写真：陽月 よつか
地図を見る沖縄の玄関・那覇空港。沖縄へ来る方法は船や離島直行便などもありますが、まずメインの入り口と言えばこちらの空港ですね。1日300回以上の離着陸があり年間利用者数も多い、賑わいの絶えない空港です。今回はそんな那覇空港の遊び方、那覇空港の限定・レア情報をお届けします。
まずはこちら、一面のガラス張りの吹き抜けと展望エリア。
滑走路が見渡せる一面ガラス張りの吹き抜けは、那覇空港の中央催事エリア「ウェルカムホール」。正面入り口からはお土産売り場やエスカレーターの奥に当たる、総面積約1,500平方メートルもの広々としたエリアです。
ですが展望というだけなら空港にはつきもの、なぜこちらがレアかと言うと…
写真：陽月 よつか
地図を見る広がる青い空に青い海、どこまでも続く水平線を飛行機が飛び立ち横切っていく様子まで見渡せるのです！ 飛行機の離着陸の様子がよく見えるのはこちらのホールが滑走路に面しているためで、国内空港では珍しいポイント。天気の良い日のウェルカムホールは輝く空と海の景色を一面に受け、まるで高級リゾートホテルのロビーのような贅沢空間です。
写真は吹き抜けを見下ろす最上階の4Ｆ、海側に左右に大きく拡がる展望エリアからの光景。中央には子供用の踏み台があり、左右に広く景色を見渡すことができます。その傍らには、那覇空港のジオラマも。
また那覇空港の展望エリアでは、なんと戦闘機などの自衛隊機も見えるのです！
写真：陽月 よつか
地図を見るガラス越しもいいけど、どうせなら外で飛行機を見たい！ 飛行機音を感じたい！ という方に朗報。那覇空港には外で飛行機が見える場所もあります。しかも人が少なくかなりの穴場。それがこちら、空港3Ｆ両端にそれぞれ位置する見学者デッキ。（100円、6歳未満無料。8:00～19:00）
北（ANA側）と南（JAL側）の両方にある見学者デッキ。どちらかと言えば海が近いのが北側、戦闘機が近いのが南側となります。なぜ戦闘機が見えるかというと、那覇空港の南側には航空自衛隊と海上自衛隊の基地施設があるため。必ず見えるわけではありませんが、かなりの高確率で見ることができます。（自衛隊機自体は有料・無料どちらのデッキからも見られます。）
また空港から戦闘機が見えるもう一つの理由は、那覇空港（那覇基地）は官民共用の飛行場だから。一本の滑走路を民間と自衛隊で共有しているので、自衛隊機も那覇空港内から離発着するのです。（第二滑走路も現在建設中。）
見学者デッキでは、戦闘機のほか、民間飛行機の離発着ももちろん臨場感を持って楽しめます。そして何よりの解放感も！ 入り口はコイン式の無人入場機。中にはトイレがなく、トイレ利用の為には退場・再入場する必要があるので気をつけてくださいね。
写真：陽月 よつか
地図を見る空港内にカフェ・レストランは25店、そのうち滑走路の見える店は7店です。（フロアガイドのマップに『滑走路が見える』マークのある店舗数。その他にも、飛行機が見える場合のある店舗もありますよ。）
那覇空港の展望、飛行機が次々と離着陸していく様子を見ながら食事ができるのはたいへん嬉しいポイントですよね。ですがそれ以外にもレアポイントが。那覇空港のレストランにはここだけの創作料理や限定メニュー、期間限定メニューなどが多数あるのです。
例えばA&W那覇空港店。A&Wは国内では沖縄にしかないハンバーガー店、沖縄ならではのメニューも多く沖縄に来たら帰る前に必ず食べたい味ですが、その上こちらのお店では他店舗では通常メニューに載らない「ビッガーWチーズバーガー」が注文できるのです。もちろん注文の際には、店内おかわり無料・一度飲んだらクセになる名物「ルートビア」もぜひご一緒に。
その他にもレストランはたくさん。限定もののほか、あぐーや石垣牛や沖縄そばの食べ忘れがないかも、沖縄を出る前にしっかりチェックを！ もちろんテイクアウトのあるお店もありますよ。
写真：陽月 よつか
地図を見る那覇空港に到着した時のベストオブ「沖縄来たぜ感」と言えば、到着ゲートを出てすぐの大水槽は外せません。
搭乗ゲートＡ側（JAL側）・Ｂ側（ANA側）計2カ所に設置されているこちらの大水槽は、沖縄で五指に入る人気＆有名スポット・沖縄美ら海水族館の管轄。いつでも色鮮やかな南国の魚たちを眺めることができます。そしてその2つの水槽、魚の種類もその雰囲気もまったく違うことも押さえておきたい攻略ポイント。
上はＡ水槽。小さな魚（小さいと言っても、家庭の水槽なら主役級となる20ｃｍほど。）がメインです。大水槽を色鮮やかな魚たちが広々と自由に泳ぎ回る様子は、華麗で優雅。水槽ごしにゲートを透かし見ると一際幻想的で、不思議な感覚にうっとり癒されます。
写真：陽月 よつか
地図を見るこちらがＢ水槽。Ａ水槽と比べて大きな魚が多く、大人でも見上げるサイズの大水槽も小さく感じられる迫力です。迫力の筆頭は水槽内のボス・ナポレオンフィッシュで、なんと1メートル越え！ 堂々たる風格で、水族館ではなかなかないほどの至近距離に泳いでいます。もちろん準ボス格以下もボスに劣らぬ個性派揃い。どーんと見応えのある水槽です。
写真：陽月 よつか
地図を見る2つの水槽の特徴を比べてみると、Ａ水槽は小粒の可愛らしさが種類豊富にちりばめられ、さしずめアフタヌーンティーの感覚。対するＢ水槽は、がっつりお肉の次々出て来るバーベキューや焼肉という感覚です。どうぞ両水槽とも覗いてみてくださいね。（魚の種類は不定期に入れ替えがあります。）
写真：陽月 よつか
地図を見る空港ではお土産物も定番ですね。那覇空港には51店のお店があり、そのうちマッサージやコンビニなどを抜いたいわゆるお土産の店は41店舗。そしてそこは、一度の旅行ではまわりきれないご当地ものの宝庫なのです。
その中でも那覇空港でしか買えない限定品と言えば、フェスティバロの「紅芋レアケーキ・シュリ」、ROYALの「紅芋スイートポテト」、琉球泡盛「ホワイトタイガー」、那覇空港と海上自衛隊那覇航空基地が共同開発した「ちゅら海の防人カレー」などが人気お土産として特に有名。空港のお土産なんて似たり寄ったり…との先入観を裏切り、渡した人に「あれ美味しかった！」と言ってもらえるお土産です。
しかし見どころ選びどころはそれだけではありません。実は那覇空港には、例えば“沖縄限定ではなく、沖縄とハワイの限定”のパイナップルワイン…など、まだまだ珍しいものがしれっと隠れているのです。こののんびり加減、さすが沖縄！ ぜひ隠れレアをゲットしてみてくださいね。
那覇空港攻略ガイド、いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したものは全て那覇空港国内線旅客ターミナルビル・ゲート入場前のものとなります。見送りの方やスケジュールの違う方とも一緒に攻略することができますよ。
何かと時間の空くことの多い空港内、ぜひ限定ものや隠れレアを効率よくゲットしてくださいね。
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(2024/4/26更新)
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