写真:沢原 馨
地図を見る「港の見える丘公園」は横浜の代表的な観光名所のひとつ。その中の「フランス山」と呼ばれる一角、不規則な形状の敷石が並べられた石畳に、ハート形の敷石が紛れ込んでいます。散策の途中で偶然見つけてしまったら、ちょっと嬉しくなってしまいます。
写真:沢原 馨
地図を見るハート形の石の場所、ここでは詳しく説明しません。調べればすぐにわかりますが、予備知識無しで探してみるのも楽しいですよ。うまく見つけられたら幸せになれる、かもしれません。
写真:沢原 馨
地図を見るところで、「フランス山」には、昭和初期に建っていたフランス領事館邸の遺構が残されているのですが、その横に風車の塔が建っていて、風車が風を受けて回っています。かつて領事館邸にはこうした風車が設けられ、井戸水の汲み上げに使われていました。実は、前述のハート形の石は、実際に風車の塔が建っていた場所を示す目印にもなっているのです。
現在の風車は往時の風車の完全なレプリカというわけではなく、あくまでイメージを再現したもの。オレンジ色の羽が風を受けて、向きを変えながらくるくると回る様子が何だか可愛らしく、青空を背景にした姿はとてもフォトジェニック。ちょっと素敵ですよね。
<「港の見える丘公園フランス山」の基本情報>
住所:神奈川県横浜市中区山手町114
電話番号:045-221-2111(公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー)
アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩約3分など
写真:沢原 馨
地図を見る「港の見える丘公園」には「山手111番館」という洋館が保存展示されています。J.H.モ−ガンの設計による建物そのものもお洒落で可愛いのですが、その入口横のネームプレート周りが素敵です。透明のネームプレートと、その上のランプが白い壁に映えて、光と陰とが織り成す光景がフォトジェニックです。季節や時刻によってさまざまな表情を見せてくれるのもお勧めポイントです。
写真:沢原 馨
地図を見る「山手111番館」は内部も無料で見学できます。洋館の内部にも素敵なディテールがたくさん。ぜひ入館して見学しておきましょう。「港の見える丘公園」には、他にも「横浜市イギリス館」という洋館が保存展示されています。こちらも入館無料。お勧めです。
<「港の見える丘公園山手111番館」の基本情報>
住所:神奈川県横浜市中区山手町114
電話番号:045-221-2111(公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー)
アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩約10分など
写真:沢原 馨
地図を見る「港の見える丘公園」入口から山手本通りを西へ100mほど、外国人墓地前の交差点の角に「ブラフ 99ガーデン」という小公園が設けられています。「港の見える丘公園」の拡張部分として平成26年4月に開園したものです。
写真:沢原 馨
地図を見る洋館の前庭をイメージして設計されたという「ブラフ 99ガーデン」は、公園自体も可愛らしい印象ですが、随所にデザインされた花形(?)のモチーフも可愛いのです。ぜひ目を向けてみてくださいね。
<「港の見える丘公園ブラフ 99ガーデン」の基本情報>
住所:神奈川県横浜市中区山手町99
電話番号:045-221-2111(公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー)
アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩約8分など
写真:沢原 馨
地図を見る「ブラフ99ガーデン」から北へ、横浜地方気象台の横を通って百数十メートル進むと、みなとみらい線「元町・中華街駅」駅舎の上部に造られたアメリカ山公園です。
この「アメリカ山公園」、随所にバラのモチーフのデザインがシンボルマークのようにあしらわれています。このデザインが、とっても素敵です。可愛いと言うより、上品でお洒落なイメージ。門扉や壁面、床面など、随所に使われていますから、探してみてくださいね。
写真:沢原 馨
地図を見るそもそもバラは横浜市の「市の花」。バラは「アメリカ山公園」のシンボルというだけでなく、横浜市のシンボルなのですね。山下公園や港の見える丘公園など、横浜市内にはバラ園やバラ花壇を設けた公園が少なくありません。もちろん「アメリカ山公園」にもバラが植えられていますから、バラの花期である5月と10月、美しい“本物の”バラを楽しむことができますよ。
写真:沢原 馨
地図を見る<「アメリカ山公園」の基本情報>
住所:神奈川県横浜市中区山手町97-1
電話番号:045-221-2111(公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー)
アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅からすぐ(エレベーター使用)
写真:沢原 馨
地図を見る「ブラフ99ガーデン」から山手本通りを南へ200mほど、通りに面した「元町公園」の敷地にレトロなデザインの電話ボックスが置かれています。通り沿いにあってよく目立つので、かなり有名です。写真を撮ってゆく人も少なくないのですが、その気持ちもわかりますね。
この電話ボックス、明治期のものを復刻再現したものなのです。扉に「自動電話」と書かれていますが、当時はこうした公衆電話をそう呼んだのですね。今では公衆電話そのものの必要性が薄れ、数も少なくなりました。この電話ボックスも本来の目的に利用されることはほとんどなく、もっぱら観光用のオブジェのような役割を担っています。
写真:沢原 馨
地図を見る内部にも古い送話器が! う〜ん、見れば見るほど、「顔」に見えますよね。そんなに口を尖らせて見つめられても、困ってしまいますね。
元町公園内に建つ「エリスマン邸」の玄関には、古い電話機を復刻した“実際に使える”レトロデザインの電話が設置されています。これも見ておきましょう(使ってみるのもいいかも)。
写真:沢原 馨
地図を見る元町公園には、もうひとつ、お勧めのディテールがあります。「エリスマン邸」の裏手に「山手80番館遺跡」という洋館の遺構が保存されているのですが、その脇の通路壁面に、遺跡の解説パネルとともに2枚のタイルが埋め込まれています。遺構から出土したタイルを複製したものなのですが、このタイルのデザインが素敵です(2枚のタイルは異なるデザインです)。
この洋館は明治末期から大正初期にかけての頃に建てられたもの(残念ながら関東大震災で倒壊してしまいました)。その頃の横浜山手は外国人の居留地で、彼らの家々や教会などが建ち並んでいました。その住宅には、こんな素敵なデザインのタイルが使われていたのですね。
元町公園には「エリスマン邸」の他、「ベーリックホール」や「山手234番館」という洋館が建っています。どの洋館も入館無料。館内の様子もとっても素敵です。ぜひ入館して見学していきましょう。
<「元町公園」の基本情報>
住所:神奈川県横浜市中区元町1-77-4
電話番号:045-221-2111(公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー)
アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩約8分など
明治期に外国人居留地だった横浜山手、今でも異国情緒が漂い、観光名所として人気を集めています。そんな山手地区はフォトジェニックなアイテムの宝庫です。美しい風景だけでなく、ディテールにも目を向けながらの山手散策、楽しいですよ。
どんなディテールに魅力を感じるかは、人それぞれ。他の人が気にとめないものでも、「何だかステキ!」と感じるものに出会えたら楽しいですよね。じっくりのんびり山手を巡りながら、自分の心の琴線に触れる、素敵なディテールを見つけてくださいね。それらを写真に収めてゆけば、自分だけのコレクションができあがりますよ。
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/24更新)
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