上海近郊の水郷が人気!「周荘」美しすぎる古鎮景区

上海近郊の水郷が人気!「周荘」美しすぎる古鎮景区

更新日:2018/09/05 14:30

天草野 黒猫のプロフィール写真 天草野 黒猫 元バックパッカー
かつて「天上には極楽があり、地上には蘇州・杭州があり、中間には周荘がある」と称された水郷「周荘」。最近、上海近郊の水郷が人気ですが、「周荘」も車で2時間程度で都会的な景色とは全く違った世界が広がります。特に周荘古鎮景区はベネチアと似ていて、細い路地に商店が並び、お店の軒下に船着き場も。夜の風景も美しく、特に朝は朝霧の湖を滑る船、静寂に響く鳥の声と絶景。ここはぜひ足をのばしてもらいたい場所です!

上海からわずか2時間でこの絶景!

上海からわずか2時間でこの絶景!

写真:天草野 黒猫

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「周荘」は、上海観光のリピーターに人気の水郷!上海とは違う中国を見るなら近場の水郷はとてもおすすめです。ここ、「周荘」はその中でも上海から車で約2時間と近場でありながら、その風景は上海や北京とは全く違う風景。特に朝の風景はまさに天国のようで、静かな朝霧ただよう湖面に滑るようにすすむ船。バックミュージックは美しいの鳥の声だけという音にあふれた日本や中国の都会にはない絶景です。

上海からわずか2時間でこの絶景!

写真:天草野 黒猫

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900年以上の歴史を持つ「周荘」の水路のほとりには柳の木が植えられています。船がとおるたびに、ゆれる水面にそよぐ柳の美しさ。また特に目をひくのが「双橋」です。江南地方によくあるアーチ型「世徳橋」と平らな「永安橋」が組み合わさっているのが特長。

天気がよければ、水鏡となってきれいな円を描き、まるで絵のような風景をみることができます。

動画:天草野 黒猫

元の時代に富をなした潘万山が白蜆江から水を引いたのが始まりの「周荘」。水運で商業の要の都市として発展した街です。今でも交通の主流は船。観光用の船も行き来していて、歩いていると船頭さんの舟歌が響いてくる。その風景はイタリアのベネチアによく似ています。

「周荘」古鎮景区と巨商「沈万三」

「周荘」古鎮景区と巨商「沈万三」

写真:天草野 黒猫

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「周荘」古鎮景区は美しく清掃のいきとどいた石畳の細い路地が印象的です。立ち並ぶ店、建物をつなぐ二階の廊下。明清時代の建物や水路が6割以上も残る地区です。

入場料100元が必要ですが、「周荘」近隣のホテルに宿泊していれば早朝と夜は無料で入場できる時間帯があります。宿泊の方はホテルで確認して出かけましょう。また上海からのバスツアーでは入場料がセットになっているツアーも多いので探してみてくださいね。

「周荘」古鎮景区と巨商「沈万三」

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「周荘」を訪れたいと思う方。特に歴史好きの方には巨商「沈万三」の本やドラマをみて出発するのもおすすめです。ここ「周荘」は瀋万山の子孫「沈万三」が地盤としていた場所。乱世の中、巨万の富を築き、南京の外城の半分を築いたにもかかわらず追放された豪商の物語は中国では英雄として有名です。

今でも子孫の家「沈庁」が残っていて公開されています。おもしろい事に「沈万三」の像の前にはお金の真ん中に穴があいた置物が!昔のお金馬蹄形の金塊を模したものがその周りにあり、そこにお金がはいると金持ちになれるとか。真ん中だと大金持ち!やってみませんか?

「周荘」古鎮景区と巨商「沈万三」

写真:天草野 黒猫

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「周荘」の名物といえば万三蹄(ワンサンティー)!豚肉を醤油で煮込んだ物です。

この万三蹄は元々は「沈万三」が大変好んだ料理。明の時代を築いた朱元璋を招いた時、豚の脚の中国語よみ「猪蹄」の「猪」と中国語読みの「朱」が同じ発音であったため、とっさに自分の名前と言い換え「万三蹄」と言って出した事からついた名前だそうです。中国の少し軽めのビールや紹興酒とよくあいます。麺にのせてあるお店もあって美味!

食べ物もお土産もそろう「周荘」古鎮景区

食べ物もお土産もそろう「周荘」古鎮景区

写真:天草野 黒猫

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「周荘」古鎮景区は食べ歩きも楽しい街です。日本ともちょっとちがった万頭も楽しい!なんだか不思議と手をのばしてみたくなる万頭です。

食べ物もお土産もそろう「周荘」古鎮景区

写真:天草野 黒猫

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お土産にもおすすめなのがこの靴型のパイのようなお菓子「袜底酥」。ネギや胡麻など味も数種類あります。サクサクのパイです。崩れやすいのでスーツケースには不向き。手持ちがおすすめです。ほとんどのお土産店ではお値段がついていません。お店の方とお値段を交渉して購入するのもおもしろい体験かも。

食べ物もお土産もそろう「周荘」古鎮景区

写真:天草野 黒猫

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「周荘」古鎮景区の中市街に「源豊順」という紹興酒のお店があります。大きな壺がずらりとならんだ中庭、入口で試飲ができますのでお酒の飲める方はためしてみてください!日本でいただく紹興酒よりどこかまろやかでつんとしたアルコール臭がしない。紹興酒ってこんなにおいしかった?と思うお味です。

中国文化が目で楽しめる「周荘」古鎮景区

中国文化が目で楽しめる「周荘」古鎮景区

写真:天草野 黒猫

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「周荘」古鎮景区の面白い所!布を織っていたり、加治屋さん、お豆腐やさん等が店先で実際作っている所をみることができる所です。昔ながらの方法で糸を紡ぎ、機織りをする。興味深い手仕事の行程がみれるのも古鎮景区ならではです。

中国文化が目で楽しめる「周荘」古鎮景区

写真:天草野 黒猫

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「怪楼」…そう!中国版のお化け屋敷もあります。入口からしてちょっと日本とはまた違った怖さが楽しめそうです。入ってみませんか?

提灯がともる石畳の細道、夜はやっぱり美しい!

提灯がともる石畳の細道、夜はやっぱり美しい!

写真:天草野 黒猫

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細い路地に提灯のぼわりとした灯り。明るすぎる日本の景色とまた違った雰囲気があります。異世界にいけそうな細道。魅力的ですよね。

提灯がともる石畳の細道、夜はやっぱり美しい!

写真:天草野 黒猫

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夜の運河もライトアップされていて美しい!橋が川面に映る影、人々の行き交う姿も絵の一部。夜の「周荘」古鎮景区は昼間とは全く違った一面をみせてくれます。夜も遅くまでお店があいているのも旅人にはうれしい。複数であれば夜も安全な街です。しかし、やはりここは海外!身の回りの警戒もお忘れなく。

「周荘」古鎮景区は歴史とアジアの美しさが詰まった水郷

上海から車でわずか2時間程度でいける近場の水郷「周荘」古鎮景区いかがでしたか?今、私達がよくTVでみかけるのはビルの立ち並ぶ都会的な中国をみることが多いのですが、上海周辺の水郷の街は異世界です。

特に音にあふれた日本で生活していると、水郷の朝の風景は静けさに鳥の声が胸にしみこむように響きます。旅慣れた方、中国語ができる方はバスも1本で行けるので便利。上海から水郷ツアーもあり、リピーターにはおすすめの場所です。あなたの知らない中国を探しにいきませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/01−2017/03/04 訪問

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