スリランカの大自然に溶け込む秘境リゾート「ヘリタンス・カンダラマ」

スリランカの大自然に溶け込む秘境リゾート「ヘリタンス・カンダラマ」

更新日:2017/03/09 14:28

麻田 ユウミのプロフィール写真 麻田 ユウミ 旅ブロガー
ダンブッラ近郊にある「ヘリタンス・カンダラマ」は森と湖を見渡す高台に位置するジェフリー・バワの最高傑作とも言われる秘境リゾート。
森に溶け込むホテルの全景、カンダラマ湖と一体になったプール、壁や廊下には岩があり、ホテル内を自由に動き回る猿たち…。自然との境界線を無くして一体化させた建築はこのホテルの見所。周りには何もない分、日々の喧騒から離れ、日頃の疲れをのんびり大自然の中で癒すことができますよ。

どこからがホテル?自然と一体化したホテル

どこからがホテル?自然と一体化したホテル

写真:麻田 ユウミ

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森の木々たちに埋もれるかのように建てられたヘリタンス・カンダラマは全長1キロにも渡る巨大ホテル。このホテルはスリランカが誇るアジアリゾートの父・ジェフリーバワの最高傑作とも言われ、1991年に建築されてから今もなお、世界中から注目されています。

それは年々自然に帰化していく全景と、自然との境界線を無くした建築。迫力の岩壁やホテル内も森のように行き交う猿たちを見ていると、ダンブッラの石窟寺院とシーギリヤ・ロックをヒントにして建てられたことが窺い知れます。都会の喧騒とはまるで無縁の世界で、まさにこれ以上の秘境リゾートはないのでは?と思わせてくれるホテルです。

どこからがホテル?自然と一体化したホテル

写真:麻田 ユウミ

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昨今、世界中のリゾートホテルでよく見かける「インフィニティプール」。実はこれを考案したのはジェフェリー・バワであり、このヘリタンス・カンダラマが最初と言われています。このホテルのインフィニティプールは、カンダラマ湖とプールが溶け合っているかのように設計されており、ホテルのプールでありながら森の中に突然現れた自然のプールのように感じます。シーギリヤ・ロックも見れるこのプールで元祖インフィニティ・プールを楽しんでください!

どこからがホテル?自然と一体化したホテル

写真:麻田 ユウミ

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ホテルを歩いていると所どころ壁から床からと岩が飛び込んできます。もちろんこの岩は自然の岩。本来その土地が持つ自然をありのままに活かしながら建設されたことが垣間見れます。手つかずの森の中に突如現れたホテルですが、不思議なほど自然に溶け込んでいるホテル。これこそがジェフリーバワの独特のセンスでもあり、マジックでもあります。

ホテルが観光名所!インテリアから景観まで見所満載

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写真:麻田 ユウミ

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このホテルのシンボル的な存在のフクロウのオブジェ。これはジェフリー・バワと共に活躍したラキ・セナナヤケの作品。バワ建築にはラキ・セナナヤケの作品と言われるくらい、あらゆるバワの建築で取り入れられています。特にこのフクロウは、コロンボにあるバワの自宅にもミニサイズが置かれているほどお気に入りのオブジェです!

ホテルが観光名所!インテリアから景観まで見所満載

写真:麻田 ユウミ

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こちらは通称「バワ椅子」。ジェフリー・バワが好んだ場所には現在も椅子が置かれており、バワが建築したホテルには「バワ椅子」スポットが多数残されています。

このホテルの「バワ椅子」スポットからはカンダラマ湖とその先のシーギリヤ・ロックを見ることができます。このホテルはシーギリヤ・ロックからヒントを得たこともあり、バワ自身この場所から見たシーギリヤ・ロックは忘れられない光景になっていたことでしょう。

ホテルが観光名所!インテリアから景観まで見所満載

写真:麻田 ユウミ

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このホテルに泊まったら是非見てもらいたいのがカンダラマ湖に沈んでいくサンセット。周りには遮るものは何もなく、太陽の光で照らされたカンダラマ湖がとても幻想的です。きっとこの旅一番の思い出になりますよ。

スタイリッシュな空間!バワのセンスが光る客室

スタイリッシュな空間!バワのセンスが光る客室

写真:麻田 ユウミ

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客室は木の温もりをふんだんに感じることができ、バワ独特のモダンインテリアでスタイリッシュに仕上がっています。バワのデザインは勝手に手を加えたりしてはいけない決まりになっているので、数十年先を見越してデザインされているのだとか。実際、1991年に建てられたとは思えないくらい、現在でも古さを感じず素敵な空間になっています。水回り等の設備は定期的にメンテナンスされているので、快適なホテルライフを送ることができますよ。

スタイリッシュな空間!バワのセンスが光る客室

写真:麻田 ユウミ

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お部屋のカテゴリーは7種類。お手軽なスーペリアルーム、展望の良いパノラミックルーム、バスタブのあるラグジュアリールームが人気です。どのお部屋も大きな窓があり、森や湖、場所によってはシーギリヤ・ロックが楽しめます。

窓の外はもちろん廊下等でも、頻繁に猿たちが横切っていくのもこのホテルの魅力。窓の鍵を閉めないと食べ物を求めてお部屋に猿が入ってきちゃうので、お出かけ前は戸締りチェックを忘れずに!

種類豊富で美味しい!朝日を浴びながらの朝食はプライスレス

種類豊富で美味しい!朝日を浴びながらの朝食はプライスレス

写真:麻田 ユウミ

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メインダイニング「Kanchana Restaurant」での朝食はビュッフェでは新鮮な野菜や果物、種類豊富なパンやデニッシュ、各種スリランカ料理、定番ウエスタン料理と多様なラインナップ。ご当地のスリランカ料理は定番ライス&カリーをはじめ、米粉麺のストリング・ホッパー、ロティ等試してみたい料理がずらりと並んでいます。美味しそうな料理に目移りしながら、ついつい食べ過ぎちゃいますよ。

是非食後のデザートに食べてほしいのが「カード」と呼ばれる水牛からできたヨーグルト。通常のヨーグルトより固めで濃厚なのが特徴です。スリランカ式の「カード」の食べ方はキトゥル・ハニーという椰子の花蜜をかけて食べること。濃厚なヨーグルトに優しい椰子蜜が絶妙にマッチして後引く美味しさです。

種類豊富で美味しい!朝日を浴びながらの朝食はプライスレス

写真:麻田 ユウミ

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外のテラスではシェフが対面で調理してくれるコーナーがあります。お勧めはスリランカのおふくろの味とも言われる「ホッパー」。「ホッパー」とはココナッツミルク入りの米粉の生地をお椀型に焼き、中にカレーやスパイシーなおかずを入れて食べる料理です。外はパリッとしていて中はもちもち、癖になる一品です。

その他、定番のオムレツ等の卵料理、鉄板でジュージューと焼いてくれるベーコンやソーセージ、デザートのクレープもこちらで作ってもらえます。美味しそうな料理と匂いで朝から食欲がそそられます。

種類豊富で美味しい!朝日を浴びながらの朝食はプライスレス

写真:麻田 ユウミ

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朝食のレストランからも大自然が満喫できちゃいます。屋内のレストランでありながら、全面ガラス張りの造りなので開放感もたっぷり。窓側の席は大人気なので、早めの時間に朝食に向かうのがお勧めです。大自然の中で朝日を浴びながらの美味しい朝食はプライスレス!最高の1日の始まりになること間違いなしです。

SPAで極上の時間を!アジア最高級スパブランド「シックスセンシズ・スパ」

SPAで極上の時間を!アジア最高級スパブランド「シックスセンシズ・スパ」

写真:麻田 ユウミ

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このヘリタンス・カンダラマにはアジア最高級のスパブランドでもある「シックスセンシズ・スパ」が入っています。「シックスセンシズ・スパ」のコンセプトは自然の美に囲まれた環境で素晴らしい体験をできる場所を作り出すこと。そのコンセプトに相応しく、大自然の壮大な景色と極上の癒しの空間が用意されています。是非日頃の疲れやストレス、毒素を出し切って、心も体も美しくなっちゃいましょう。

SPAで極上の時間を!アジア最高級スパブランド「シックスセンシズ・スパ」

写真:麻田 ユウミ

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スパでは施術を受ける部屋と着替えや身支度を整えることのできる部屋とが分かれており、どちらの部屋も木の温もりが感じられる空間で、窓からはもちろんスリランカの大自然を目にすることができます。施術室は1人用の他に、お友達やカップルで受けることができる2人用もあります。

メニューは定番のスウェーデン、アロママッサージやだけでなく、スリランカの伝統医療であるアーユルヴェーダも受けることができます。一番人気はボディとフットを両方楽しめる「カンダラマコンボ」。熟練のセラピストによるマッサージで心も体も癒され、デトックス効果も抜群です。

SPAで極上の時間を!アジア最高級スパブランド「シックスセンシズ・スパ」

写真:麻田 ユウミ

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SPAに併設されているショップにはスリランカブランドのスパセイロンの商品が充実しており、係りの方がそれぞれの商品の効能を説明してくれます。

スパセイロンのコンセプトは、自然の植物が持つエネルギーと5000年の歴史を誇るアーユルヴェーダの教えの調和。スリランカの特産品であるセイロンティーの茶葉から抽出したエキスが惜しみなく使われているのも特長。2009年に誕生したブランドながら、2015年、2016年と2年連続140カ国のスパが参加する世界的アワードでトップ・スパに選ばれた経歴も持っています。

敢えて何もしない!が最高の贅沢

このヘリタンス・カンダラマは周りは森だけでホテル以外は何もありません。いつも忙しく動いている私たち日本人には、ここでは敢えて「何もしない」を味わってみてはいかがでしょうか?都会の喧騒から離れた自然の中で、是非心と体を休息してください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/11−2017/01/12 訪問

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