ただいまと帰りたくなる京都西陣のゆるり宿「京旅籠むげん」

ただいまと帰りたくなる京都西陣のゆるり宿「京旅籠むげん」

更新日:2017/03/19 17:03

田中 六花のプロフィール写真 田中 六花 台湾的ライター、台湾おいしいもの探求家、台湾ドリンクマニア、台湾おみやげハンター
かつてはカシャンカシャンという機織りの音が鳴り響いていた、西陣織の発祥地・京都西陣。今ではその音を聞くことも少なくなりましたが、小さな路地や街並みに当時の面影を見つけることができます。
「京旅籠むげん」は西陣の片隅にある160年前の町屋をリノベーションした小さなお宿。耳をすませば繰り返される暮らしの息遣いを感じられる空間で、ゆるりとした時間を過ごしてみませんか。

自然に寄り添い五感が息づく宿

自然に寄り添い五感が息づく宿

写真:田中 六花

地図を見る

小さな路地に佇む「京旅籠むげん」は、築160年の町屋をオーナー夫妻がていねいにリノベーションした、5部屋だけの小さな宿です。玄関を入ると、天井の高さに開放感が広がるダイニング。奥には、自然を感じ季節を楽しめる中庭、離れには蔵をBarにした大人のスペースも用意されています。
荷物を置いたら大きく深呼吸をして、後は時の流れに委ねましょう。部屋でくつろぐも良し、散策に出掛けるも良し。"ただいま"と外から戻れば、居心地の良さと温かさが包み込んでくれます。

自然に寄り添い五感が息づく宿

写真:田中 六花

地図を見る

落ち着いた雰囲気のダイニング。チェックイン・朝食・ひと休み…、人が行き交い笑顔が集まるスペースです。旅のプランを相談すれば、地元ならでは情報が入手できるかも。
窓からは、四季折々で表情が変わる中庭が望めます。

自然に寄り添い五感が息づく宿

写真:田中 六花

地図を見る

可愛い下駄箱。引き戸の柄が一つずつ違うから、どこに入れたか忘れずに済みます。

モダン?伝統?こだわりの部屋

モダン?伝統?こだわりの部屋

提供元:京旅籠むげん

http://kyoto-machiya-ryokan.com/地図を見る

それぞれ別のコンセプトを持つ、5部屋。旅のスタイルによって、選びましょう。

101号室は、モダンな洋室。明治時代にリノベーションされたこの部屋は、アールデコ調の天井間で、壁には唐紙のパネル、アンティークの飾棚やソファーも置かれ、洋と和が素敵に出会った空間です。当時の面影を残したモダンなインテリアに包まれましょう。

定員2名・バストイレ付き。

モダン?伝統?こだわりの部屋

写真:田中 六花

地図を見る

ほっこり癒やされる浴槽付きの101号室。

モダン?伝統?こだわりの部屋

写真:田中 六花

地図を見る

102号室は、伝統的な日本建築の和室。季節を感じる床の間には、植物の美しさや面白さを伝える「植物ノアレコレミドリムシ。」さんの作品が置かれています。伝統と新しさの調和を感じてみてください。
また欄間の鳳凰をかたどったデザインは、よく見ると少し欠けている部分に気付きます。傷さえも愛おしくなるような、時間がもたらす今。光が差し込む縁側に座り、思いをはせてみましょう。

定員2名・シャワートイレ付き。

個性豊かな部屋にステイ

個性豊かな部屋にステイ

写真:田中 六花

地図を見る

201号室は、ロフトスタイルの和室。町屋特有の虫籠窓(むしこまど)という虫かごに似た形をした格子状の窓が付いた、中二階のユニークなスペースです。空をイメージする唐紙のパネルや、床の間のアート作品、窓からの木漏れ日…それぞれが存在感を保ちながらもまとまり、居心地の良い空間が生まれました。

定員1名・シャワートイレ付き。

個性豊かな部屋にステイ

提供元:京旅籠むげん

http://kyoto-machiya-ryokan.com/地図を見る

202号室も、お一人様専用の和室。大きな窓に沿ったカウンターテーブル付きの掘りごたつで、ゆったりと過ごせます。好きな本のページをめくったり、誰かに手紙を書いたり、夕暮れに揺らめくBarの灯りを眺めれば、時間も流れも忘れてしまうほど。気ままな時間をお過ごしください。

定員1名、シャワートイレ付き。

個性豊かな部屋にステイ

提供元:京旅籠むげん

http://kyoto-machiya-ryokan.com/地図を見る

203号室は、日本様式にアジアンテイストをプラスした和室。床の間のブルーや高い天井は、広がりの中にも落ち着きを与えてくれます。空の青さやそよぐ風、中庭の緑は、朝昼晩で表情を変えます。大きな窓から広がる自然をお楽しみください。

定員2名、シャワートイレ付き。

おくどさんで炊いた絶品朝食!

おくどさんで炊いた絶品朝食!

提供元:京旅籠むげん

http://kyoto-machiya-ryokan.com/地図を見る

「京旅籠むげん」でぜひいただきたいのが、こだわりの朝食(別料金)。おくどさんで炊いたご飯は、ふっくらつやつやで噛めば噛むほどおいしさが増します。季節の野菜や西京焼きも付いた、とびきりのご馳走です。しっかり味わって、元気に一日を始めましょう!洋食もあるので、予約時に希望を伝えて。

おくどさんで炊いた絶品朝食!

写真:田中 六花

地図を見る

土鍋のお釜で炊かれるほかほかご飯。

一日の終わりを蔵barで

一日の終わりを蔵barで

提供元:京旅籠むげん

http://kyoto-machiya-ryokan.com/地図を見る

"とき"を感じ、"とき"を受け入れる空間を…と併設された宿泊者限定の蔵bar。幕末の安政2年から160年以上もの歴史ある蔵で、グラスを傾ける至福の時が過ごせます。
ウイスキー・ビール・ワイン・シャンパン・自家製梅酒などから、気分に合わせた1杯をチョイスして、心地良いひと時に酔いしれてみては。時間を肴に語り過ごす夜は、きっと旅の記憶に残るでしょう。ほろ酔いでお布団に入れば、素敵な夢が見れそうです。

一日の終わりを蔵barで

写真:田中 六花

地図を見る

時を刻んできた蔵がすてきなbarに生まれ変わりました。

人・自然・時間・空間を紡ぐ「京旅籠むげん」

これまで受け継がれてきた暮らしを見つめ、少しの不便や手間を楽しみながら、自然や知恵に気付かせてくれる「京旅籠むげん」。当時から使われていたふすまの引き戸とsousouのしつらえなど、古さと新しさの絶妙なバランスが居心地の良さを届けてくれます。

心のこもったおもてなしに、ただいまと何度でも帰りたくなる「京旅籠むげん」で、京都をゆるりと過ごしてみませんか。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/11 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -