神社のお祭りにおいて、人形(ひとがた)を奉納し無病息災を祈願したことが由来で、ここ加茂みたらし茶屋でしか出会えない特有の形!

テイクアウトもできますが、店内で出来立ての熱々をいただくのがおすすめ!京都の甘味処らしいアットホームな雰囲気漂う店内で、じっくりと味わってみてください。

粟餅所・澤屋の粟餅【北野天満宮門前和菓子】

粟餅所・澤屋の粟餅【北野天満宮門前和菓子】
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学問の神様・菅原道真公を祀り、梅の名所としても知られる京都市上京区にある北野天満宮。その門前名物和菓子といえば、北野天満宮すぐそばにある『粟餅所・澤屋』の粟餅。澤屋は江戸時代創業の老舗和菓子店で、行列ができることもしばしばの人気店です。

粟餅は炊き立ての粟を臼でつき、そこに餡子ときな粉の2種類をまぶしたもので、クセになりそうな粟のプチプチした食感が楽しめます。餡子はしっとりなめらかで上品な甘さのこし餡、きな粉は香ばしくいずれも粟餅との相性抜群です。

こし餡の方のコロンと丸い形とは違い、きな粉の方が細長い形になっているのは、お餅が丸いときな粉がすぐにこぼれてしまうため。たっぷりとお餅に付くように考えられた形です。注文を受けてからお餅を丸め、作り置きはしない出来立ての風味を楽しんでみてください。

おせきもちのおせきもち【城南宮門前和菓子】

おせきもちのおせきもち【城南宮門前和菓子】
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方除けの大社として全国的にも有名な、京都市伏見区にある城南宮。その門前名物和菓子といえば、城南宮のすぐ西隣にある『おせきもち』のおせきもち。お店は約450年もの歴史を持ち、新選組の近藤勇も立ち寄ったとされています。

おせきもちは、もっちりとコシのあるお餅に、一週間ほど寝かせて熟成させた丹波大納言小豆の餡子がたっぷりと乗った和菓子で、添加物を使用していないためその日のうちしか食べられない自然食品です。

江戸時代、おせきという女性が、交通の要衝・鳥羽の街道をゆく旅人にお餅を振る舞ったのが起源とされるおせきもちは、街道名物として旅人や城南宮の参拝客の疲れを癒し、親しまれてきました。しっとりと落ち着いた店内で、昔の旅人や参拝客に思いを馳せながら素朴な味わいを堪能してみてください。

やわた走井餅老舗の走井餅【石清水八幡宮門前和菓子】

やわた走井餅老舗の走井餅【石清水八幡宮門前和菓子】
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日本三大八幡宮のひとつ、京都府八幡市にある石清水八幡宮の門前名物和菓子は、一の鳥居のすぐそばにある『やわた走井餅老舗』の走井餅。やわた走井餅老舗は江戸時代に滋賀県大津で創業、その後明治43年(1910年)に現在の石清水八幡宮の門前に出店し、以来参拝客や地元の人々にずっと親しまれています。

外側の白いお餅は滋賀県産羽二重米の杵つき餅で伸びが良く、まるで耳たぶのような柔らかさ!中には北海道産小豆を使用したきめの細かい甘さ控えめのこしあんが入っています。刀を模した独特の形は、刀鍛冶・三條小鍛冶宗近(さんじょうこかじむねちか)が名水走井で名剣を鍛えたという故事にちなんだものです。

お店の建物は江戸時代の旅籠を改装したもので、店内は昔にタイムスリップしたかのよう!趣ある雰囲気の中、シンプルで飽きの来ない素朴な味わいの走井餅を楽しんでみてください。

昔も今も愛される古都京都の門前名物和菓子は参拝客の癒し

京都で人気の門前名物和菓子は、いずれもシンプルで飽きの来ない素朴な味わいのものばかり!昔から参拝客の疲れを癒し、親しまれてきました。昔の人が楽しんでいた味わいを現代でも楽しめるのは何とも感慨深いものがありますね!門前名物和菓子はこれからもずっと愛されていくことでしょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/12 訪問

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