横浜・山手の「ヨコハマ猫の美術館」に所狭しと古今東西の猫アートが並ぶ

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横浜・山手の「ヨコハマ猫の美術館」に所狭しと古今東西の猫アートが並ぶ

横浜・山手の「ヨコハマ猫の美術館」に所狭しと古今東西の猫アートが並ぶ

更新日:2017/03/17 13:10

橋本 菜摘のプロフィール写真 橋本 菜摘 アートブロガー

山手は横浜が開港した頃に外国人居留地となり、今も教会や住宅などの西洋館が並び、7つの西洋館は無料で公開されています。「ヨコハマ猫の美術館」はこの山手にあり、西洋館、喫茶、レストラン、港の見える丘公園を散策したり、元町でのショッピングも楽しめます。

西洋館の並ぶ通りを抜けて

提供元:横浜風景写真素材集『はまの景』

http://album.hamacco.net/地図を見る

みなとみらい線「元町・中華街駅」から谷戸坂を上り切り、公園前の信号を右折するとJR石川町と港が見える丘公園を結ぶ山手本通りに出ます。ゆるやかな坂を上ると外国人墓地の向こうには、みなとみらい地区のランドマークタワーが望めます。
このあたりは桜などが咲いて、四季の彩を楽しむことができ、西洋館では季節ごとにさまざまな催しが行われています。

写真:橋本 菜摘

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山手本通りを西洋館を眺めながら道なりに行き、エリスマン亭を右に曲がると左側の6軒目にヨコハマ猫の美術館があります。
「元町公園前」のバス停も近くです。猫の美術館を過ぎて「額坂」と道標のある階段を下ると元町に出ます。

エリスマン亭は生糸商エリスマン氏の邸宅で、近代建築の父と呼ばれるレイモンドの設計です。無料で室内を見学できます。応接室に暖炉があり、サンルームからは庭が見え、喫茶室、音楽会や展示会を行うホ―ルもあります。

猫づくしの美術館

写真:橋本 菜摘

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入口の前から猫のお出迎え。初めから猫づくしです。これからがお楽しみ。

写真:橋本 菜摘

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ドアを入ってすぐ、ガラスケースには、陶器や木製の招き猫、絵皿、エジプト彫刻など猫の飾り物、百年前のカレンダーに猫の表紙がついたものなど、猫がぎっしり。ケースの側面にも額入りイラスト、ケースの上には下をのぞき込む黒猫。ドアの横には柄に猫がついた杖、ドアストッパーにも猫が付いています。

猫好き画家が描いた猫作品

写真:橋本 菜摘

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絵画をまとめたコーナーの目立つ場所には猫好きで名高い・画家の藤田嗣治(1886〜1968年)のエッチングが、写真の中央にあります。

写真:橋本 菜摘

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部屋の中ほどの柱には、舞台美術家・朝倉摂(1922〜2014年)の色鮮やかなリトグラフと小さな油彩作品が縦に並んでいます。朝倉は彫刻家の父文夫の猫好きも有名です。

写真:橋本 菜摘

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奥には、多くの猫と暮らしたシュルレアリストのレオノール・フィニ(1907〜1996年)が描くリトグラフ。
ほかには、江戸末期の猫好き歌川国芳の浮世絵、アニメーションの大家・久里洋二の油彩画、漫画「ホワッツマイケル」の作者・小林まことの直筆イラスト、小林清親の浮世絵版画、馬越陽子の油彩画など。

個性的な猫たち

写真:橋本 菜摘

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中世のヨーロッパ貴族のような姿はイギリスの陶器、50センチほどの背丈で、童話『長靴を履いた猫』の主人公のように三男坊をお姫と結婚させた利口そうな目をしています。
貴族猫の右上には、ニューヨークの友人からもらった白いポット、ふたが猫の頭、注ぎ口が手の形です。

写真:橋本 菜摘

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眠そうな猫たちの左から2番目は「手あぶり猫」です。背中のふたを開けて、炭火を入れ暖を取る猫型の火鉢です。やはり猫好きの小説家・大佛次郎から朝倉摂に送られた陶器です。絵本『スイッチョねこ』(1971年 講談社刊)は大佛が書いて、朝倉に挿絵を頼んだものです。同型のひとまわり大きな手あぶり猫が、歩いて10分ほどの大佛次郎記念館に展示されています。

写真:橋本 菜摘

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ケースの足元にも猫たちが見つかります。絨毯に猫はいませんが、鹿や鳥の間にネコ科の虎がいます。

ここだけのオリジナル猫グッズ

写真:橋本 菜摘

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作家の方がこの美術館のために作った猫グッズの数々。猫が指にまとわりつくような指輪、尻尾がついた革ペンケースや小銭入れ、アクセサリーや布袋、絵画、ガラスのコップなどで、全部猫がついています。

写真:橋本 菜摘

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猫をモチーフにしたTシャツもあります。

休日だけの美術館

「ヨコハマ猫の美術館」は横浜・日本大通りのギャルリー・パリと同じ経営です。ギャルリーでコレクションした作品を中心にご家族が買い集めた作品に猫が多かったことなどから、1996年に美術館としてオープンしました。2階建てで、1階部分およそ10坪のスペースが美術館になっています。

100年くらい前のアンティーク作品、日本、イギリス、フランス、イタリア、南米など世界中の猫グッズが自然と集まってきたそうです。お客様が飾ってほしいと持っていらしてくださった作品もあります。誰でもお気に入りの猫に出会うことができる美術館です。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/02/19 訪問

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