姫路城と桜を見るならココ!撮影おすすめスポット10選

姫路城と桜を見るならココ!撮影おすすめスポット10選

更新日:2020/03/20 19:39

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター
城と桜。まさに日本の春を感じる風景だ。世界文化遺産・国宝姫路城も桜の人気スポット。姫路城が最もにぎわう華やかな季節でもある。2020年の開花予想は3月24日頃。満開は3月31日頃の予報だ。
素晴らしい景観を生み出す桜の数は、およそ1800本。どこから見ても美しいが、特におすすめしたい10のスポットを厳選した。しかも、姫路市立動物園を除き全て無料。桜に包まれた姫路城を存分に楽しもう。

定番お花見スポット、姫路城三の丸広場

定番お花見スポット、姫路城三の丸広場

写真:塚本 隆司

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1.イーグレひめじの屋上庭園
姫路城のどの辺りにどれくらい桜があるのか。ちょっと離れたところから眺めて見よう。ここは、姫路城の南側にある複合文化施設「イーグレひめじの屋上庭園」。城郭全体を見渡せるスポットだ。
広範囲に桜があるのがわかるだろう。桜が姫路城を取り囲むように咲いているので、どこから見ても天守と桜を眺められるわけだ。

定番お花見スポット、姫路城三の丸広場

写真:塚本 隆司

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2.三の丸広場
定番のお花見スポットといえば天守正面「三の丸広場」。芝生の上にシートを広げ、花見をする人の姿であふれている。
恒例のイベント「姫路城観桜会」では、舞台が設けられ琴や和太鼓の演奏、地酒販売などが行われる。2020年は4月4日(土)の予定だったが、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大を防止するため中止となった。

ちなみに2016年の春(写真)は、リの一渡櫓・リの二渡櫓の修復工事中のもの。現在、修復は完了している。

定番お花見スポット、姫路城三の丸広場

提供元:姫路市

http://www.city.himeji.lg.jp/地図を見る

3.夜の西の丸庭園(期間限定無料開放)
夜になっても宴会する人たちの姿は絶えない。この季節、まだまだ肌寒いので万全の対策が必要だ。周囲を含め火気は厳禁。鍋も熱燗もできないのでご注意を。
おすすめは、姫路城夜桜会。普段は入れない夜の「西の丸庭園」が無料開放されるが、2020年は中止となっている。

姫路城天守が桜の上に顔を出す

姫路城天守が桜の上に顔を出す

写真:塚本 隆司

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4.千姫ぼたん園
三の丸広場の左手、一段高くなったところに「千姫ぼたん園」がある。桜の季節が終われば、ボタンの花が開く。元は御殿が立ち並んでいたところで、政務を行う藩庁や藩主の住まいなどがあった。内堀が眺められる堀端に立てば、桜の上に天守が顔を出す風景が見られる。

振り返り内堀の外に目を向ければ、花見に訪れた人々の列や姫路の街を望むことができる。堀では、観光和船が運行。和船で堀巡りをしながら眺める桜も格別。和船と桜の写真を撮るのもいい。後で紹介するが天守を望むスポットもある。

「お城の見える動物園」姫路市立動物園内も桜の名所

「お城の見える動物園」姫路市立動物園内も桜の名所

写真:塚本 隆司

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5.姫路市立動物園・城見橋
千姫ぼたん園とは反対側、西側には姫路市立動物園がある。ほのぼのとした親しみにあふれる「お城の見える動物園」だ。

この動物園前から天守へと向かう道もなかなかの桜スポットだが、おすすめしたいのは園内。動物園とはいえ、もとは城内で堀跡などがほぼそのまま残っている。イチオシのスポットは赤い「城見橋」越しに見る姫路城。観光和船も園内の堀を進み、城見橋の前で折り返すため、撮影スポットとしても人気がある。城見橋の上から見る噴水越しの天守もおもしろい。
姫路市立動物園は、大人200円、5才以上中学3年生までは30円という格安料金なのもうれしい。

「お城の見える動物園」姫路市立動物園内も桜の名所

写真:塚本 隆司

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6.姫路市立動物園・遊戯施設
子ども連れなら、園内にある昔懐かしの「遊戯施設」はいかが。子どもたちの笑顔と姫路城と桜の3つがそろった撮影スポットになる。

写真は、回転飛行機で遊ぶ親子と姫路城。他にもモノレールや回転ティーカップなど、撮影スポットがいくつもある。(遊戯施設利用は有料、一部を除き1人1回150円)

「お城の見える動物園」姫路市立動物園内も桜の名所

写真:塚本 隆司

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7.姫路市立動物園・はくせい展示室の裏
姫路市立動物園のアイドルといえば「ゾウの姫子」。姫子と姫路城の風景もいいが、城に向かって左手にある「はくせい展示室の裏」に回ると、堀越しに姫路城が見える。「逆さ姫路城」の美しさは、ここが一番のスポットだ。

グルッと内堀の外から眺める姫路城

グルッと内堀の外から眺める姫路城

写真:塚本 隆司

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8.東御屋敷跡公園
姫路城の東側には、姫山駐車場や郵便局前の臨時駐車場でも使わない限り、観光で行く人は少ないかも知れない。姫路市立美術館や兵庫県立博物館など文化施設があるので、時間のある観光ならおすすめしたいエリアだ。

このエリアにある「東御屋敷跡公園」は、混み合うこともなく、ゆっくりできる花見スポット。風向きによっては、動物園からの匂いが気になるが、それでもこの桜並木は必見。この角度から見る姫路城も、白さが際だち気品あり一段と美しい。

グルッと内堀の外から眺める姫路城

写真:塚本 隆司

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9.シロトピア記念公園
城の北側は「シロトピア記念公園」や「姫山公園」があり季節の花が楽しめる。散策にぴったりのスポットだ。ここもシートを広げた花見客が集う場所。三の丸広場のにぎわいを避け、ゆっくり花見が楽しめる。ここから見る姫路城の姿は、ガイドブックで紹介されることも少ないため観光客にはレア感があるのでは。

グルッと内堀の外から眺める姫路城

写真:塚本 隆司

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10.千姫の小径
城の西側、清水門や北背隠門のあたりは手つかずの原生林が残り、他のスポットは異なる姫路城が見られる。清水橋を渡ると中堀と船場川に挟まれた南へと続く小道がある。「千姫の小径」と名付けられた隠れた名所だ。なぜか日本人よりも外国人が好んで訪れている。この桜の回廊は、ぜひとも訪れて欲しい。

千姫の小径を南へ、市ノ門跡をすぎ車門跡まで行くと城から離れてしまうが、東側の桜並木「さくらの小径」を通って姫路城前まで戻れる。ここも風情があって良い。

姫路城の桜を大切に

桜と城のある風景の中でも姫路城は人気のスポット。さまざまな角度で見て欲しく、ぐるりと回りながら10のスポットを紹介した。もちろん、城内有料エリアにも多くの鑑賞スポットがある。最も姫路城が華やかで美しい季節。混み合うが周囲をゆっくり散策するなどの楽しみがあるのも、この季節ならではだ。

最後にお願いがある。
華やかに見える姫路城の桜だが、実は危機的な状況にある。桜の本数は、およそ1800本。そのほとんどがソメイヨシノだ。ソメイヨシノの寿命は約60年といわれるなか、すでに大半が70年を経過し衰えをみせている。
姫路城は、国の特別史跡であり、新たな植樹はできない。今ある桜を大切に扱い、新たな芽を育んでいかなければならないのだ。花見の際には、枝を折らない、根元に立ち入らないなど、十分注意しながら楽しんで欲しい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/02−2016/04/03 訪問

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