元添乗員直伝!とびきりフォトジェニックなヴェネツィアに出会う方法

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元添乗員直伝!とびきりフォトジェニックなヴェネツィアに出会う方法

元添乗員直伝!とびきりフォトジェニックなヴェネツィアに出会う方法

更新日:2017/03/17 13:27

藤井 麻未のプロフィール写真 藤井 麻未 元秘境系海外旅行添乗員、トラベルライター

世界で最もロマンチックな場所の一つといえば、間違いなくヴェネツィアが挙がるだろう。世界中のツーリストを虜にするヴェネツィアの魅力はやはり、水上に浮かぶ都市という類まれなロケーション故の絵になる街の姿。今回は、そんなとびきりフォトジェニックなヴェネツィアに出会える方法をお伝えしよう。

王道なヴェネツィアを眺めるならリアルト橋と鐘楼から

写真:藤井 麻未

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まずは、一目でヴェネツィアを感じられる王道なスポットをご紹介しよう。ヴェネツィアと言えばやはり街の隅々に張り巡らされた運河だ。街を逆S字に流れるカナル・グランデが言わばメインストリート。ここに最も多くの水上タクシーやゴンドラが行き交い、かつて海上貿易で膨大な富を築いた海洋王国ヴェネツィアの姿を彷彿とさせる。

カナル・グランデ、行き交うゴンドラ、賑わう観光客、水上に浮かぶ家々・・・とヴェネツィアの要素を凝縮したような風景を楽しめるのがリアルト橋の上だ。橋の上に立ちカモメの鳴き声を聞きながら、ゆったりと流れるカナル・グランデを眺めているとヴェネツィアに来たことを実感できるだろう。

写真:藤井 麻未

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続いて、ヴェネツィアが海上にできた街だということを実感させてくれる神秘的な風景をサン・マルコ広場の鐘楼から楽しむことができる。鐘楼へ上がるのは晴れた日中も良いが、夕暮れ時や曇天の方が実は雰囲気がある。鐘楼から南向きの風景がおススメだ。カナル・グランデが大きくカーブしてアドリア海に合流し、遠くにはサンタ・マリア・デラ・サルーテ教会の印象的なシルエットが霞む。かつて栄華を誇ったヴェネツィア共和国もいずれは海の底に沈みゆく運命だ。そんな儚ささえも感じさせてくれる美しい光景に出会えるだろう。

路地裏にこそ素顔のヴェネツィアが潜んでいる

写真:藤井 麻未

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ヴェネツィアは世界有数の迷宮都市でもある。カナル・グランデからは無数の細い水路が枝分かれして路地裏の隅々まで張り巡らされ、水路と路地が混然一体となった様子は魅惑的な迷宮そのものだ。気の向くままに彷徨ってみるのも面白い。そして、この路地裏にこそ素顔のヴェネツィアのフォトジェニックな姿が潜んでいる。

路地裏を歩いていると、ふとリストランテやバーカロ(居酒屋)の裏に出ることがある。そういったバックヤードでは、カメリエーレ(給仕係)がタバコをくわえて一服している光景によく出会う。一大観光都市ヴェネツィアを支える彼ら、表舞台でテキパキ働く傍ら一息つきたくなることもあるだろう。なんだかヴェネツィアの裏舞台を目撃したようで味のある一場面だ。

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人口のほとんどを占めるのは観光客だが、ヴェネツィアにも住民は存在する。サン・マルコ広場やカナル・グランデ沿いで彼らに出くわすのは至難の技だけれど、路地裏を彷徨っているとひっそりとしたパティオ(中庭)や立派な門構えの家々に住民の姿を見かけることができる。

アルセナーレ造船所の前から東の方向へ続く狭い運河の片側には洒落た造りの家々が並んでいて、時折住民が出入りしていることがある。ヴェネツィアの住民たちはなぜかとても味があって、素顔の彼らがフォトジェニックなのはやはり水の都の為せる技なのだろうか。

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ヴェネツィアの路地裏が他の都市のそれと決定的に違うところは、ところどころ路地が水路と繋がっている点だ。人気の無い路地裏を歩き、突如水路とのT字路に出たらしばらく待ってみると良い。じきに、滑るようにゴンドラが通り過ぎるのを目の当たりにすることができる。狭い小路のその先に、おもむろにゴンドラが過ぎ去る様子はヴェネツィアならでは。その美しさには思わず唸ってしまう。

休憩中のゴンドリエーレに注目!

写真:藤井 麻未

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ヴェネツィアのシンボルともいうべきゴンドラ。特徴的な形の小舟の上でボーダーのシャツを着たゴンドリエーレが舵を漕ぐ姿はいかにもヴェネツィアらしい。けれど、あえてゴンドラではなくこのゴンドリエーレに的を絞って注目してみるのも面白い。

昼下がりのひととき、多くの観光客はランチをとるため少しだけ客足が少なくなることがある。この間はゴンドリエーレも束の間の休息時間だ。サン・マルコ広場の西側の通り、カッレ・ラルガ・アシャンシオーネのゴンドラ乗り場にはちょっと気怠そうに休憩するゴンドリエーレの姿がある。ゴンドラを漕いでいないゴンドリエーレの姿というのも、なかなかに味がある。

写真:藤井 麻未

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ゴンドリエーレはたいていゴンドラを漕いでいるかゴンドラ乗り場で客を待っている姿が大半だが、地上を歩くゴンドリエーレを見つけたらラッキーかもしれない。ぶらぶら歩くゴンドリエーレのボーダー柄とハットが、街の風景と絶妙にマッチしているのも水の都ならではだ。

ヴェネツィアはシルエットが最高にロマンチック

写真:藤井 麻未

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ヴェネツィアを最高に美しいと感じる瞬間、その秘密は「シルエット」に隠されている。午前中なら、サンタルチア駅からサン・マルコ広場まで向かうヴァポレットに乗るとその意味を分かって頂けるだろう。じき右前方にサンタ・マリア・デラ・サルーテ教会が見えてくるが、これが太陽の光を受けて何とも美しいシルエットを見せてくれる。カナル・グランデの水面はキラキラと輝き、水上に浮かぶカラフルな家々とその先にある教会のグラテーションは、はっとするほど美しいシルエットを浮かばせる。

写真:藤井 麻未

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夕暮れ時もまた美しい。リアルト橋からほど近く、カッレ・レメルの細い路地を抜けたところにあるタベルナ・アル・レメルは知る人ぞ知る隠れ家的なバーカロだ。煉瓦造りに蔦の絡むバーカロにはハッピーアワー目当てに人々が集う。このバーカロの前はちょっとした広場になっており、その先はカナル・グランデに面している。店からドリンクと食事をテイクアウトしてカナル・グランデ沿いで憩う人々も多い。夕暮れ時、ここからの眺めはちょうど逆光になりゴンドラが行き来するカナル・グランデのシルエットをロマンチックに見せてくれる。

おわりに

さて、とびきりフォトジェニックなヴェネツィアに出会う方法はいかがだっただろうか。まるごと水の上に浮かぶ街というのは世界中でヴェネツィアだけだ。運河やゴンドラといった特徴的な風景から路地裏に潜む素顔のヴェネツィアまで、ちょっとしたコツでますます美しいこの街の魅力を発見することができる。ヴェネツィアを訪れたらぜひ隅々まで散策して、お気に入りのヴェネツィアの姿を見つけてみて欲しい。

掲載内容は執筆時点のものです。

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