写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るその名のとおり、黄浦江遊覧船クルーズは黄浦江という川を遊覧船で巡ります。時間にして1時間弱。いったん北上し、途中でUターンして折り返すので場所移動しなくてもすべての夜景を見ることができます。
黄浦江を挟んで東側が東方明珠塔(写真中央)のある浦東エリア。レーザー光線はごくわずかで、ビル自体に模様が浮きあがったり、「I LOVE SH」などの文字が表示されたり。真っ暗な空ときらびやかなビルのコントラストが美しい夜景です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る彩り豊かな浦東エリアに対し、対岸の外灘エリアはゴールド中心のゴージャスなライトアップ。イギリスのビッグベンを思わせる時計台があるのは上海海関(税関)、その左は上海浦東発展銀行です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る緑屋根のアールデコ様式の建物は、和平飯店北楼(Fairmont Peace Hotel)。右に向かって中国銀行、中国工商銀行、中国農業銀行、そして右端のネオ・ルネッサンス様式の建物は外灘27号です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る黄浦江遊覧船ナイトクルーズは、ホテルや旅行会社で送迎付きのツアーを申し込むのが一般的ですが、個人でチケットを購入することも可能です。
ただ、週末などはかなり混むので、昼間にチケットを購入しておくのが確実。夜しか運航しない会社の窓口は昼間は閉まっていますが、「中山東二路481号」にあるチケット売り場なら昼間も営業しているので便利ですよ。
■チケット売り場住所:中山東二路481号
■窓口営業時間:11時〜21時30分
■出航時間:11時〜21時30分まで、30分〜1時間間隔
■料金:1人120元(お茶やお菓子なし)、130センチ以下の子どもは無料
■クレジットカード:銀聯カードのみ
■払戻手数料:10元
現金が足りない場合は、すぐ近くにあるインディゴホテル(上海外灘英迪格酒店、Hotel Indigo Shanghai on the Bund)で両替ができます。
※料金やクレジットカードの種類は、2017年3月現在
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る身長130センチ以下の子どもは無料ですが、チケットは必要。子どもがいることを伝えると、子どもの分のチケットも発行してもらえます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る送迎付きのツアーを申し込んでいる場合は、指定された時間に指定された場所に行けば迎えに来てもらえます。一方、個人で手配した場合は乗船場まで自分で行かなくてはなりません。チケット売り場と同じ場所に、乗船時間の15分前までに行くようにしてください。
乗船時間になると、並んでいる順番に乗船していきます。なお、食事をする人が利用するレストランと無料開放されている席は分かれていますので、船内を利用する場合は乗船時に係員に確認しましょう。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るこちらは出航15分前のターミナルの様子。ギリギリの時間に行くと、かなり後ろになります。デッキから夜景を眺めるつもりであれば間際でも構いませんが、船内の窓際でと考えているなら早めに行くのが賢明です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るナイトクルーズは、乗船した場所に戻ってきて終了。ツアー参加でない場合は、自分で帰らなければなりません。
下船した場所の周辺にはワゴンタイプの白タク(無認可のタクシー)がいますが、トラブルの元になるので乗らないようにしてください。正規のタクシーは、十六舗水岸商業租賃中心(waterfront leasing office)前にある路線バスのバス停近くで拾うことができます。
また、地下鉄10号線「豫園」まで歩く(約1km)、路線バスで外灘まで行くという方法もあります。路線バスなら、55・56・305番で2つ隣の「中山東一路南京東路」まで。上記の写真で紹介した中国銀行・中国工商銀行の前で停車します。バスは2元、運転手が両替してくれることもありますが小銭があると便利です。
※バス料金は2017年3月現在
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る黄浦江遊覧船クルーズは夜が有名ですが、「中山東二路481」からはデイクルーズもあります。夜は都合がつかないけれどクルーズをしてみたいという方は検討してみてください。
ライトアップは見られませんが、外灘の景色を歩かずに眺められますし、ベストポジションで写真が撮れるのはやはり魅力。写真右側の高いビルが2016年3月に完成した世界で2番目に高い632メートルの上海タワーです。
洗練された美しい夜景をゆっくり眺められる黄浦江遊覧船クルーズは、上海に行くならぜひ体験していただきたいアクティビティ。個人旅行者が自分でチケットを買うのは少し苦労するかもしれませんが、それを超える感動がありますよ。
但し、2017年3月現在、中国ではGoogle(GoogleMap)を使うことができません。時間を効率的に使うためにも、出国前に港の場所をしっかり調べてしておくことをおすすめします。
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(2024/4/25更新)
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