「3館共通券」は大人のみの販売で、1枚700円。
以下の3施設に入ることができます。
・きしわだ自然資料館:大人200円、小中学生無料
・岸和田だんじり会館:大人600円、小中学生300円
・岸和田城天守閣:大人300円、中学生以下無料
3館で別々に入館料を払うと大人は1,100円となるため、400円もお得に。有効期限は1か月あるため、1日で回りきらなくてもOK。各施設の窓口で購入可能です。
岸和田の街は岸和田城の城下町として栄えました。
江戸時代に描かれた絵図によると、岸和田城の天守閣は五層であったことが確認されています。しかし1827年に落雷により焼失し、1954年に三層三階の天守閣が再建。当時は図書館として利用され、現在は、かつての城主・岡部氏に関する展示物が並びます。
2017年4月6日(城の日)に「続日本100名城」に選定され、要注目の観光スポットです。
天守閣の前には「八陣の庭」と呼ばれる庭園が広がります。
この庭は天守閣復興の前年(1953年)に作られたもので、三国志に登場する諸葛孔明の「八陣法」をイメージしたもの。360度どの角度からも鑑賞することができ、庭園までは無料で入ることができます。
しかし八陣の庭は、天守閣やさらに上空から見ることを意識して設計されています。天守閣の3階から庭園を見てみましょう。
3階からの景色です。
中央は大将を表す石組、周りに大将を守るように天・地・風・雲・龍・虎・鳥・蛇を8組の石組で表現しています。庭園から見る印象と違った一面が楽しめるのではないでしょうか。
大阪湾も間近で、関西空港を離発着する飛行機を見ることができます。
「岸和田=だんじり」と言われるほど名高い岸和田のだんじり祭は、江戸時代中期に始まり300年以上受け継がれてきました。毎年9月と10月に行われ、国内外から多くの観客が集まります。
岸和田だんじり会館では、熱気あふれるだんじり祭を1年中体験できます。
入口すぐのイベント広場でひときわ目をひくのが、この大きなだんじり。見上げるほどの大きさと豪華さに思わず圧倒されます。
隣の大型マルチビジョンで、だんじり祭りのリアルな迫力を感じることができます。
奥には岸和田街道の古い町並みが再現され、最古のだんじりが展示されています。
館内は4階建て。こちらは4階にある体験コーナーで、特に子どもに人気があります。
左手前は太鼓と鉦(かね)といった、お囃子の鳴り物の体験コーナー。大きくリアルな音で、迫力満点。右奥はだんじりの大屋根。屋根の上に乗り、祭の華である大工方の気分を味わうことができます。
無料で"はっぴ"を借りることができ、だんじり祭りを存分に体験することができます。
3館目は、きしわだ自然資料館。
建物は昭和初期に建築された銀行の外観をモチーフにしたもので、洋風な雰囲気が漂います。
館内は3階建て。1階の水槽展示とミュージアムショップは無料エリア、2,3階が有料エリアです。
2階展示室の入口でひときわ目をひくのが、見上げるほど大きいナウマンゾウの全身骨格です。ナウマンゾウは日本列島で大きく栄え、大阪とも深いつながりがある生き物。その証拠に大阪市内の地層から骨や足跡の化石が、大阪湾に近い海底からも化石が発見されています。
大阪南部に位置する岸和田は雨が少なく大きな川がないことから、農業用の水を確保するためのため池が多く作られています。ため池の自然を展示するコーナーでは、ため池の役割やその中で暮らす生き物が紹介されています。
山地・平地で見られる昆虫も多数展示。子どもだけでなく大人も身近な自然を楽しく学ぶことができます。
毎週日曜日と祝日に来館者を対象としたミニ実習が開催されています。詳しくは関連MEMOをご覧ください。
共通券で入館できる3施設は、いずれも徒歩10分圏内。割引はもちろん、有効期限が1か月という点も魅力です。
だんじり祭り以外にも、新100名城に選定された岸和田城を中心として見どころが多く集まる街・岸和田。3館共通券を使って岸和田の歴史と自然を存分に、そしてお得に巡る旅はいかがでしょうか。
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